【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年11月02日

【帰着レポート】黒川温泉郷にゆったり2泊 涼やかな阿蘇の秘湯と嬉野の名旅館 【5日間】

2021年9月13日(月)~9月17日(金) 5日間 添乗員:東京支店 山田 周

<9/13発・添乗員:東京支店 山田 周>

 9月中旬から阿蘇の名湯「黒川温泉」にゆったり2泊滞在、湯巡りと阿蘇の雄大な風景を満喫する南阿蘇鉄道乗車、中岳火口訪問を楽しんでから、佐賀県の名湯「嬉野」温泉を訪れる旅にいってまいりました。神戸六甲アイランド港から阪九フェリーで明石海峡、瀬戸内海を航行、北九州の新門司港に入港。宇佐神宮、国東半島を経て、黒川温泉に2泊、嬉野温泉に1泊、天領日田、有田も訪れ、5日間で九州4県(福岡、大分、熊本、佐賀)の見どころを巡る、ユニークなルートをお楽しみいただきました。

日本を代表する名湯「黒川温泉」の2泊滞在を楽しむ

 阿蘇の山間にひっそり佇む黒川温泉郷での2泊滞在では名旅館「奥の湯」にお世話になりました。温泉街の中心から少し離れた隠れ家的名旅館「奥の湯」は通常では2連泊の予約はまず不可能といわれている人気旅館です。内風呂だけでなく渓流のせせらぎ、景観か楽しめる川湯、岩を刳り貫いた小さな洞窟風呂、宿泊者のみご利用いただける家族風呂など、ここだけでも十二分にお楽しみいただけるほどの充実の温泉入浴をお楽しみいただけました。今回は湯巡り温泉手形を利用して、温泉街にある他の温泉旅館の様々な泉質、形態の温泉入浴もお楽しみいただきました。

黒川温泉の名旅館「奥の湯」に2連泊の滞在。渓流のせせらぎを感じながらの川湯、洞窟風呂、家族風呂で温泉三昧

黒川温泉の湯巡り手形で日帰り温泉入浴も楽しめます
奥の湯の露天風呂「川湯」、小さな洞窟風呂もあります

雄大な阿蘇の大カルデラと阿蘇五岳の景観を楽しむ 

台風接近による悪天候が懸念されましたが、幸いなことに好天に恵まれ、阿蘇五岳、外輪山、雄大な大カルデラ内の緑の大地、青空が広がる雄大な景色をお楽しみいただくことができました。2016年4月の熊本地震による震災で不通となった南阿蘇鉄道は現在、高森駅~中松駅までの区間が再開されており、3両編成の可愛らしいトロッコ列車に乗りながら車掌さんの解説付きで、田園風景、南阿蘇の大パノラマを往復で約1時間お楽しみいただきました。ゴツゴツとした溶岩の岩肌が広がる「阿蘇のカルデラ」は世界でも有数の規模を誇りますが、その中でもカルデラ内中央の阿蘇五岳で唯一の活火山の中岳火口は直径600m、深さ130m、周囲4㎞の巨大な噴火口では白い噴煙を上げる様子を間近にご覧いただけます。風向き、火山の状況によって火口展望台への立ち入りが制限されることもありますが、今回は山上までの専用バスで火口展望台を訪問、皆様に無事、ご覧いただくことができました。

中岳火口を展望台から見下ろす
道の駅から阿蘇五岳の絶景
南阿蘇鉄道乗車で雄大な景観を車窓から楽しむ
南阿蘇の田園風景がどこまでも続く

新門司港から上陸、九州各地のみどころも存分にお楽しみいただけました

今回の旅は温泉巡りだけでなく、観光もたいへん充実していました。新門司港から九州に上陸、最初に訪れたのは725年創建、大分県の宇佐八幡宮です。ここは神様と仏様(外来の仏教)が初めて出会った場所(神仏習合発祥の地)で、上宮の本殿は国宝、境内の建造物の大半が重要文化財です。源頼朝が八幡大伸を守り神としていることから勝負運にご利益のある神社としても有名です。参道を歩き、仲見世を通過、大鳥居、明治時代の蒸気機関車、神武天皇東遷顕彰碑、流鏑馬の道、能舞台・絵馬堂に描かれた壁画を見学してからご朱印所に立ち寄り、上宮に向かう階段参道の階段を上り、西大門の鳥居をくぐって上宮本殿まで歩きました。国宝の上宮本殿(一之御殿、二之御殿、三之御殿)で参拝、写真に収まりきれないほどの大きさの樹齢800年の大楠も見学しました。台風14号の接近による影響で生憎の雨模様でしたが、たっぷり2時間かけて宇佐神宮を見学しました。国東半島の昭和ロマンの町、豊後高田では昭和の高度経済成長期の田舎町を再現した街並み、商店街の散策、博物館(昭和ロマン蔵)に立ち寄りながら、古き良き時代に思いを馳せるひとときとなりました。

神様と仏様が初めて出会った場所「宇佐神宮」を見学
国東半島の豊後高田「昭和ロマン蔵」を見学

日本の陶磁器発祥の地「有田」も訪れました 

ヨーロッパの陶磁器発祥の地マイセン(ドイツ)よりも約100年早い、日本の陶磁器発祥の地「有田」を訪れました。天草から積み出される陶石と有田で採掘される白磁鉱石を原料とする有田陶磁器は、かつて輸出の積出港名を由来とする「伊万里焼き」とも呼ばれていました。磁器生産先進国の清国(中国)が1656年に海禁令が発令、有田で生産される陶磁器はオランダの東インド会社からヨーロッパ全土へ輸出され、王侯貴族たちの手に渡ることとなりました。九州陶磁器文化会館では東インド会社を通じてヨーロッパへ渡った銘品、実業家から寄贈された江戸時代初期から近代までの逸品の膨大なコレクションを見ることができました。

東インド会社を通じて輸出された有田焼の逸品コレクション
有田焼の仕掛け時計もご覧いただきました

黒川温泉の旅館「瀬の本高原ホテル」を視察しました

温泉街から車で約10分、瀬の本高原ホテルを視察しました。このホテルのセールスポイントは、ホテルの部屋(全出発日で阿蘇五岳ビューのお部屋を確保)、ゆったりした露天風呂から眺める阿蘇五岳の景観です。天候がよければ、満天の星空も露天風呂からお楽しみいただけます。宿泊者限定で星空コンシェルジェによる星空観賞ツアーもお楽しみいただけます。2022年1月~3月のツアーで黒川温泉「瀬の本高原ホテル」に2連泊滞在をお楽しみいただけます。

9月17日に台風接近の影響で航空機、新幹線が計画運休となり、福岡・博多に1泊、18日に帰着する6日間の旅となりましたが、旅行中は黒川温泉滞在、南阿蘇の観光、佐賀の名湯「嬉野温泉」滞在を好天の中で過ごすことができました。緊急事態宣言、蔓延防止措置が延長されるなかでの旅でしたが、現地では私たちを精一杯もてなそうと懸命の努力と笑顔で迎えてくださる旅館スタッフ、現地ガイド、観光施設スタッフなど関係者の皆様のお陰で有意義で充実した旅を終えることができました。ご参加のお客様、関係者の方々に心より感謝申し上げます。

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