記憶を辿る旅

松尾芭蕉『おくのほそ道』を辿る旅【8日間】

  • 集合場所:東京駅※那須塩原駅合流/新庄駅離団可能
  • 出発日: 10月21日(水)
  • 旅行代金:¥395,000

ツアーコード: JP2036

ここにご注目。旅のポイント

Point 1
松尾芭蕉『おくのほそ道』の足跡を8日間かけて辿ります。
Point 2
白河の関、松島、平泉、象潟など松尾芭蕉が目指した、古来からの歌枕の地を目指します。

ツアープランナーより

記憶を辿る旅


日本の歴史や文化に名を遺した一人の人物に焦点をあて、その足跡を辿る。じっくりと追体験を楽しむため、日数は長めの8日間に設定。テーマに沿って日本各地を広く巡り、その生涯や物語を知り、知的好奇心を満たす新しい旅のスタイルです。



「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」


松尾芭蕉が『おくのほそ道』の冒頭に記した、あまりにも有名な一節です。時の流れや人生そのものを「旅」と捉えた芭蕉は、道祖神に誘われ、取るものも手につかず、みちのくの旅へと出発しました。彼が目指したのは、古くから和歌に詠まれてきた名所や旧跡である「歌枕」の数々。白河の関、松島、平泉(衣川)、象潟(きさかた)など、平安の歌人たちが愛した憧れの舞台です。芭蕉は旅へ出る前から、まだ見ぬ松島の月を心に思い描いていました。

新しい国内旅行の形をお届けする「記憶を辿る旅」。その第一弾として、松尾芭蕉の『おくのほそ道』に焦点をあて、彼の足跡をじっくりと辿りながら、みちのくの歌枕を訪ねます。芭蕉が見つめた風景を追体験する8日間です。

『おくのほそ道』の旅人・松尾芭蕉

寛永21(1644)年〜元禄7(1694)年
江戸時代を代表する俳人。数え年で46歳の春、住み慣れた江戸の深川を払い、門人・曾良(そら)を伴って「みちのく(奥羽・北陸)」へと旅立ちました。約150日間、全行程2400キロにおよぶ命がけの旅から生まれたのが、紀行文学『おくのほそ道』です。芭蕉が旅先で出会った風景と、そこに残した名句の足跡をたどります。

酒田 日和山公園の松尾芭蕉像

奥州への入口・白河の関
 ――卯の花をかざしに関の晴れ着かな 曾良

江戸時代、奥州三関の一つに数えられた白河の関。平安の頃より数多くの和歌に詠まれた、由緒ある歌枕の地です。松尾芭蕉もこの地を訪れた際、「白河の関にかかりて旅心定まりぬ」と書き記し、みちのくへの旅の志をいっそう確かなものにしました。

白河の関 添乗員撮影

義経と弁慶ゆかりの地・瑠璃光山 医王寺
 ――(おい)も太刀も五月(さつき)にかざれ紙幟(かみかざり)

芭蕉は、福島の瀬の上の宿に泊まった際、源義経の家臣・佐藤一族の菩提寺である瑠璃光山 医王寺に立ち寄りました。ここで源義経の太刀や弁慶の(おい)(仏具などを入れて背負う箱)を拝観しており、現在でも寺の宝物殿には、弁慶が奉納したと伝わる笈が展示されています。

瑠璃光山医王寺 Ⓒ福島県観光物産交流協会

古来からの歌枕の地・壺碑(つぼのいしぶみ)(多賀城碑)

壺碑は、平安時代から和歌に詠まれてきた有名な歌枕です。松尾芭蕉はこの碑を訪れた際、「行脚の一徳、存命の悦び、羇旅(きりょ)の労を忘れて、涙も落つるばかり也」といたく感動しています。

※「壺碑」と「多賀城碑」は現在では別物とする説もありますが、当時は同一視されていました。芭蕉もここを「壺碑」と信じて感動したため、本ツアーでは「多賀城碑=壺碑」としています。

多賀城碑 写真提供:宮城県観光戦略課

扶桑第一の好風・松島
 ――松島や鶴に身を借れほととぎす 曾良

芭蕉は『おくのほそ道』の中で、松島を「扶桑第一の好風にして、およそ洞庭・西湖を恥ぢず」と称賛しています。「扶桑」とは日本の異称で、松島は日本第一の絶景であり、中国の風光明媚な名所である洞庭湖や西湖にも劣らないという意味です。しかし意外なことに、芭蕉は松島で詠んだ句を日記に残していません。そのあまりの美しさに圧倒され、言葉を失って句を作ることができなかったと言い伝えられています。

松島 写真提供:宮城県観光戦略課

義経終焉の地・平泉
 ――夏草や(つはもの)どもが夢の跡

平泉を訪れた芭蕉は、源義経の終焉の地である高館(たかだち)(衣川の館)に立ち寄りました。藤原三代の栄華と義経らの悲運に思いを馳せ、杜甫の詩『春望』の一節「国破れて山河あり」を引用しながら、この不朽の名句を残しました。

