帰着しました。添乗員レポート

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2021年11月05日

沖永良部島・徳之島・与論島と奄美大島探訪の旅 6日間

2021年10月15日(金)~20日(水) 添乗員:九州支店 光武千穂

<10/15発・添乗員:九州支店 光武千穂>

2021年7月26日、「奄美大島・徳之島および沖縄北部・西表島」の世界遺産登録が発表され、日本で5番目の世界自然遺産が誕生しました。コロナ禍の影響を大きく受けていた観光業界にとって、とても明るいニュースでした。今回は世界遺産の奄美大島・徳之島と沖永良部島・与論島の島々を巡りました。

“花と鍾乳洞の島”沖永良部島

最初に訪れたのは、サンゴ礁が隆起してできた沖永良部島です。年間平均気温が22℃と、温暖な気候が特徴で、一年中島のいたるところに花が咲きます。今回は、幸運なことに数十年に1度しか咲かない“世紀の花”リュウゼツランを見ることができました。また、沖永良部島は大小300を超える鍾乳洞を持ちます。なかでも、日本有数の美しさといわれる「昇竜洞」は、何万年もの歳月をかけて雫が作り上げた自然美を間近に見ることができました。ほかにも豪快に潮を噴き上げる「フーチャー」や奄美十景のひとつ「田皆岬」など、豊かな自然景観をご覧いただきました。

潮吹き穴 フーチャー
日本一のガジュマルの木
ソテツの木
アダンの木
世紀の花、リュウゼツラン
昇竜洞の入り口
昇竜洞は日本有数の美しさを誇る鍾乳洞といわれます
田皆岬
西郷食堂の伊勢海老

闘牛と長寿の島”徳之島

 徳之島で年に3回開催される闘牛大会では、島内外からたくさんの人が徳之島の闘牛場へやってきます。約500年前に農民たちがサトウキビの収穫を祝うために始まったといわれ、今では徳之島の名物の一つです。今回は、今年できたばかりの花徳闘牛場にて模擬試合を見学。重さ800㎏以上の大きな牛たちがぶつかり合う姿は大迫力でした。大会では重さ1トンを超える牛たちも出場するそうです。そして徳之島を“長寿の島”として一躍有名にした、泉重千代さん(享年120歳)と本郷かまとさん(享年116歳)のことも語らずにはいられません。泉重千代さんの自宅は「泉重千代資料館」となり、長寿の秘訣「長寿十訓」や毎日の献立といった資料が展示されています。お昼ご飯は「おうちカフェ島じかん」にてヘルシーランチをいただきました。お店のお母さんが一つ一つ丁寧に作った、ピーナッツ豆腐、豚の角煮、卵ごはんはどれも優しい味つけ。長命草の天ぷらもいただき、長寿の島の秘訣は“食にあり”という方もいらっしゃいました。

花徳闘牛場で行われた闘牛の模擬試合
試合後の牛
泉重千代住宅に掲げられた「長寿十戒」
かつてここで泉重千代さんが暮らしていました
おうちカフェ島じかんのヘルシーランチ
お見送りにきてくれました
犬田布岬
金見崎ソテツトンネル
犬の門蓋

奄美諸島で最大の島・奄美大島に2連泊

そして、いよいよ奄美大島へ。奄美群島では最大級の大きさを誇る奄美大島は、佐渡島に次いで日本で2番目に大きな離島です。島のほとんどが山間部ですが、日本第2位の規模を誇るマングローブ林や透明度が高い“アマミブルー”の海も楽しめます。またアマミノクロウサギといった固有種も多く、多様性と稀少性を併せ持つ自然が評価されています。今回は、加計呂麻島までのショートトリップやマングローブクルーズを通し、奄美の美しい自然を満喫しました。

小舟でマングローブのなかを進みます
マングローブクルーズ
加計呂麻島
加計呂麻島のデイゴ並木

この奄美大島の自然を愛した日本画家がいます。明治41年(1908年)に栃木で生まれた田中一村は、幼少期からその才能を開花させます。大正15年(1926年)には東京美術学校へ入学し、東山魁夷や橋本明治らの同期として学ぶも、たった2か月で退学し独学の画家人生を歩みます。やがて田中一村が新たな活動の場を求め辿り着いたのが奄美大島でした。奄美の自然に魅了された一村は、50歳のころに奄美大島に移住。大島紬の染色工として働いて、資金が貯まれば絵を描くことを繰り返したそうです。奄美の伝統的な建築様式である高倉をモチーフとした田中一村美術館では、一村の幼少期から晩年にかけての作品を一挙に見ることができます。特に、奄美の情景を描いた晩年の作品は素晴らしく、時間を忘れて作品を見てしまいます。今回は、奄美大島の自然を満喫し、さらに島内にある田中一村終焉の地を訪ねた後に美術館を訪問したので、田中一村の世界をより深く楽しむことができました。

田中一村美術館 九州観光推進機構提供
田中一村終焉の家
この家が完成して数日後に田中一村は亡くなってしまった
田中一村の像

また、奄美大島を代表する名産といえば黒糖と大島紬です。今回は、昭和60年(1985年)創業の老舗「水間黒糖工場」を訪ねました。午前中は、収穫したさとうきびを煮詰める作業を見ることができます。丁寧に丹精込めてつくる黒糖はわずかで、奄美大島に来ないと食べられない“幻の黒糖”ともいわれ、一味違います。

大島紬村も訪問しました。イランのペルシャ絨毯やフランスのゴブラン織りに並び、世界三大織物の一つに数えられる「大島紬」は、1300年以上の歴史を持つ奄美の伝統工芸です。その製作工程は30以上あるといわれ、それぞれの工程を各専門家たちが手仕事で作業し、何年もの歳月をかけてようやく完成する作品もあるそうです。

水間黒糖工場
サトウキビの汁を煮詰める
来立ての黒糖をその場で袋詰めします
大島紬村 泥染めの様子
大島紬村では現地ガイドさんの案内を聞きながら作業の様子を見学します
奄美大島のティダムーンで食べた 島御前の昼食

琉球文化を感じられる、鹿児島最南端の島・与論島

そして最後に訪問した与論島は、今回訪ねた島々のなかで一番小さな島です。15~20分もあれば、車で一周できてしまうそうです。沖縄県からわずか23kmしか離れておらず、島内には琉球北山王の三男の王舅によって築城された与論城跡があり、琉球文化の影響を受けたことが分かります。また、野外資料館の与論民俗村では、与論島の古い家屋や生活様式などを見ることができ、これまで訪ねた島々とはまた似て異なる雰囲気を感じました。

写真名所になっているヨロン駅
与論民俗村

今回は、6日間のうちに奄美群島の5つの島々を訪ねました。長さ約200㎞に及ぶ奄美諸島を一挙に巡ることで、隣同士にありながら実は各島が異なる食事や文化を持ち、方言も違う、それぞれの島に独自の魅力があることを感じられました。

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