増水期だけの限定企画

カイロからアスワンへ 悠久の大ナイル990キロの船旅【18日間】

  • 集合場所:成田空港または羽田空港
  • 出発日: 8月24日(土)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用¥798,000〜ビジネスクラス利用¥1,318,000

旅のポイント

Point 1
ナイル川の水量が増える増水期にのみ航行可能な、時期限定の船旅。カイロからアスワンまで悠久の大ナイルを巡ります。
Point 2
クルーズ中、通常のコースではなかなかご案内出来ない豪族墳墓ベニハッサン、世界最初の宗教改革の地アマルナ、素晴らしい保存状態の遺跡を巡るアビドスやデンデラにご案内します。
Point 3
他にもプレオープン中の大エジプト博物館(GEM)や王妃ネフェルタリの墓などこだわりの観光地をお楽しみ下さい。

ツアープランナーより

ナイル川のカイロからアスワンまで、990キロメートルを14 泊というロングクルーズでお楽しみいただくロマン溢れるエジプトの旅。好評の壮大な船旅を今年も発表いたします。カイロからルクソール間は、水位の関係から以前は航行が許されていませんでしたが、政府が走行実験を行ったうえで河岸の整備や施設等が改善され、客船の航行が可能になったのは、この10年ほどのことです。今回も、上流のエチオピア高原の雨季の影響を受けた、ナイル川の増水期にのみ設定できる期間限定コースとしてご案内します。8月のエジプトの平均気温は、カイロ周辺で24℃-35℃程度、ルクソール周辺で25℃-40℃程度となり、砂漠気候で朝晩と日中の寒暖差が大きいのが特徴です。同時期の日本と比べて乾燥してからりとした気候で、確かに暑さはありますが、このルートのクルーズを楽しめるのは、この時期ならではの魅力といえるでしょう。 船からの景色は、高層ビルが立ち並ぶカイロから、川沿いの素朴な生活風景へと変わり、オアシスと砂漠、神殿のある風景など、古代の人々が見たであろう風景へと移り変わっていきます。通常の旅ではなかなか訪れにくい、ベニハッサンやアマルナなど様々な遺跡にもご案内。古代エジプトの歴史ロマンに存分に浸っていただける、壮大な時間旅行へとお出かけください。

見どころのご紹介

ルクソールやアブシンベルはハイライトのほんの一部 知られざる珠玉の古代エジプト遺跡を探訪

ナイル川14泊クルーズではよくご紹介されるルクソールやアブシンベルはもちろんのこと、14泊クルーズだからこそご案内できる中流域の歴史遺産をつぶさに巡っていくのが魅力です。

世界遺産条約締結のきっかけとなったアブシンベル神殿をご覧いただきます
伝統的なファルーカを体験(イメージ)
カイロ考古学博物館でツタンカーメンの黄金のマスク鑑賞
巨大な柱が特徴のカルナック神殿も見学

このルートならではの訪問地デンデラで訪ねるハトホル神殿

ナイル川中部を代表する遺跡「デンデラ」は、愛の女神ハトホルの聖地で紀元前4世紀のプトレマイオス朝時代に神殿が築かれました。よく運行されているナイル川クルーズのルクソール~アスワン間には位置しないため、このルートならではの訪問地です。古代エジプト最後の偉大な宗教建築とされ、何より保存状態が良い神殿です。注目はクレオパトラのレリーフ。 神殿の壁面には、クレオパトラとカエサルとの間にできたカエサリオン(プトレマイオス十五世)が大きく彫り込まれています。中部エジプト遺跡の白眉をぜひご覧ください。

デンデラのハトホル神殿
クレオパトラとカエサリオンが描かれたレリーフが見ものです

壮麗なレリーフの残るアビドス 保存状態良好なセティ一世の葬祭殿へ

アビドスは初期王朝時代から、死と冥界の神オシリス信仰の聖地でした。ここで最も有名なのは古代エジプト第19王朝のセティ一世が創設し、その没後に息子のラムセス二世が完成させたセティ一世の葬祭殿です。約3300年前の建築ですが、保存状態が大変良く、建設当時の姿をそのまま今に残しています。エジプトの数ある葬祭殿の中で最も美しいもののひとつに数えられます。壮麗なレリーフや7つの至聖所をじっくりとご覧ください。こちらも通常ルートでは訪ねる機会の少ない、このクルーズだからこその寄港地です。

