視察レポート

視察レポート

2023年10月19日

【視察レポート】自然を感じる とっておきのオルレ(散歩道)をご紹介します!

京都トレイルを歩く旅では、多くのお客様にご参加いただき、歩く楽しさを感じていただきました。「歩く旅」海外編の新コース視察として、今回は韓国の済州島を訪ねました。「世界7大自然景観」としてその名を連ね、韓国国内からも人気のある観光地・済州島。コロナ禍でも観光客が衰えることはなく、この雄大な自然景観を求めて多くの韓国人が足を運んでいたそうです。済州島には「オルレ」と呼ばれる森や山、海沿いの小道を歩いて島を一周できるウォーキングコースがあり、数あるオルレコースの中から、景観に特徴があり、誰でも気軽に楽しめるコースを選んできました。海・山・森・そして済州の素朴な町並み、さらに済州の有名な観光名所まで、一度のウォーキングでこんなにも変わりゆく風景を気軽に楽しめてしまうことに驚きです。ツアー設定は3月中下旬ですので、春景色も楽しんでいただけます。

大阪支店 谷村咲衣

済州オルレの歩き方

 カンセと呼ばれる馬の標識や色付きのリボンを目印に歩き進めます。「カンセ」は済州オルレの象徴となっているチョンランマル(済州島固有の小型の馬)の名前。「のんびりした怠け者」を意味する済州方言「カンセダリ」から名付けられ、遊んだり休んだりしながらゆっくりと歩き楽しむという事です。その意味の通り、オルレの道中にはベンチやカフェなど沢山の休憩スポットがあり、ご自身のペース・目的に合わせて利用できるよう、全ての人に開かれているのが済州オルレの魅力です。実際に歩いてみると、地元の人々もウォーキングコースやランニングコースとして利用したり、持参したお弁当を道中のベンチに腰掛けながら食べていたり、友人同士会話を弾ませながら歩いていたりと、済州島民の日常の一部として済州オルレが根付いていることを感じました。

カンセの頭が向いている方向が道の進行方向になります
済州島視察時 写真左より大阪支店・谷村、現地手配会社・金さん

私の一番お気に入りのオルレ「松岳山コース」をご紹介します

済州島のシンボル漢羅山や山房山を一望できます。
松岳山の入り口に立つ済州島の守り神「トルハンバン」(済州の方言で「石の叔父さん」を意味する)

 松岳山コースの一部詳細をご紹介をします。松岳山は、三方が海に囲まれた済州の浜辺にそびえる山。その山の周囲を一周するような形で遊歩道が整備されているため、気持ち良い海風とともに、海や山々の景色を楽しみながら歩けるコースです。多少、階段の登り下りがあったりもしますが、遊歩道はしっかりと整備され歩きやすい道のりです。また、このコースの一番の魅力は、歩き進めると韓国最南端の島を身近で見られ、済州のシンボル漢羅山や山房山を一望できることです。

歩いている時に吹いてくる海風が本当に気持ちいいです
階段には手すりもあり、とても歩きやすいです
山房山を望みながら歩くオルレです
陸地側には、草原地帯が広がり放牧された馬に遭遇することも

 雄大なスケールを楽しみながら歩いた後は、戦争の史跡としても重要な地へ。旧日本軍の戦争遺跡や韓国の遺跡を目の当たりにし、近代史の痛みが感じられる場でもありますが、オルレを歩きながら「済州の歴史」に触れることができます。山や自然を親しむだけでなくこうした歴史に触れることを楽しむことも、ウォーキングスタイルの一つとしてオレル開発の関係者が整備に尽力してきたものなのです。

太平洋末期に日本軍が作った陣地洞窟が所々に
旧日本軍の戦闘機格納庫が点在しています。

ホテル選びにもこだわりました

 済州島での宿泊は2か所のホテルを選択。済州市内の中心部に位置するメゾングラッドと、島の南側、西帰浦ビーチ沿いに建つスモラムホテル。いくつかのホテル候補がありましたが、スモラムホテルへ足を運ぶと、西帰浦のホテルは即決でした。決して大きなホテルではありませんが、プールサイドからは海を見渡すことができ、ホテル目の前が海岸線沿いのオルレ道で、まずはロケーションに大満足。さらには、日中の疲れをしっかり取っていただけるようバスタブ付きホテルにこだわりながら探していましたが、スモラムホテルはバスタブ付きは勿論のこと、大浴場まで付いています。是非、ホテルでの滞在時間もお楽しみください。

スモラムホテルではぜひホテル周辺の散歩もお楽しみください
レストランからも開放的な景色が広がります

 今回企画したツアーでは、「山頂からの景色」、「海沿いの景色」、「済州の歴史」とテーマを設け全3コースを選びました。1時間~最長でも3時間で、誰もが安全に快適に歩ける道です。菜の花や桜の時期に合わせた春の済州島をお楽しみください。

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