【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年09月22日

島原から平戸へ 長崎・新世界遺産探訪の旅 5日間(東京支店主催)

2020年9月14日~9月18日 5日間 添乗員:東京支店 長谷野博紀

長崎県は日本で初めてのキリシタン大名となった大村純忠が治めた大村藩をはじめ、多くのキリシタンが暮らした土地です。ツアーのご参加者にキリスト教徒の方はいらっしゃいませんでしたが、日本におけるキリシタン史の舞台や、世界とのつながりを感じる貴重な資料など、皆様興味深くご覧になられ、お楽しみいただくことができました。

現地ガイドが詳しくご案内 予定外の春日の集落も

ツアーのテーマは「長崎のキリシタン史を知る」。全行程にバスガイドに同行いただき、また博物館などで学芸員やボランティアガイドの方に詳しく熱心な説明をしていただきました。

特に長崎市の西坂で起きた日本人初の殉教者26名のメッセージを紹介する26聖人記念館や、フランスのノルマンディー地方から来日したド・ロ神父が作りあげたお祈りと仕事場を展示する記念館の説明には、多くのお客様が熱心に聞き入っておられました。

また、信徒が造り上げた棚田が世界遺産に登録されている「春日の集落」では、現地のガイドさんから「ご案内しましょうか?」のありがたい提案があり。予定に入っていない棚田を一望する小高い山までがんばって登りました。

世界遺産の春日の集落には、飛び入りガイドさんがハイキングにご案内してくれました

原城跡、外海、平戸と歴史の舞台をつぶさに訪ねました

1637年、天草四郎時貞を中心に約3万7000名がろう城し、幕府によって破壊された「島原・天草一揆」の舞台・原城跡から、沿岸に沿うように北上し、大村藩の外周に位置する西彼杵(にしそのぎ)半島の外海地区へ。ここは禁教後も信仰を守り続けた潜伏キリシタンが多かった場所です。そして、出島ができるまで、オランダとの貿易を担っていた平戸のオランダ商館跡などにご案内しました。

外海地区の出津(しつ)集落をはじめ、現在も祈りの場所として残る教会群を見学し、歴史の舞台に立つことで往時を人々に思いを馳せました。

外海地区の木造の出津(しつ)教会。強い海風に耐えられるように屋根を低くしているのが特徴です
島原湾を望む原城跡 島原の乱の舞台です
平戸名物のひらめ定食も好評でした

長崎の自然も満喫しました

日本における長崎県の面積の割合は1パーセントほどですが、日本で最も多くの島をもち、北海道に次いで長い海岸線を有する長崎県。今回は、西海(さいかい)国立公園を訪ね、九十九島クルーズを満喫していただきました。クルーズ後は島々と佐世保市を一望する展望台・展海峰にもご案内。島々の間を縫うように走るクルーズ船を眼下に眺めました。

先にふれた外海地区や島原も移動中の車窓には大海原が続き、ポルトガルやオランダ船など外国の船が日本と初めて出会った場所であることを実感することができました。

展望台「展海峰」から九十九島を一望しました

※写真は添乗員の長谷野が撮影

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