【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2024年09月10日

【帰着レポート】鉄道で旅する 羽越・五能線旅情 5日間

<2024年8月26日(月)~8月30日(金) 5日間 東京支店 牧原淳一郎>

<2024年8月26日(月)~8月30日(金) 5日間 東京支店 牧原淳一郎>

東京駅から新潟駅へ。そして、日本海沿いを鉄道で北上し青森へ向かい、東京駅に戻る行程の鉄道の旅に添乗してまいりました。在来線では車窓がゆっくりと流れていき、新幹線や飛行機では味わえない目的地に向かうまでの「はるばるやってきた」という旅情を感じさせてくれました。滞在した町では、地元のガイドさんによる散策のほか、酒田では酒田舞娘による演舞を鑑賞、男鹿半島では迫力ある「なまはげ」、津軽では津軽三味線の生演奏も楽しみました。出発前は台風が心配されましたが、無事にツアーを終えることができ、鉄道で旅しながら東北の文化にもふれあえた充実の5日間の旅となりました。

一度は乗ってみたい絶景路線・五能線では「リゾートしらかみ」に乗車

1日目はまず東京駅から上越新幹線で新潟駅へ。そして、特急いなほ号で山形県庄内地方の酒田駅へ向かいました。鮭の町・村上を過ぎるといよいよ日本海とご対面。景勝地の笹川流れの風景も、沖合に浮かぶ粟島とともに短い間ではありましたがご覧いただきました。酒田に2泊した後の3日目には、秋田駅まで再び特急いなほ号の旅です。鳥海山の全貌は見えませんでしたが、松尾芭蕉「おくの細道」で詠まれた「陸の松島」象潟(きさかた)の風景も、あっという間ではありましたがご覧いただきました。

1日目、いよいよ日本海とご対面。笹川流れに近づく車窓からは粟島も見えます
酒田のシンボル・山居倉庫。各地では地元のガイドさんとともに散策を楽しみました
3日目、酒田駅より特急いなほ号に乗車して秋田駅へ
「陸の松島」象潟の車窓風景。天気が良ければ背景には鳥海山が見えるところでした

4日目にはお客様が最も楽しみにしていた「リゾートしらかみ」に乗車。始発駅の秋田駅を出発し、男鹿半島の山々や八郎潟を車窓に東能代駅へ。ここでスイッチバックの後、いよいよ絶景路線で知られる五能線へと入っていきました。1つ目の駅・能代はバスケットボールの町。停車時間中にはホームでバスケットボールのフリースロー体験が楽しめます。今回乗車した五能線の東能代駅から五所川原駅までは約125km。そのうち約80kmは日本海に沿って走ります。それだけに長い時間、海岸線の風景を車窓から楽しめますが、「リゾートしらかみ」では特に絶景の区間では速度を落としてくれるサービスがあり、皆様、車窓からの写真撮影に夢中になっていました。鯵ヶ沢駅からは津軽三味線の生演奏も行われ、約4時間の鉄道の旅もあっという間でした。

秋田駅で出発を待つ「リゾートしらかみ」。3種類ある編成の内、今回は「橅(ぶな)」編成に乗車
車内は暖色の華やかな色使い。東北の夏祭りをイメージしているとのこと
展望室にはシンボルツリーである橅のインテリアも。秋田杉や青森ヒバ等沿線の木材もふんだんに使用
バスケットボールの町・能代の駅ではフリースロー体験も
絶景区間では減速してくれますので、写真撮影も慌てずゆっくり楽しめました(大間越駅付近)
こちらは深浦駅付近からの車窓
世界遺産・白神山地の姿も見えました
車内では津軽三味線の生演奏も楽しみました

太宰治の生家「斜陽館」のある金木駅から五所川原駅までは津軽鉄道のローカル線の乗車体験も楽しみました。頂上が雲から顔を出していた岩木山も見えてきて、空に浮かんでいるような幻想的な姿を見せてくれました。

津軽鉄道の金木駅と岩木山
津軽鉄道に乗車。その名も「太宰列車」
車内ではアテンダントがユーモアたっぷりに沿線紹介
車窓からの幻想的な岩木山

鉄道で旅しながら、地元に根付く伝統文化を堪能

今回は観光地を訪問するだけでなく、滞在した各地で地元に根付く伝統文化もご覧いただきました。酒田では江戸時代から酒田を代表する料亭であった「相馬屋」を改装した「相馬樓」では、艶やかな舞娘さんの優美な演舞を楽しみました。男鹿半島では世界無形文化遺産にも登録された民俗行事「なまはげ」を体験。無邪気に遊んでいたお子さんが泣き出してしまうほどの迫力でした。津軽三味線発祥の地・五所川原では津軽三味線の生演奏も鑑賞し、思い出に残る旅になりました。

酒田の相馬樓では、北前船で栄えた頃の面影を残す舞娘による演舞を楽しみました
男鹿半島では迫力ある「なまはげ」を体感
津軽三味線発祥の地・五所川原では生演奏も鑑賞
最終日の弘前では青空が広がり、岩木山を背景にした弘前城もご覧いただけました

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