【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2021年09月23日
【帰着レポート】四国ガストロノミー 高松・徳島の旅 4日間
2021年9月14日(火)~17日(金) 添乗員:東京支店 植松祐太
<9/14発・添乗員:東京支店 植松祐太>
全国47都道府県で最も小さな香川と、2020年魅力度ランキングで栃木を抑え46位の徳島。そんな控え目な四国東部を旅すると、知られざる見所を発見出来ました。
高松は、栗林公園以外にも見所豊富
栗林公園・玉藻公園(城跡)ばかり有名な高松ですが、今回は丹下健三設計の香川県庁を訪れました。広島平和記念公園・代々木第1&第2体育館・都庁・フジテレビなどで知られる「世界のタンゲ」の作品で、ニューヨークタイムズが『最も重要な戦後建築25選』に日本で唯一挙げました。完成は1958年、初期の傑作と評されます。日本の伝統である梁を、当時の技術で限界まで細くしました。2000年に同じく丹下健三設計で隣にそびえ立つ新庁舎は、21階からのパノラマが見事です。

旅の中盤で訪れる祖谷渓エリアは、平家落人伝説が大きなテーマとなってきます。そのため、1185年に戦の舞台となった屋島も訪問しました。島を隔てていた海峡が埋め立てられ、現在では半島のように繋がっています。南アフリカのテーブルマウンテンに似た形状の大きな丘で、バスに乗ったまま上がることが可能です。
山頂の屋島寺はお遍路第84番札所となっており、鎌倉時代に遡る朱色の本堂が立派でした。
そして瀬戸内海を見晴らす「獅子の霊巌展望台」からは、全員で名物「かわらけ投げ」に挑戦しました。平家を倒した源氏が山上から陣笠を投げたことに由来し、斜め下方向に金属の輪が吊るされています。フリスビーのように投げて通せれば、願いが叶うと言われています。1人6枚ずつ素焼きを配り、縁日のごとくワイワイ楽しみました。
駐車場へ戻る途中の土産屋では、屛風絵を見ながら那須与一について学ぶことが出来ました。
宿泊したホテル「クレメント高松」の横には、四国で最も高いシンボルタワーが立っています。レストランが休憩中の時間帯は、無料で30階からの景色が味わえる穴場です。


日本3大秘境:祖谷(いや)渓
皆様は、「日本3大秘境」がどこかご存知でしょうか。最初の岐阜県白川郷は、日本人なら誰もが知る人気観光地となっています。熊本県境に近い宮崎県椎葉(しいば)村は、源氏側の那須大八郎宗久と平家側の鶴富姫による悲恋物語で有名になりました。そして最後は、徳島県西部の山奥に広がる祖谷渓です。
祖谷渓へ上がる手前には、難読地名の代表格「大歩危(おおぼけ)」・「小歩危(こぼけ)」が在ります。両サイドには45°傾いた地層が高々と伸びており、「四国三郎」の異名を持つ吉野川をクルーズしました。


更にグングン標高を上げて行くと、いよいよ祖谷渓エリアへ突入です。象徴的なかずら橋は、平家の落人たちが追手から逃れるためいつでも切れるよう架けました。かつては、生活路として使われていました。現在ではワイヤー補強され3年ごと新しくなるとはいえ、隙間が大きくてスリル満点でした。渡り切った先に流れ落ちる、美しい「琵琶の滝」も見逃さないで下さい。


ここまでなら大型バス用に整備されているものの、より深く分け入るにはミニバスへ乗り換える必要が有ります。狭い道をくねくね進むと、いきなり現れた絶景に歓声が上がりました。そこは重要伝統的建造物群保存地区に指定されている落合集落で、標高差は約300mです。ヨーロッパアルプスのような険しい斜面に家々が貼り付き、茅葺き屋根もあちこち混ざっています。
他にも、ひの字渓谷は圧巻でした。アメリカ西部のホースシューベンドを彷彿とさせ、広角レンズでないと収まりません。 そして小便小僧は、ブリュッセルよりも爽快な場所で用を足していました。



食事にもこだわったガストロノミーの旅
山海の幸を駆使し、四国を代表する名料亭などを確保しました。
★高松★二蝶
戦前の高松は「さぬき芸どころ」と呼ばれ、200名以上の芸妓たちが活躍していました。「二蝶」は往時の芸妓にちなみ、雌雄が上方へ舞い上がる隆盛への願いが込められています。450坪、大小13の部屋からなる数寄屋風造りで、建物の一部は国の登録有形文化財です。最後のお抹茶まで、文句の付けようが無い品々が続きました。


~番外編~ ★高松★めりけんや
「せっかくなので讃岐うどんを食べたい」というお声に応え、朝から希望者と外食しました。駅前には朝5時から開いている店も在り、いかに人々の生活に根付いているかを実感出来ました。トッピングがどれも美味しそうで、ついあれこれ載せてしまいます。

★佐那河内★虎屋 壷中庵(こちゅうあん)
場所は徳島県唯一の村、佐那河内(さなごうち)。そこで家族3名、故事「壺中の天」にちなんで桃源郷を目指しているご主人が岩本光治(こうじ)さんです。吉兆を創業し料理業者初の文化功労者となった湯木貞一(ゆきていいち)から薫陶を受け、嵐山本店で焼き場担当などにて約5年間修業していました。松茸・栗・鮎など秋の食材が多用され、盛り付けなども素晴らしかったです。そんな日本料理界の重鎮が、恥ずかしがりながらも見送り・挨拶をしてくれました。


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