【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2024年05月27日

【帰着レポート】迫力の戦国絵巻「相馬野馬追」観覧の旅

<2024年5月25日(土)~2024年5月27日(月) 添乗員:大阪支店 八百屋健太>

<2024年5月25日(土)~2024年5月27日(月) 添乗員:大阪支店 八百屋健太>

1000年続く「相馬野馬追」は、福島県の相馬地方にある相馬中村神社、相馬太田神社、相馬小高神社の三つの妙見社の祭礼で、約400騎の騎馬武者が戦国時代さながらに繰り広げる勇壮な祭りです。これまでは7月下旬の真夏に行われていたのですが、今年から5月の開催となり満を持してツアーを設定しました。大迫力の相馬野馬追をレポートします。

相馬の騎馬軍団の出陣「お行列」

先触れの一騎が大音声で口上を述べ、その後に数百騎の騎馬武者が続きます。甲冑に身をかため太刀を帯び、先祖伝来の旗指物を風になびかせながら次々とやって来る様は威風堂々・絢爛豪華、戦国時代を彷彿とさせます。

伝令の騎馬武者が口火を切ります
戦国時代さながらの鎧武者たち
伝承会の方の解説を聞きながら見学
足並みを揃えて行進する二騎
中には女性武者もいました
総大将は相馬家の御嫡孫

目の前を駆け抜ける大迫力の「甲冑競馬」

白鉢巻を締めた騎馬武者が、砂埃舞う馬場を人馬一体となり、旗指物をなびかせて勇壮果敢に疾走します。風になびく旗の音、大地を蹴る蹄の音、騎手たちの掛け声が間近で見る私たちにもはっきり聞こえます。

特設席の目の前を全速力で走り抜けます
疾駆する馬をたくみに操る甲冑武者
蹄の音、旗が風になびく音が聞こえる
競争に勝った騎馬は勝ち名乗り
羊腸の坂を駆け上ります
一着になり勝ち誇る武者

相馬野馬追の最大の見どころ「神旗争奪戦」

陣螺を合図に数百騎の騎馬武者達が野馬原に集結。号砲一発、空高く打ち上げられ舞い降りる御神旗めがけて突進する様は合戦さながら。御神旗を手中に収めた騎馬武者には、その武勲を称え惜しみない拍手が送られます。

神旗争奪戦を前に馬を慣らします
続々と集まる騎馬武者たち
ここからすでに駆け引きが始まっています
広い野馬原に数百騎が散らばります
人も馬も気合十分
舞い降りる御神旗を目掛け疾駆

奥の細道で松尾芭蕉も訪れた二つの寺院

元禄2年(1689年)、俳聖松尾芭蕉は『奥の細道』の行脚で福島の二つの寺院を訪れ、文知摺観音では「早苗とる 手もとやむかし しのぶ摺」、医王寺では「「笈も太刀も さつきにかざれ 紙のぼり」の句を残しました。

東北地方唯一の多宝塔を持つ「文知摺観音」
源義経に従った佐藤兄弟の墓がある「医王寺」

福島の郷土民芸品を制作する高柴デコ屋敷

郡山市の郊外、高柴地区では木彫りの三春駒や、張子人形などの伝統玩具を制作する「デコ屋敷」を地元の職人さんの案内で巡り、それぞれの屋敷で数百年の伝統を守りながら手仕事を続ける職人さんから話を伺いました。

お客さんも熱心に話を聞いていました
職人の技は次世代に引き継がれています
愛嬌のあるデコ(人形)たち
伝統の三春駒の木彫

福島では「山車祭り」にも遭遇

このたびは「相馬野馬追」を目的にやってきましたが、1日目に泊まった福島ではちょうど「山車祭り」が行われていました。夕食の前に少し足を延ばし祭りの会場へ、威勢のよい掛け声も聞こえてきました。

それぞれの町の山車が集まります
山車の上からは女性の掛け声が

1000年の歴史を持つ「相馬野馬追」を特等席で観覧、目の前で繰り広げられる戦国絵巻に酔いしれ、馬と共に生きてきた地元の方々や、お祭りの執行委員のみなさんの熱意に触れ、見ているこちらも熱狂した一日でした。

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