【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2024年12月05日
【帰着レポート】兵庫・香川「ローカルガストロノミーと日本の美しきカントリーサイド 5日間」
<2024年11月24日~11月28日 5日間 添乗員:東京支店 福森 崇>
香川県の協力を得、3月に小豆島のホテルを貸切にした特別企画コースに続く第二弾は、兵庫・香川両県の協力を得た計6コース。その一つが当コースで、両県の魅力ある観光素材を深掘りし、新たな観光需要の喚起を目的に当社も企画造成にあたりました。ツアーのタイトルにあるように「ローカルガストロノミー=食」、「美しきカントリーサイド=田舎町の観光」と2つのテーマを柱にお楽しみいただきました。
観光では重伝建「丹波篠山」、高浜虚子ゆかりの「西山酒造場」、香川県では「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮を訪れ、何と785段の階段上りをパスし、本宮までは特別なお計らいで車で移動、楽をさせていただいて参拝も楽しみました。
丹波篠山市:篠山城跡と重伝建の城下町
旅は京都駅集合から始まり、さっそくバスで兵庫県中部の山間地に位置する丹波篠山へ向かいました。この地には1609年に西の諸大名を動員して築城した篠山城跡があり、かつての城下町が重伝建に指定され、武家屋敷群や商家群が残ります。バスでの道中は雨もぱらつき、到着時も若干雨に降られていたもののやがて青空が。お城は城壁の一部が残り、天守も残っておりませんが、2000年に再建された大書院を中心に見学。雨上がりに虹も広がり、紅葉の「赤」も映える中での散策となりました。
丹波市:創業1849年の伝統ある「西山酒造場」。丹波の発酵文化を伝える酒造内カフェでの昼食も
兵庫県では2泊の滞在で、観光は丹波エリアを中心にご案内。2日目は丹波市の伝統ある「西山酒造場」を訪ねました。1849年創業の酒造場で、蔵の敷地内にある井戸水を利用して酒造りが行われ、今では日本酒以外に焼酎やノンアルコール飲料なども造っています。この酒造の3代目蔵主とその弟が高浜虚子の1・2番目の弟子として俳句を学んだ縁で、酒造の代表的な銘柄「小鼓」は虚子が命名したのだそうです。米どころの丹波は古くから酒造りが盛んで、丹波杜氏は岩手・南部杜氏、新潟・越後杜氏と並び日本三大杜氏に数えられるほど。丹波杜氏の発酵の技が評価の高いお酒を造ります。西山酒造には発酵文化を伝えるカフェもあり、お店自慢の「丹波地鶏の木枡せいろ」をお勧めの日本酒1杯とともにいただきました。
当日は神戸新聞社、ひょうご観光本部からの取材陣の皆様と一緒の観光となりましたが、その様子は翌日の新聞記事にもなっておりました。
地元の名物料理から歴史ある料亭まで
バラエティーに富んだお食事を楽しみました
【創業は1609年、400年超の歴史を誇る「近又」のぼたん鍋】
初日に篠山城跡、城下町の散策を楽しんだ後に訪れたのは、ぼたん鍋が有名な「近又(きんまた)」でした。創業は奇しくも篠山城築城と同年の1609年と、すでに400年超の歴史を誇る名店で、丹波篠山と言えば「ぼたん鍋」、ぼたん鍋と言えば「近又」さんというほどのお店です。見た目にも食欲をそそるものでしたが、白い部分が実は全部が脂身ではないとのことで、煮込むほどに旨味が増すとの説明を受けていただきました。確かに臭みもまったく無く、お客様も大絶賛のお鍋でした。
【締めくくりは高松の名料亭「二蝶」での会席料理】
高松は、戦前は200余名の芸妓衆が活躍する「讃岐芸どころ」と言われていました。その高松でこの度の締めくくりの夕食をいただいたのが、70年超の老舗料亭「二蝶」さん。ご挨拶に来てくださった女将より、「二蝶」は芸妓の名前を受け継いだ屋号と伺いました。450坪の広さを誇る数寄屋造りの建物は、一部が国の有形文化財に登録され、佇まいから「格」を感じられる雰囲気も締めくくりに相応しいものでした。御料理も一品ずつが繊細で、美しい見栄えが食欲をそそり、スタッフの方々のサービスも実に心配りが感じられる、全てにおいて満足度の高い夕食となりました。
秋らしい風情も所々で感じることが出来、知らなかった港町で旬の食材で昼食を楽しんだり、両県の協力があってこそ実現した内容であることを強く実感いたしました。改めて携わってくださった現地の方々にも感謝の気持ちで一杯です。
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