「街道を走破する旅」が人気を博しております。「東海道」、「中山道」のほか、「奥州街道」をゆく旅などの「街道の旅」は、これまでに延べ300名様近いお客様にご参加いただいております。この人気の街道をゆく旅に「羽州街道」が新登場しました。紅花咲く羽州街道全500キロを旅します。

　また、新企画として「日本風景街道ハイグレードバスの旅」も2コース発表しました。こちらの旅では、車窓からの風景をより快適にご覧いただくため、客室数を抑えた特別仕様のハイグレードな大型バスを予約確保してご案内いたします。いづれも個人では訪れにくい見どころへバス旅ならではのルートでご案内します。

【松尾芭蕉やイザベラバードが辿った『奥の細道』へ】
街道をゆく　羽州街道　紅花と最上川舟運の道　7日間

　福島の北端に近い桑折から北へ、出羽国・山形を走る江戸時代の幹道が羽州街道です。青森から北へ、また桑折から南へは奥州街道と結ばれ、江戸とつながっていました。ツアーでは福島駅からその起点、桑折へ向かい、再び奥州街道と合流する油川まで羽州街道に沿って走破していきます。宿泊地は山形、秋田、弘前など主要な街ですが、道中に松尾芭蕉の句でも知られる立石寺のほかに、紅花で栄えた河北町、大英帝国時代の探検家、イザベラ・バードが訪ねた金山などツアーでは出向くことの少ない魅力的なスポットへも足を延ばし、街道とともにあったこの地の郷土史と伝統文化に光を当てます。紅花の咲く時期に訪ね、「奥深き北日本」を感じていただけるツアーです。

【芭蕉が旅した日本海を巡る】
鳥海山、出羽三山の絶景と北前船の港町　4日間

　松尾芭蕉の「奥の細道」で詠われた霊山信仰で有名な鳥海山、出羽三山の美しき自然風景と周辺の古刹やパワースポットを巡る旅です。鳥海山エリアは秋田県・象潟から鳥海山・五合目を経て酒田（山形県）を結ぶ絶景ルート「鳥海ブルーライン」を走り、九十九島を見下ろす絶景ポイントなど、様々な角度からご覧いただきます。
　北前船の港町・酒田を連泊の拠点としながら訪れる日本有数のパワースポットの出羽三山では「羽黒山神社」だけでなく、「湯殿山神社」も参拝します。また、月山八合目の阿弥陀ヶ原をバスで訪れるなど、山開き期間中にしか訪問できない見どころも組み込みました。奥羽三大古関のひとつ「鼠ヶ関」など、公共交通機関が発達していない東北日本海沿岸の隠れた見どころを網羅するルートでご案内します。

【15名様限定　ハイグレードバス利用の新しいタイプのバス旅】
紀伊半島の聖地を巡る　伊勢・熊野三山・高野山・奈良の旅　5日間

　新しいタイプのバス旅の紹介です。「日本風景街道」は地域の人々と行政が力を合わせて、風景、自然、歴史、文化など、その地域の魅力を「みち」でつなぎながら、「訪れる人」と「迎える地域」の豊かな交流による美しい景観づくりや魅力ある沿線づくりを実現しようとする取り組みです。2020年4月現在、144のルートが風景街道として登録されており、このたびのツアーでは存分に楽しんでいただくため、数少ないハイグレードな大型バスを予約確保して設定しました。
　このツアーでは、日本風景街道の「伊勢街道」と「熊野」をドライブ。2000年の歴史を有し日本人の心の故郷でもある伊勢神宮の参拝から始まり、自然崇拝を起源とする神仏習合の信仰を集めた「熊野三山」の訪問、弘法大師・空海が開いた「高野山」では歴史ある宿坊で宿泊します。伊勢、そして熊野、高野山、奈良と世界遺産に登録された三重、奈良、和歌山の三県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」の要衝を巡る、日本の聖地巡礼の旅です。

【17名様限定　ハイグレードバス利用の新しいタイプのバス旅】
飛騨せせらぎ街道と白山眺望街道の旅　5日間

こちらも「日本風景街道ハイグレードバス」の旅。日本の古き良き文化や自然が残る岐阜県飛騨地方、そこから北へ抜け、北陸・金沢へと至る旅です。水の都と呼ばれる「郡上八幡」や飛騨の小京都ともいわれる「飛騨高山」、そして世界遺産の白川郷や五箇山などを巡りつつ、日本風景街道「飛騨高山風景街道」の一部で美しい自然が残る「せせらぎ街道」、雄大な白山をご覧いただきながら走る日本風景街道の「白山眺望街道」などをドライブします。沿道から白山の眺望、広がる田園風景などの自然景観が楽しめるルートとなっています。