アビドス オシレイオン遺跡
遺跡の大変保存状態が良く、レリーフも見応えがあります

最古の「階段」から「真正」へピラミッドの歴史を辿ります

カイロには2夜停泊。滞在中には郊外の見どころに出かけます。3日目には、古代七不思議の灯台と様々な学術書70万冊を集めた図書館があったアレキサンドリアにご案内します。4日目にはピラミッド巡りへ。サッカラでは最古のピラミッドとして知られるジョゼル王の階段ピラミッドを訪ね、ダハシュールの屈折ピラミッド、赤のピラミッド(初の真正ピラミッド)にご案内します。翌日には表装石が崩れ、ピラミッドの建造法を知る手がかりともなったメイドゥームの真正ピラミッドをご覧いただきます。これは階段、屈折、直線のラインを持つ真正へと、ピラミッドの歴史を辿る行程でもあります。

ピラミッドの始まりといわれるサッカラの階段ピラミッド
途中で角度が変わるダハシュールの屈折ピラミッド
三角錐のピラミッドに至る過程で角度が急で崩れてしまったメイドゥームの真正ピラミッド

ネフェルタリ王妃の墓をお見逃しなく

「ルクソールの至宝」とも称され、数あるエジプト美術の中でも最高傑作のひとつといわれる「ネフェルタリ王妃の墓」。ネフェルタリとはエジプトが全盛を誇った第19王朝のファラオ「太陽の王」ラムセス二世の妃であり、古代エジプト三大美女のひとりと謳われました。彼女の墓はルクソールの王妃の谷にあり、エジプト政府によって厳重に保護され、通常は非公開となっていますが、期間限定公開がコロナ禍を経て延長され、現在も入場制限を設けながら一般公開されています。3300年前に描かれたという、この貴重な壁画を肉眼で見られる絶好のチャンスです。

王妃ネフェルタリの墓 ルクソール西岸随一の彩色壁画を残しています

紀元前20世紀頃の暮らしぶりが窺えるベニハッサン

ベニハッサンは、4基の岩窟墳墓が公開されていますが、地方豪族の墓だったこともあり内部のレリーフは人々の生活風景を描いているものがほとんどです。狩りや漁の様子、ワイン造りの様子、レスリングをしている風景などが鮮やかに描かれていて、死後の世界を信じていた古代エジプト人が、来世でも豊かな生活を送れることを願って描いた様を感じることができます。

ベニハッサンの岩窟墳墓には様々な彩色壁画が描かれています
日常の様子が描かれています
レスリングなどスポーツをしているところも

独特の美術センスが光るテル・エル・アマルナ

テル・エル・アマルナは古代エジプト第18王朝のアクエンアテン(アメンホテプ四世)が、それまでの多神教を廃して太陽神アテンを唯一神とし、遷都した場所。この王の時代に栄えたのがアマルナ美術です。それまでの写実性やバランスが重視された様式とは異なり、若干デフォルメされつつも、生き生きとした人物像が特徴です。都城跡は廃墟となりましたが、王家の墓に残されているレリーフは一見の価値があります。

テル・エル・アマルナの地下墓の一部が公開され、躍動感溢れるレリーフもご覧いただけます
崩れてしまっていますが左にアクエンアテンとネフェルティティの像が並んでいます
壁にはびっしりとヒエログリフが刻まれています

