【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年10月22日

【帰着レポート】往復グランクラスで行く 世界遺産・平泉じっくり鑑賞と絶景渓谷

2021年10月20日~10月22日 3日間 添乗員:東京支店 田澤桃菜

<10/20発 添乗員:田澤 桃菜>

今や旅の定番の訪問地・平泉。修学旅行や東北を巡る旅で訪れたという方が多いのではないでしょうか。今回ご参加いただいたお客様も、半数が平泉再訪のお客様でしたが、前回は、代表的な中尊寺や毛越寺を軽くしか見てまわることができなかったと、今回、平泉に連泊して、見どころをじっくり回るこちらのツアーにご参加いただきました。本レポートでは、ツアーでご案内した平泉の世界遺産と2つの絶景渓谷についてご紹介します。

寺院の往時の姿に思いを馳せる

平泉の世界遺産は、全部で5つの資産から構成されています。代表的な毛越寺と中尊寺に加え、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5つです。ツアーでは、各地を専門のガイドさんと共に巡ります。中でも、ガイドさんの一番のお気に入りの場所というのが無量光院跡。実際に訪れてみると、そこには庭園があるだけで、個人で訪れていたら人目見て通り過ぎてしまいそうです。無量光院は、藤原氏三代秀衡が宇治平等院の鳳凰堂を模して建立したもので、調査の結果、阿弥陀堂の柱間や翼廊の左右が鳳凰堂より大きかったことがわかっています。奥州藤原氏の滅亡後、火災などで建造物は焼失し、今では礎石だけが残されていますが、現在に至るまでの間には水田になった時期もあるそうです。その後、世界遺産の登録がきっかけで整備が進められ、2019年には導水路を復元、2021年4月、浄土庭園の池に水がひかれ、水をたたえた往時の姿を再現しています。

かつては、中の島を手前に本堂が正面を向いて配置されていました。建物の中心線は金鶏山と結ばれ、無量光院の西側正面に位置する金鶏山に夕日が沈んでいくことから、極楽浄土をイメージした「浄土庭園の最高傑作」といわれています。ガイドさんの熱のこもったお話を聞き、再び庭園に目をやると、当時の姿が目に浮かび上がるようでした。

往時の姿が再現されつつある無量光院跡
達谷窟毘沙門堂(関連遺産)も訪れました。

壮大な自然景観が広がる2つの渓谷

世界遺産の関連遺産である達谷窟毘沙門堂からバスで5分ほど走ったところに、渓谷美で知られる厳美渓(げんびけい)があります。かつての仙台藩主、伊達政宗も絶賛としたと伝わり、栗駒山を源泉とする磐井川の渓谷が2kmにわたり続いています。ここは、名物の空飛ぶ団子(かっこうだんご)が有名ですが、川沿いが散策路になっているので、川のせせらぎを聞きながらゆったり散策するのもおすすめです。また、本ツアーではもう1カ所、日本百景のひとつ猊鼻渓(げいびけい)の舟下りにもご案内しました。途中の休憩も含めて、往復約90分の舟下りですが、船頭が面白おかしく左右の奇岩群を説明してくれたり、名物のげいび追い分を歌ったりと楽しませてくれます。何より、大きな舟を棹一本で軽々と操る姿はさすがの一言。舟下りの中間地点三好ヶ丘では、対岸の穴に玉を投げて運試しをする、げいび名物運玉にチャレンジされた方もいらっしゃいました。

厳美渓。紅葉はまだ色づき始め。
猊鼻渓の名前の由来ともなった獅子ヶ鼻
猊鼻渓を代表する景観です。右手に見えるのが壮夫岩。対岸には少婦岩があります。

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