高館義経堂 写真提供:岩手県観光協会

清閑の地・立石寺
 ――閑さや岩にしみ入る蝉の声

芭蕉は、滞在していた尾花沢で人々から「ぜひ一見すべきだ」と勧められ、立石寺(山寺)を訪れました。「殊に清閑の地なり」と記した通り、静寂に包まれた山上の堂へと登り、このあまりにも有名な一句を詠んでいます。
(注)立石寺は山門から約1000段の石段を登ります。

立石寺 写真提供:山形県観光物産協会

最上川
 ――五月雨をあつめて早し最上川

芭蕉は奥羽山脈を越え、日本海側へと抜けるルートで最上川の舟下りを利用しました。日本三大急流の一つに数えられる最上川ですが、芭蕉が訪れた時期は、降り続く夏の雨(五月雨)によってさらに増水し、凄まじい激流となっていたようです。

最上川 写真提供:山形県観光物産協会

めでたき御山 羽黒山・湯殿山
 ――凉しさやほの三日月の羽黒山
 ――雲の峰いくつ崩れて月の山
 ――語られぬ湯殿にぬらす(たもと)かな

出羽三山は平安時代より修験道の聖地として知られ、西行法師をはじめとする歌人たちに詠まれてきました。羽黒山で現世利益を祈り、月山で死後の世界を体験し、湯殿山で新しい命を授かって生まれ変わるという「三関三渡さんかんさんど」の霊山です。芭蕉もこの信仰に倣って三山を巡り、それぞれの山についての句を残しました。
※本ツアーでは、羽黒山と湯殿山の二山へご案内いたします。

羽黒山五重塔 写真提供:山形県観光物産協会

松島と並び称された・象潟(きさかた)
 ――象潟や雨に西施(せいし)がねぶの花

芭蕉は、象潟を訪れるにあたり、「江山水陸の風光数を尽くして、今象潟に方寸(はうすん)を責む」と記し、素晴らしい景色を前にして、胸が高鳴る様子を表しています。当時は、象潟は松島と並び称されるほどの風光明媚な名所でした。芭蕉が訪れてから約100年後の大地震により土地が隆起。現在は当時とは異なりますが、独特の田園風景が広がります。

象潟の奥には鳥海山が横たわります(添乗員撮影)

ツアー日程

8日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
東京駅 11:08発 那須塩原駅 12:23着 (白河の関) 福島 17:00着

■東京駅より新幹線にて那須塩原へ。

■那須塩原にて、●那須歴史探訪館、○遊行柳。その後、○奥州白河の関跡へ。

■その後、福島へ。

■福島では、芭蕉が立ち寄った、●瑠璃光山医王寺へ。義経と共に逃げてきた弁慶が奉納した笈があり、芭蕉もこれを見ています。

(福島

2日目
福島 09:00発 (仙台) 松島 17:00着

■福島より岩沼へ。○武隈の松に立ち寄ります。その後、仙台へ。

■仙台では、●陸奥国分寺薬師堂へ。多賀城で○多賀城碑、塩竈では○鹽竈神社に立ち寄り、松島へ。

(松島

3日目
松島 09:00発 (松島遊覧) (瑞巌寺) 一関 17:00着

■午前、ホテルより徒歩にて○松島遊覧、●瑞巌寺を見学。その後、芭蕉も訪れた○雄島にも立ち寄ります。

■午後、一関へ。

【2連泊】(一関

4日目
一関 09:00発 (平泉) 一関 17:00着

■バスにて終日、平泉へ。○中尊寺、○毛越寺、●高館義経堂を見学。

(一関

5日目
一関 09:00発 (立石寺) 天童 17:00着

■バスにて山形へ。

■昼食後、●山寺芭蕉記念館、●立石寺にご案内します(一番上の五大堂までは、山門から約1000段の石段をあがります)。

■見学後、天童へ。

(天童泊)

6日目
天童 09:00発 (尾花沢) (最上川) 鶴岡 17:00着

■午前、河北の●紅花資料館、その後、尾花沢へ。●芭蕉、清風歴史資料館を見学。

■午後、バスにて芭蕉が乗船したであろう地、本合海に立ち寄り、戸沢へ。戸沢より最上川の舟下り

■その後、鶴岡へ。

【2連泊】(鶴岡泊)

7日目
鶴岡 09:00発 (湯殿山) (羽黒山) 鶴岡 17:00着

■午前、湯殿山神社本宮の見学。

■午後、羽黒山参籠所「斎館」にて松尾芭蕉が奥の細道行脚の際にもてなされた精進料理を楽しみます。その後、○出羽三山神社、●出羽三山歴史博物館、○五重塔を見学。

(鶴岡泊)

8日目
鶴岡 09:00発 (象潟) (酒田) 新庄駅 15:17発 東京駅 18:48着

■午前、象潟へ。○道の駅象潟「ねむの丘」展望塔からの鳥海山、九十九島の景色、●蚶満寺を見学。

■その後、酒田へ。○日和山公園に立ち寄ります。

■新庄駅より新幹線にて東京駅へ。

■東京駅到着。

ご自宅までお荷物を託送します。

 

 

出発日・旅行代金

このツアーは8日間のコースです。

出発日 旅行代金
10月21日(水)発

旅行代金:¥395,000

※1名室利用追加代金:¥20,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

※現地合流プラン:那須塩原駅合流(出発)、新庄駅離団(帰着)の場合、ご旅行代金から¥17,000引きとなります。

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