【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート

2021年11月05日

【帰着レポート】涼やかな阿蘇の秘湯と嬉野の名旅館

2021年9月27日~10月1日 5日間 添乗員:東京支店 矢澤高宜

<9/27発 添乗員:東京支店 矢澤高宜>

 秋の九州へ行ってきました。7月に引き続き、熊本・黒川温泉と佐賀・嬉野温泉を結び、道中の観光を楽しむルートで、当コースは来年1月以降も続きます(黒川温泉の宿泊ホテルが変わる等、一部行程変更があります)。7/26発、9/13発の帰着報告もリンクを貼っておりますので、あわせてご一読いただけたら幸いです。

「湯めぐり」というコンセプトを全国の温泉に広めた黒川温泉

 今でこそ抜群の知名度を誇る黒川温泉ですが、過去には鳴かず飛ばずの時代もありました。温泉郷の危機を救ったのは、組合による「黒川温泉全体を一つの大きな旅館」として考え、各旅館に露天風呂を造り、湯めぐり手形で巡ってもらおう、という施策。洞窟風呂あり、滝見の湯あり、打たせ湯あり。各旅館が工夫を凝らして造った露天風呂を手形で巡れば、当時の労苦が偲ばれ、もう一軒巡ってみよう、と自然と足が動きます。今回は宿から徒歩約10分の「いこい旅館」にお邪魔し、「日本の名湯秘湯百選」に選ばれる自慢の露天風呂を堪能しました。次来た時にはあの旅館の湯を楽しもうか、と何度来ても楽しい黒川。時間をかけて楽しみたい温泉郷です。

今回の湯めぐりに選んだのはいこい旅館
日本の名湯秘湯百選に選ばれる露天風呂です
内湯も風情がありました
湯上がりには温泉玉子が欲しくなります

山間の小京都・竹田 滝廉太郎を偲ぶ

 大分県の山間に佇む竹田の町。滝廉太郎がその23年の短い人生の中で12~14歳の最も多感な頃を過ごした町として知られます。名曲「荒城の月」は、ここ竹田の岡城址にて着想を得たのだとか。前回来た時に気になっていた滝廉太郎記念館に今回行ってきました。彼が過ごした旧宅で、なかなか立派な門構え。邸内見学もでき、庭には滝とライプツィヒの絆を示すようにライプツィヒから寄贈された薔薇の花が。薔薇の名は、その名もメンデルスゾーン。彼の作曲した曲の数々を口ずさみながら、ゆっくりと散策を楽しみたい地です。1月以降のツアーでも訪れますので、お楽しみに。

瀧廉太郎が12~14歳までを過ごした旧宅へ
ライプツィヒから寄贈された薔薇の名はメンデルスゾーン
荒城の月の着想は竹田での思い出から、といいます
街角には町と瀧廉太郎のかかわりを示すレリーフが
人が通ると瀧廉太郎の名曲が流れる、その名も廉太郎トンネル

2023年夏の全線復旧に向けて、ひた走る南阿蘇鉄道

 2016年の大地震の影響で今なお半分以上の距離が不通となっている第三セクターの南阿蘇鉄道。第三セクターの鉄道会社の多くがそうであるように、半ば採算度外視で地域の足のために営業を続けるその姿を日本各地で見るにつけ、頭の下がる思いを抱きます。今回は収穫前の稲穂が黄金色できれいだろうな、とは予想していたのですが、思いがけず白い可憐な花が満開のそば畑に出会いました。その後のお昼で皆様がそばを選ばれていたのはご愛嬌。2023年の全線復旧に向けて、今日も南阿蘇鉄道はひた走ります。

乗車記念切符の裏面へは全線早期再開への想いが
車窓からは稲刈りの風景
思いがけず満開のそば畑に出会いました
地元愛溢れる車内ガイディングが軽妙な車掌さん
全線再開への思いが寄せられたメッセージボード
折り返しの駅で記念撮影
この時期ならではの金色に染まる稲穂

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