【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2026年07月17日
【帰着レポート】2回のサガリバナクルーズを楽しむ 石垣・西表の旅
<2026年7月2日(木)~7月5日(日)4日間 添乗員:九州支店 高祖優子>
<2026年7月2日(木)~7月5日(日)4日間 添乗員:九州支店 高祖優子>
一夜しか咲かない幻の花「サガリバナ」を求めて、沖縄本島に次ぐ大きさを誇りながら、島の約90パーセントを亜熱帯の原生林が占める西表島と、その玄関口となる石垣島を訪れる旅に添乗してきました。併せて、船でしか行くことのできない船浮集落の散策や、島ならではの食文化にもふれていただく、コンパクトな日程ながら充実した4日間の旅となりました。
一夜花と呼ばれるサガリバナを求めて西表・石垣へ
サガリバナは、夕方から咲き始め、日が沈んで暗くなる頃に満開を迎える不思議な花です。しかし、その美しさは長くは続かず、翌朝日が昇り始める頃には早くも散り始め、太陽が完全に姿を現す頃には、前夜咲いた花はすべて水面に落ちてしまいます。日中はその姿を目にすることがほとんどないため、「幻の花」とも呼ばれています。


西表島では北部の仲良川と南部の仲間川、それぞれでサガリバナクルーズへご案内しました。小型ボートで少し進めば、両岸にマングローブが広がり、人が膝を曲げたような形をした根を持つ「オヒルギ」や、タコ足のように根を広げる「ヤエヤマヒルギ」などを見ることができました。そして、上流に近づくにつれ、バニラのような甘い香りがし始め、白やピンクの花が川面に点在する光景が。夜明けの静けさの中で見るその景色はとても幻想的で、早起きした甲斐があったと思える瞬間でした。船長さんが花のすぐそばまでボートを寄せてくださり、ひとつひとつの花を見てみると、色合いや形が微妙に異なり、自然が生み出す多様さに驚かされました。
石垣島最北端の平久保にもご案内しました。ここに自生するサガリバナ群落は、2005年に地元の米盛三千弘さんご夫妻が発見され、2011年に発足した「平久保サガリバナ保存会」の皆さんが害虫駆除や枝葉の手入れなどを続けながら大切に守り育ててきた場所です。その活動が実り、2016年には国立公園にも編入されました。西表島では船上から花を眺めましたが、平久保では群落のすぐそばまで歩いて近づくことができます。街灯のない暗闇の中で明かりを照らせば、ふわりとサガリバナが浮かび上がり、その姿はとても幻想的でした。


秘境の地「船浮」と「イダの浜」
西表島の西部に位置する船浮集落は、道路が通じておらず白浜港から船で10分ほど渡ったところにある集落です。現在の住民はわずか42名ですが、かつては軍事拠点が置かれ、明治期には海底通信線が敷かれるなど、小さな集落ながら歴史の舞台となってきた土地でもあります。全校生徒わずか3人という船浮小中学校や、女性のみが立ち入りを許されるという古い慣わしが今も守られる船浮御嶽など、静かな時間の流れを肌で感じる散策へとご案内しました。



また、集落からうっそうとした亜熱帯の森の小道を10分ほど歩けば、そこには遠浅で透明度抜群の海と、真っ白な砂浜が広がっています。このイダの浜は観光客も少なく、透き通った海と白い砂浜だけが広がる特別な静けさがありました。観光の後は、手作りのサーターアンダギーをいただきながら、集落に伝わる伝統舞踊「殿様節」を鑑賞するひとときもあり、島の暮らしと歴史にふれる濃密な時間となりました。

旅の楽しみのひとつ! 沖縄の食を味わいました
今回の旅では、沖縄料理のお店はもちろん、創作イタリアンのお店も訪れました。まず到着して向かったのはホテルの裏にある「里主」。ゴーヤーそばサラダやジーマーミ豆腐、八重山そばなど、島の食材をふんだんに使った料理からこの旅の食の物語が始まりました。


そして予約の難しい「Ristorante Terra Iriomote(リストランテ テラ イリオモテ)」では、「もし西表島がイタリアの島なら」というコンセプトのもと、島カボチャや琉球イノシシ、ドラゴンフルーツのつぼみなど、西表島の味覚をイタリアンの技法で引き立てた料理をお召し上がりいただきました。海の香りや八重山の初夏の香りなどを、五感で楽しんでもらいたいというシェフの思いの詰まったお料理の数々は、口に運ぶたびに島の風景が目の前に広がるようでした。






古民家を改装した「花ずみ」での昼食では、ゴーヤーの漬物やにんじんしりしりなど、どこか懐かしい家庭の味が並び、その場で作り方を教えていただく温かな一幕もありました。

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