ヴァイオリンの名手大谷康子デビュー50周年記念
明治の洋館「長楽館」特別サロンコンサートと祇園の名料亭「京大和」の旅 Aコース【4日間】
- 集合場所:京都駅
- 出発日: 2月24日(月)
- 旅行代金:¥228,000
ツアーコード: JP1815
ここにご注目。旅のポイント
- Point 1
- ヴァイオリンの名手大谷康子さんによる特別サロンコンサートを楽しみます。
- Point 2
- 長楽館と比叡山。明治の実業家村井吉兵衛が遺した2つの非公開邸宅を見学します。
- Point 3
- 明治から続く名料亭「京大和」とフォションホテル京都のフレンチ、お食事もお楽しみください。
ツアープランナーより
見どころのご紹介
伊藤博文命名「長楽館」での特別で優雅なひととき
数多くの寺社がひしめく京都ですが、気をつけていると、実は魅力的な洋館建築も見えてきます。京都は明治維新の主舞台であった歴史背景を持ちます。その中で、明治、大正、昭和初期にかけて、主に英米からの建築家たちが手がけた官公庁舎、教会堂、そして個人邸宅に至るモダンな西洋建築が市内のあちらこちらに建造されていきました。
その中でも「筆頭」に挙げられる洋館のひとつが、祇園の「長楽館」(明治42年、1909年)でしょう。命名は、初代内閣総理大臣、伊藤博文。そして持主は、煙草王と呼ばれた京都生まれの実業家、村井財閥を興した村井吉兵衛。東京赤坂台に本邸を移した村井が故郷京都の中心、東山を背景に八坂神社近い祇園に国内外からの賓客をもてなす迎賓館として建造。伊藤をはじめ大隈重信、山縣有朋、西園寺公望などがここに集い語らいました。
類まれなセンスに溢れた和洋折衷の美の空間
長楽館の設計は、建築家、宣教師、教育者であったジェームズ・ガーディナー。ハーバードで学び、米国聖公会から日本に派遣され、立教大学では校舎を建設したにとどまらず、教職(英文学)、校長まで務め、東京の教会で結婚式を挙げて、退任後は家族と共に日本に留まり、本格的に建築家として数多くの設計作品を残しています。その多くは残念ながら現存していませんが、長楽館をはじめ、横浜山手の有名な「外交官の家」(1910)、京都聖ヨハネ教会(1907、明治村に移設)、弘前昇天教会堂(1921)などは、今も指定文化財としてその姿をとどめています。
ガーディナーは在日45年、1925年11月25日、東京明石町の聖路加病院で死去。まさに日本のために骨を埋めた生涯でした。現スペイン大使館公邸(1927)や現オランダ大使館公邸(1928)は、その優美な洋館建築として良く知られていますが、いずれもガーディナー設計事務所の弟子、上林敬吉が担当しています。
【6室限定 長楽館宿泊プラン 追加旅行代金:】
旧迎賓館「長楽館」に宿泊して楽しむ華族の世界に宿泊
長楽館のホテル棟にある客室数はわずか6室、予約の難しいスモールラグジュアリーホテルの代表格と言えます。夕刻以降はご宿泊いただく方だけの空間となります。宿泊者しか味わえない、麗しき長楽館の世界をお楽しみください。また、国内外の賓客をもてなした「食事の間」(現フレンチ・レストラン「ル・シェーヌ」)での夕食をご用意しました。晩餐会さながら、ピアノの生演奏を聴きながら本格フレンチに舌鼓を打ち、特別なひと時をお過ごしください。
僅か54名様の特別サロンコンサート
このたびは、この歴史的洋館「長楽館」新館バンケットラウンジでのサロンコンサートです。2025年に楽壇デビュー50周年を迎える名手大谷康子さんと、京都を本拠に活躍中のピアニスト、イリーナ・メジューエワさんによるヴァイオリンとピアノのデュオの調べを、いつも楽しい大谷さんのトークも交えてお届けいたします。お客様はせいぜい50名様ほど。距離も近く、コンサートホールでは味わえない至近での音楽と表情、楽器の指づかいを感じられる、いつもとは随分印象の違う臨場感たっぷりのひとときになることと思います。
ヴァイオリン 大谷康子
2025年にデビュー50周年を迎える。華のあるステージ、深く温かい演奏は「歌うヴァイオリン」と評される。東京芸術大学、同大学院博士課程修了。在学中よりソロ活動を始め、これまでリサイタルはもちろん、NHK交響楽団、モスクワ・フィルなど、国内外の著名オーケストラとの共演多数。東京シティ・フィル首席コンサートマスター、東京交響楽団ソロコンサートマスターも務めた。CD多数。BSテレ東「おんがく交差点」(土曜午前8時)では落語家の春風亭小朝と司会を務め、演奏も行う。文化庁「芸術祭大賞」受賞。東京音楽大学教授。元東京芸術大学客員教授。東京芸大ジュニア・アカデミー特別教授。練馬区文化振興協会理事長。川崎市市民文化大使。高知県観光特使。日本交響楽振興財団理事。日本演奏連盟理事。
ピアノ イリーナ・メジューエワ
ロシア出身。モスクワのグネーシン音楽大学でウラジーミル・トロップに師事。1992年、E.フリプセ国際コンクール(ロッテルダム)優勝。1997年からは日本を本拠地としてコンサートやCD録音で活躍。バロックから近・現代までの幅広いレパートリーを誇る。2006年度青山音楽賞。CD「ショパン:夜想曲集」は2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝く。著書に『ピアノの名曲』と『ショパンの名曲』(いずれも講談社現代新書)。
一般公開されていない村井吉兵衛2つの邸宅を特別見学
今回は、村井吉兵衛の2つの邸宅を特別拝観します。長楽館本館3階では、東洋と西洋の文化が融合した「御成の間」。和柄のステンドグラスが印象的な茶室「長楽庵」をスタッフの説明を聞きながら、通常非公開の場所を特別に参観いただきます。