プレオープン中の「大エジプト博物館(GEM)」にご案内します

大エジプト博物館(GEM=Grand Egyptian Museum)はギザの三大ピラミッドの近くの広大な敷地に建設されている、古代エジプトの至宝を一堂に集めた博物館です。単一文明を扱う博物館としては世界最大級を誇ります。現在は正式オープンをひかえ、プレオープンという形で徐々に鑑賞区域が広がっているところです。乗船前にはカイロ考古学博物館へ、下船後にはこのプレオープン中の大エジプト博物館へご案内します。限られたエリアではありますが、ラムセス二世の像に迎えられ、旅の土産話のひとつとしてご鑑賞をお楽しみください。

エントランスの壁にはファラオのカルトゥーシュが刻まれます
巨大なラムセス二世像が迎えてくれます
大エジプト博物館はただ展示するだけの博物館ではなく、修復や保存も行う、文化センターの役割も担います(イメージ・修復は見られません)
現在はエジプト考古学博物館にあるツタンカーメン王縁の品々をはじめ、貴重な品々を展示予定です

 
高級客船で巡る14泊15日のナイル川クルーズ

カイロからアスワンへは14泊15日のナイル川クルーズをお楽しみいただきます。乗船するナイル・ビジョン号は、数多存在するナイル川クルーズ船の中でも5ツ星にランクされる高級客船。高いレベルの食事を提供することでも知られています。快適に過ごしていただける様々な設備も完備。朝日や夕日の時間帯など、ファラオたちが目にしたであろう景色と変わらぬ光景に深い旅情を感じていただけるでしょう。

このたびのクルーズで利用する「ナイル・ビジョン号」
船のスタッフが皆様をお待ちしています
船内レストラン
快適な船内の客室(イメージ)
サンデッキから眺める河岸の風景も楽しみです

ツアー日程

18日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
東京22:30発

夜、成田または羽田空港より、航空機にて中東主要都市へ。

機中泊)

2日目
中東主要都市04:10発/08:15発 カイロ10:05着

■着後、飛行機を乗り換え、エジプトの首都カイロへ。

■着後、カイロ考古学博物館へ。

■午後、高級クルーズ船ナイル・ビジョン号へチェックインします。

【ナイル・ビジョン14泊クルーズ】(カイロ停泊

3日目
カイロ (アレキサンドリア)

早朝、バスにてアレキサンドリアへ。●国立博物館●カタコンベ、○ポンペイの柱アレキサンドリア図書館をご覧いただきます。

■夕方、カイロへ戻ります。途中、初期キリスト教の遺跡、○アブ・メナに立ち寄ります。

(カイロ停泊)

4日目
カイロ (メンフィス、サッカラ、ダハシュール、ベニ・スエフ) ベニ・スエフ

午前、古王国時代の都メンフィスや最古のピラミッドとして知られるサッカラのジョセル王の階段ピラミッドウナス王のピラミッド、ダハシュールでは赤のピラミッド屈折ピラミッドへご案内します。

■夕方、最初の寄港地ベニ・スエフへ向けて出航。

(ベニ・スエフ停泊

5日目
ベニ・スエフ (メイドゥーム) ミニヤ

■午前、バスにて表装石が崩れピラミッドの建造法を知る手がかりとなったメイドゥームの真正ピラミッドへご案内します。

■午後、ミニヤに向けて出航。

■夜、ミニヤに到着。

(ミニヤ停泊)

6日目
ミニヤ (ベニハサン、テル・エル・アマルナ) アシュート

■午前、バスにて第一中間期から中王国時代にかけてつくられた岩窟墳墓があるベニハッサン、アメンホテプ四世が治めた都○テル・エル・アマルナ遺跡を見学します。

■午後、アシュートに向けて出航。

■夜、アシュートに到着。

(アシュート停泊

7日目
アシュート ソハグ

■午前、ソハグに向けて出航。

■午後、ソハグの観光。5世紀にコプト教会の聖人シュノーダらによって建てられた赤と白の修道院へご案内します(注)。

(ソハグ停泊

8日目
ソハグ (アビドス) ナグ・ハマディ

■午前、バスにてオシリス神信仰の中心地アビドスの観光へ。エジプトで最も美しいもののひとつといわれるセティ一世葬祭殿ラムセス世神殿へご案内します。

■午後、ナグ・ハマディに向けて出航。

■夜、ナグ・ハマディに到着。

(ナグ・ハマディ停

9日目
ナグ・ハマディ ルクソール

朝、ケナに向けて出航。

■着後、デンデラの観光へ。クレオパトラのレリーフが見事なハトホル神殿を観光します。

■午後、ルクソールに向けて出航。

■夜、ルクソールに到着。

(ルクソール停泊)

