【国内】帰着しました。添乗員レポート
【国内】帰着しました。添乗員レポート
2024年02月26日
【帰着レポート】梅薫る早春の防長路 山口・防府・下関の旅
〈2024年2月20日(火)~2024年2月23日(金) 添乗員:大阪支店 八百屋健太〉
〈2024年2月20日(火)~2024年2月23日(金) 添乗員:大阪支店 八百屋健太〉
梅の花咲く周防と長門
歴史と文化を知る旅へ出かけてきました
本州最西端の山口県、かつての周防と長門の国は幕末から明治にかけ多くの人物を輩出しました。このたびはその時代をメインテーマとしつつ、あまり知られていない山口県の歴史や文化を、講師の竹本知行先生と一緒に辿ってきました。この季節は各地で梅の花も咲いていて、とても美しい風景に出会うことができました。
山口市が「2024年に行くべき52か所」の3番目に選ばれました!
アメリカのニューヨーク・タイムズが、世界の旅行先で「2024年に行くべき52か所」を発表し、日本から山口市が選ばれました。まったく予期せぬ選出に地元の方々も驚くばかり、国宝の瑠璃光寺五重塔が檜皮の葺き替えをしている最中での寝耳に水の出来事でした。
大物たちの書で埋め尽くされた「菜香亭」で竹本先生の講座を拝聴しました。
今回の講義は、日本の命運を担った偉人たちの扁額に囲まれた「菜香亭」の大広間で行いました。三条実美・木戸孝允・井上馨・岸信介・佐藤栄作・伊藤博文・山県有朋・寺内正毅・田中義一・山田顕義など、時代を超えた山口出身者やゆかりの人物たちの書の下で、竹本先生の講義にも力が入っていました。
「東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」
次に訪れたのは周防国の国衙が置かれた防府市です。ツアーに組み込まれることが少ない街なのですが、実は律令時代から近代まで山口県の中心地とも言える重要拠点でした。
長州藩の水軍基地と公館が置かれた防府三田尻
萩から三田尻へ萩往還と呼ばれる街道が整備され、藩の公館・英雲荘や御舟倉が置かれ瀬戸内の玄関となっていました。またこの地で作られた塩は北前船で北陸や東北の日本海側の港町に運ばれ長州藩の大きな財源となりました。
高杉晋作の墓所がある吉田の「東行庵」も訪ねました
下関で誕生した奇兵隊は規模が大きくなるとこの吉田の地に陣屋を設け維新の原動力となりました。また奇兵隊初代総督で倒幕・維新の立役者「高杉晋作」の菩提寺「東行庵」も吉田の地にあります。
「長州男児の肝っ玉をお見せ申す!」高杉晋作の功山寺挙兵
功山寺で五卿に謁見した高杉は「是より長州男児の肝っ玉を御目に掛け申す」と挙兵の決意を述べ、馬関奉行所を占拠、三田尻の海軍局をも襲撃し軍艦を手に入れたため、功山寺は維新発動の地と呼ばれています。
歴史の街「長府」を歩いて巡りました
幕末だけではなく、仲哀天皇・神功皇后滞在、和同開珎鋳造、長門探題設置、大内氏滅亡など古代から中世にかけても歴史的な出来事が多い長府、今回はあまり時間がなかったので駆け足での訪問となりましたが、ぜひまたじっくりとお出かけください。
料亭「春帆楼」で下関の”ふく”に舌鼓
日清講和条約が締結された会場であり、「フグ食用禁止令」を伊藤博文が解禁した「ふぐ料理」の公許第1号店「春帆楼」。ふぐづくしのお食事の後は、隣に建つ講和記念館も見学しました。
関門海峡には数々の見どころがあります
源平合戦のクライマックスで平家一門が滅亡した「壇ノ浦」、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地「巌流島」、四国連合艦隊下関砲撃事件と下関戦争など数々の歴史上舞台となった下関。
幕末・維新をテーマに廻った今回の旅ですが、山口、防府、下関ともに古代から近現代の見どころがたくさん残っており、ご参加されたお客様からは「次は違うテーマで巡ってみようかしら」と言うお声も。瀬戸内、日本海の海の幸が美味しい山口県ですのでぜひ季節を変えて再びお越しください。
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