【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2021年03月22日
【帰着レポート】憧れの「侘桜」と人気の乳頭温泉「妙乃湯」
冬の旅【4日間】
<3/8発・添乗員 山口亨>秋田の乳頭温泉、妙乃湯と角館郊外の侘桜に宿泊するツアーに添乗をしてまいりました。どちらも人里離れた山の中にあり、静謐な雰囲気に包まれた旅館で、日常を忘れ、ゆったりと流れる時間をお楽しみいただくことができました。今回はツアー前半、妙乃湯で過ごす時間をレポートします。
山奥に佇む粋なお宿 妙乃湯
田沢湖駅で新幹線こまちを下り、タクシーに乗り換え妙乃湯を目指します。駅からは30分程で到着するのですが、今年は大雪に見舞われた割に、あたたかくなるのが早いせいか、例年よりも雪は少ないとドライバーさんから話を聞きました。天気にも恵まれ、乳頭温泉郷への途中、乳頭山の頂上も眺めることができました。
到着すると、スタッフの歓待で妙乃湯の時間が始まりました。ロビー兼食堂の広間でに通してもらい、まずは、長距離の移動を温かいお茶で流します。一通り、宿についての説明を聞いた後は、評判の温泉へ。妙乃湯は金の湯、銀の湯と二つの源泉を楽しめます。それぞれ、泉質が異なりますので、一回の入浴だけでもじっくりと味わうことができるのです。夕食までの時間を利用して、一回目の入浴を楽しまれた方がほとんどでした。男湯、女湯も夕食の時間に切り替わるので、雰囲気もがらりと変わり、また違った気分で楽しむことができました。
温泉内にはカメラを持ち込めないのでプロの写真を使います…
右奥が銀の湯です。屋根の上に積もった雪に風情を感じました。
冬の写真はないのが残念ですが、奥の斜面が雪に包まれます。
温泉の温かさと凛とした外気のぶつかり合いが贅沢です。
山と湖の食材を中心に、地の物を味わう贅沢
温泉で体を温めた後は、旅行の醍醐味でもあるお食事。妙乃湯では、山間にあることをおいしく実感させてくれる、素敵なお食事を提供してくれます。
春を感じさせてくれる蕗(秋田方言で「ばっきゃ」といいます)味噌、お隣岩手からの食材でしたが雪下で甘みを増した寒〆ほうれん草、ニジマスの突然変異を掛け合わせた宝来鱒(田沢湖周辺で養殖しています)、秋田牛や由利牛など様々いただいたのですが、中でも一番おいしいと思ったのは…
きのこ汁のふるまい
侮ってはいけません。囲炉裏で鍋が火にずっとかけられていたのですが、きのこの出汁、かおり、最低限の味付けだけなので、その豊かな風味は口の中にふわりと広がってきます。料理自体はとても素朴なのですが、非常に贅沢な料理です。秋田の人里離れた山奥だからこそ味わえる、究極の一品でした。
淡泊でおいしいお魚でした。
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