10日目
ルクソール (王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、ネフェルタリ王妃の墓)

午前、ルクソールの西岸観光へ。○メムノンの巨像、●王家の谷にてツタンカーメンの墓を見学、ハトシェプスト女王葬祭殿当時の色彩が今に残る壁画があるネフェルタリ王妃の墓を見学します。

■午後は船内でゆっくりお過ごしください。

(ルクソール停泊)

11日目
ルクソール (カルナック神殿、ルクソール神殿)

■午前、ルクソールの東岸観光へ。エジプト最大規模の遺跡カルナック神殿へご案内します。

■ご昼食後、再び東岸へ。ルクソール神殿へご案内します。

(ルクソール停泊)

12日目
ルクソール エスナ エドフ

■早朝、エスナに向けて出航。

■着後、クヌム神殿へご案内します。

■午後、エドフに向けて出航。

■夜、エドフに到着。

(エドフ停泊)

13日目
エドフ コム・オンボ アスワン

■朝、馬車にて●ホルス神殿を訪れます。

■帰船後、コム・オンボへ向けて出航。

■午後、二重構造の神殿として知られる●コム・オンボ神殿の観光へ。

■夜、アスワンに向けて出航。

(アスワン停泊)

14日目
アスワン (アブシンベル)

■午前、バスにてアブシンベルへ。

■着後、ラムセス二世の巨大な石像が鎮座するアブシンベル大神殿小神殿を見学します。

■その後、バスにてアスワンへ戻ります。

(アスワン停泊)

15日目
アスワン

■午前、アスワンの観光。聖なる島フィラエ島のイシス神殿古代の石切り場アスワン・ハイダムにご案内します。

■午後、ヌビア博物館の訪問や、ナイル川のファルーカ(帆掛け船)クルーズをお楽しみください。

(アスワン停泊)

16日目
アスワン09:00発 カイロ10:20着 ギザ

■下船後、アスワン空港へ。

■エジプト国内線にて、カイロへ。

■着後、カイロの観光です。●アズハルモスクハーンハリーリ・バザールへご案内します。

(ギザ泊)

17日目
ギザ カイロ19:05発

■朝、ギザ台地へ。クフ王のピラミッドスフィンクス河岸神殿へ。また、プレオープンの大エジプト博物館へご案内します。

■その後、カイロ空港へ。

■夜、航空機にて中東主要都市へ。

(機中泊)

18日目
中東主要都市00:40着/02:40発 東京17:35着

■着後、飛行機を乗り換え、帰国の途へ。

■夜、成田または羽田空港に到着後、解散。

※上記日程表は成田発着のエミレーツ航空利用の場合のものです。他の便を利用した場合は利用空港、発着時間、日程は異なります。

エジプト国内線のスケジュールは非常に流動的で、確定出来るのは出発の約1月前となります。スケジュールによっては、観光の順番を入れ替えてご案内する場合がありますので、予めご了承ください。

(注)宗教行事等により信者以外は入場できない場合があります。その場合は外観観光となります。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは18日間のコースです。

出発日 旅行代金
8月24日(土)発

旅行代金:¥798,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥1,318,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥250,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

■ビジネスクラス利用区間:東京〜中東主要都市~カイロ間の往復に適用

■燃油サーチャージ別途目安:¥78,000:3月1日現在

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし、成田空港の施設使用料及び保安サービス料合計3,010円または羽田空港の施設使用料及び保安サービス料合計2,950円、ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■地方発着追加代金

大阪・名古屋~東京 片道・・・  ¥5,000
福岡・札幌~東京 片道・・・・¥10,000

但し付帯条件がございますので、各支店へお問い合わせください。

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