6月11日から12日にかけて、あと1か月に迫った森の音楽堂コンサートの打ち合わせのためホテルグランフェニックスを訪れました。昨年の発表以来、全てのツアーが満席と、大変好評をいただいているホテルをご紹介します。7月は満席となっておりますが、10月には紅葉の美しい時期に設定もありますので、ぜひご期待ください。 （東京支店　吉田義和）

天皇陛下御一家や小澤征爾も愛した奥志賀。「ホテルグランフェニックス」での優雅なひととき

　ホテルグランフェニックスがあるのは奥志賀です。長野駅からは車で約1時間30分、夏はハイキング、冬はスキーで賑わう志賀高原からさらに30分ほど車で走った標高1500ⅿの高原です。周囲を山に囲まれ、どこを見ても緑と木々。訪れたのは東京の最高気温が30℃に近い6月でしたが、到着してみるとかなりひんやりとした空気に驚かされました。駐車場には天皇陛下御一家が皇太子時代に何度も訪問されたことを記念する記念碑も。喧騒を離れ、静かな環境は皇室のご静養にもちょうどよい環境なのでしょう。世界的音楽家、小澤征爾もこの地に別荘を構えるほど、奥志賀を愛する一人です。

冬はホテルから直接ゲレンデに出られる環境から、多くのスキーファンを虜にするホテルグランフェニックスですが、グリーンシーズンもホテルでゆっくりと滞在できる設備やサービスが多く、ぜひ連泊でお楽しみいただきたいと感じました。客室から山の木々や流れゆく雲を眺めているだけでも時間はゆっくりと過ぎていきますが、ホテルの地下には本格的なフィンランドサウナやプール、4階には露天風呂やサウナを併設する大浴場があり、心身ともにリフレッシュする環境が整っています。サウナや浴場で体を温めた後に露天風呂や外気浴スペースで感じる1500ⅿの高原の空気は、まさに格別。朝に夕に、ぜひゆっくりとバスタイムをお楽しみください。（地下1階のサウナ・プールは水着着用ですが、現地でレンタル（有料）が可能です。）

和・洋それぞれのレストランで楽しめるディナー

　連泊をお勧めするもうひとつの理由はディナーです。グランフェニックスには「ステラ・アルピーナ」と「篝火（かがりび）」和・洋ふたつのレストランがあり、それぞれ朝食、夕食ともに楽しむことが出来るのですが、連泊することで和・洋ふたつの特色あるディナーを楽しむことが出来るのです。今回は1泊でしたのでイタリアンをチョイス。前菜、パスタ、魚と肉のメイン、そしてデザートとフルコースで、金目鯛や上州牛といった各地から厳選された食材をふんだんな野菜とともにいただけるお食事でした。最後のデザートの時間には、「デザートとコーヒーはラウンジでいかがですか？」とスタッフの方から提案があり、ラウンジへ。パチパチと薪の爆ぜる音が響くラウンジは、優雅さと山小屋の風情を併せ持つグランフェニックスならではの空間。そこでゆっくりといただくデザートとコーヒーはディナーの余韻を楽しむのに絶好の空間でした。今回はイタリアンでしたが、ツアーではイタリアンと共に和食の奥志賀会席も手配しております。

大自然を満喫する奥志賀渓谷トレッキング

　今回は、10月のツアーでもご案内するホテルアクティビティ「奥志賀渓谷トレッキング」に参加してきました。トレッキングとはいうものの、歩きやすい格好のご用意と靴があれば、気軽にご参加いただける内容です。歩く場所はホテルからは車で20分ほどの雑魚川（ざこかわ）沿いです。変わった名前ですが、、地元の人々がイワナなど魚が良く釣れることから名付けた川で、本流は釣人も多く来ていました。ハイキングルートは専属のガイドが同行してくださり、沿道の木々や花を案内してもらいながら歩きます。今回は6月にも関わらずセミの鳴き声が響いていました。ガイドさんいわく「春セミ」とのこと。初めて春セミの鳴き声を体験しました。木々は栃の木やブナ、ミズナラなどの巨木が育つ自然林。今回は新緑の景観でしたが、落葉樹が多いため10月には錦の彩りになり、何とも言えない美しさだそう。ガイドさんは「名前は知られてないけど、奥入瀬よりも静かで美しいからお勧めだよ。」と話していました。渓谷ではハモニカの滝や三段の滝など、マイナスイオンを感じる滝もいくつかご覧いただけます。
　今回は6月の訪問でしたが、四方の山々すべてが色づく秋の滞在はまた格別な思い出となることでしょう。ぜひ10月の滞在の旅もご検討ください。

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