【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2020年12月08日
奥州平泉と奥松島の旅
2020年10月28日~10月30日 3日間 添乗員:東京支店 矢澤高宜
秋の岩手・宮城を巡るツアーに行ってきました。紅葉に合わせた出発日ゆえ、現地の紅葉の色づき具合を気にしつつの旅でしたが、各地とも「色づきはじめ」から「見ごろ」のちょうど中間くらいの紅葉を楽しむことができました。
日本三大渓① 猊鼻渓の紅葉が最も印象的でした

各地で紅葉を楽しむことができましたが、お客様が最も喜ばれたのは猊鼻渓(げいびけい)のそれでした。
北上川の支流、砂鉄川の一角に、長さ2キロにわたり高さ50~100メートルの石灰岩の岸壁が聳え、木々が彩を添える様は圧巻の一言。実はここ、「日本三大渓」のひとつです(ほかには大分県の耶馬渓と、今回訪れた宮城県の嵯峨渓)。
国内にライン下りは11あるそうですが、最上川など大半が急流のため、穏やかな流れの中紅葉を楽しむことができる川下りは数えるほどしかないそうです。船頭さんのユーモアたっぷりの解説の中、長竿一本で巧みに船を操り、穏やかな流れを往復します。道中、船頭さんによる『猊鼻追分』の独唱は大盛り上がり。アンコールで『北国の春』も飛び出したのはご愛嬌でした。
日本三大渓② 奥松島の嵯峨渓はぜひご覧いただきたい絶景
日本三大渓のうち2つを一度に巡る当ツアー。松島は再訪の方がほとんどでしたが、奥松島の宮戸島まで足を延ばし、嵯峨渓を含む外海遊覧は皆様初めてでした。
ここも石灰岩質の岸壁で有名ですが、前述の猊鼻渓と違って、荒波に常にさらされており、男性的な雄々しさを持ち合わせているのが最大の特徴です。また今回は幸運にも、遊覧中に松島がお膝元のブルーインパルスの飛行も見ることができました。松島にいらしたら、ぜひ足を延ばしていただきたい穴場の観光地です。
荒波に揉まれた複雑な岩肌 新造船でのんびり遊覧 松島湾を望む大観荘に宿泊 奥松島では外海に出て嵯峨渓遊覧へ
「藤原氏の非戦の誓い」と「日本最古のバラ」
個性豊かな古刹を巡る
夏草や 兵どもが 夢の跡
平泉の毛越寺と中尊寺では、奥州藤原氏の跡を辿ります。金色堂など派手な面が強調されますが、平泉に流れる空気はむしろ逆。平安末期の「前九年」、「後三年の役」で出た、あまりにも多くの犠牲を、敵味方の別なく悼まんとした藤原氏の「浄土」は、今も多くの人を癒し続けていているようでした。

また、松島では意外な出会いがありました。伊達政宗公の嫡孫、光宗公の夭逝を悼み造られた円通院にはなんとバラ園が。お寺にバラ園? と驚いていると、所縁を聞き得心。

仙台藩によりローマ、フィレンツェに派遣された支倉常長が帰国した折、持ち帰った「日本最古のバラ」にちなんだものだそうです。鎖国時代にあって幕府を相手に立ち回り、外国に目を向けた政宗公。「伊達ではない」慧眼に皆様感服しておりました。
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