もうひとつは、東京赤坂山王台から比叡山延暦寺内に移築された村井吉兵衛の本邸である純日本家屋「大書院」。木曽の檜を中心とした資材を用いて建てられた純日本式建築で、設計は「関西建築界の父」と呼ばれる武田五一。1919年に本邸「山王荘」として東京赤坂山王台に建てられ、1928年秋、昭和天皇のご大典記念及び比叡山開創1150年の記念事業として、その一部が比叡山延暦寺内に移築されました。現在は延暦寺の迎賓館「大書院」としてその偉容を誇ります。普段は非公開の延暦寺大書院を説明を聞きながら特別に見学いただきます。
お食事は名料亭「京大和」や「フォション京都」にて
京都東山、二年坂の一角に広い敷地を持つ老舗料亭「京大和」。前身はこの地にあった「翠紅館」。幕末には桂小五郎や久坂玄瑞、武市半平太ら攘夷運動を代表する志士たちが集い、攘夷運動を決定づけた 翠紅館 会議が行われた歴史的な場所です。明治に入って料亭となり、以後京の伝統の味を受け継いできました。2019年には京大和の敷地内に「パーク・ハイアット京都」がオープン。伝統を生かしつつ、新たな取り組みも行っています。洋食はフォション京都最上階のレストラン「グラン・カフェ・フォション」をご用意しました。フランスで最も歴史のある料理コンクールで日本代表として2人目の優勝者となった林シェフのフレンチをお楽しみください。(長楽館宿泊の方は館内ル・シェーヌでの夕食となります。)
ツアー日程
4日間 | 訪問地・時刻 | スケジュール | 食事 |
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1日目
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京都駅13:00 西本願寺特別拝観
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■午後、京都駅に集合。 ■その後、●西本願寺の書院、経蔵をふくめ僧侶の特別解説で巡ります。国宝の書院、御影堂、阿弥陀堂などもご覧ください。 ■その後、ホテルにチェックイン。 (京都:京都東急ホテル泊) |
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2日目
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京都09:00発 延暦寺特別拝観 坂本 京都
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■午前、バスにて比叡山へ。 ■●比叡山延暦寺にて明治の実業家村井吉兵衛の本邸を移築して建てられた非公開の大書院の特別拝観にご案内します。 ■その後、根本中堂や大講堂を見学し、精進料理の昼食。 ■午後、ケーブルカーにて坂本へ。●西教寺を訪ねます。 ■夕刻、フォションホテル京都にてフレンチの夕食。 (長楽館宿泊の方は長楽館にてフレンチの夕食。) (京都:京都東急ホテルまたは長楽館泊) |
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3日目
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料亭「京大和」 長楽館特別サロンコンサート14:30開演
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■午前、自由行動です。 ■昼食は京都を代表する名料亭「京大和」にて懐石料理をご用意しました。 ■村井吉兵衛の京都別邸として建てられた洋館、長楽館にて大谷康子さんによる特別サロンコンサートをお楽しみください。 (京都:京都東急ホテル泊) |
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4日目
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京都09:00 鹿苑寺特別公開 京都駅13:00着
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■午前、この時期本堂である方丈が特別公開されている●鹿苑寺(金閣寺)へ。 ■その後、京都駅にて解散。 ご自宅までお荷物を託送します。 |
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出発日・旅行代金
このツアーは4日間のコースです。
出発日 | 旅行代金 |
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2月24日(月)発 |
旅行代金:¥228,000 1名室利用追加代金¥25,000 旅行代金 ¥278,000 1名室利用追加代金¥115,000【長楽館2月25日 1泊プラン(注)】 |
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。
(注)「長楽館」は全6室です。2名利用を基本とさせていただいており、1名ご利用は先着2名様とさせていただきます。
ツアー申し込み・お問い合わせ申込・問合せ
ツアーコード:JP1815
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