【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年03月16日

【帰着レポート】八重山時間

<3/7発・添乗員 渋江恭子>

沖縄県南西部に浮かぶ八重山諸島の中心、石垣島に5連泊するツアーに添乗いたしました。3月上旬でも気温は25度前後、日差しも強く、青々とした南国の植物が育ち、ハイビスカスなどの鮮やかな花が咲き、日本にいながら、異国情緒をご満喫いただける旅でした。

石垣島のエメラルドの海を見る展望台からのパノラマ。赤瓦、生命力に満ちた緑、海の青が八重山カラーです。

竹富島の水牛車に揺られながら感じる、八重山時間。

石垣島を中心とする八重山諸島は竹富島、西表島、小浜島などの12の有人島があります。今回、宿泊したホテル・ミヤハラはフェリーターミナルの向かいという至便な立地。フェリーを利用して、様々な離島を巡りました。まず、ご案内したのがフェリーを利用して、約10分で行ける竹富島です。竹富島の集落には石垣で囲われた赤瓦の屋根が特徴の伝統的な民家が残っており、重要伝統的建造物群に登録されています。石垣のグレー、ハイビスカスやブーゲンビリアの赤のコントラストが美しい通りを、人が歩くペースよりもゆったりと進む水牛車に揺られながら進みました。案内人が三線を使って弾き語る民謡をBGMに、ゆったり、のんびりと流れる「八重山時間」をご満喫いただきました。

ゆったり、のんびり。八重山時間を演出してくれる水牛
竹富島の星砂浜。多様な色合いのブルーが美しかったです。
サンゴの白砂、石垣、草、そしてブーゲンビリア。カラーコーディネートが見事な通り。
星砂の浜では、星の形をした砂探しに夢中になりました。

西表島に広がるエキゾチックなマングローブ林

西表島は沖縄県では本島の次に大きい島で、島の90%が亜熱帯のジャングルに覆われた自然豊かな島です。ツアーではマングローブが群生する仲間川のクルーズをお楽しみいただきました。マングローブとは海水と淡水が混ざり合う、汽水域に生息する植物の総称で、仲間川には7種類のマングローブが群生しています。塩水に浸かるという、植物にとって、不遇の環境下でなんとか生き延びようと、独自の方法で根を発達させた姿を間近にご覧いただきました。マングローブが鬱蒼と茂る景観は東南アジアや南米のジャングルを思わせ、「日本にいることを忘れる」とおっしゃるお客様もいらっしゃいました。

西表島で2番目に長い仲間川を約1時間かけてクルーズしました。
過酷な環境をたくましく生き抜くマングローブの生命力を間近に感じました。

マングローブの特徴は独自の方法で呼吸根を発達させており、それぞれの様式美を有しています。
西表島をドライブ中、日本では八重山諸島にしか生息していないカンムリワシに遭遇しました。

これぞ地上の楽園。花が咲き、蝶が舞う由布島

西表島に続いてご案内したのが、由布島です。わずか400mの浅瀬でつながっているので、移動は船ではなく、水牛車を利用しました。約10分、水牛車に揺られると、由布島に到着。由布島は周囲約2kmのとても小さな島で、1時間あれば、徒歩で一周できます。島内の通りには3月上旬でも彩り豊かな花が咲き、南国情緒を感じることができました。島内には石垣市の市蝶でもある「オオゴマダラ」が舞う蝶々園、ブーゲンビリア・ガーデンなどの見所があり、お客様にはご自由に散策をお楽しみいただきました。

水音を聞きながら、水牛車で浅瀬を渡る。旅情を感じるひとときです。

大きな羽を広げてゆったりと舞う「オオゴマダラ」は「南国の貴婦人」とも称せられます。

赤、ピンク、黄色など南国カラーのブーゲンビリアが咲き乱れる、ブーゲンビリア・ガーデン。

忘れえぬ光景。七色に変化する、八重山ブルー。

石垣島のビーチの代表格といえば、北西部にある川平湾です。サンゴからなる白い砂浜、エメラルドグリーン、コバルトブルーなど七色に変化する海のコントラストは言葉を失う美しさで、国指定の名勝に選ばれ、「ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン」で最高ランクの三つ星も獲得しており、石垣島を代表する景勝地です。ここではグラスボートに乗って、海中を覗きこみました。サンゴ礁の間を縫うように泳ぐカクレクマノミなどの熱帯魚、さらには「幸運を運ぶ」ともいわれているウミガメを見ることもできました。

東南アジアや南米を思わせるような木々や花々が日常を忘れさせてくれ、降り注ぐ陽光が元気を与えてくれました。帰路に着くお客様は出会ったときよりも、心なしか生き生きとした姿に見えたことが印象的でした。

川平湾は遊泳禁止のため、海中を眺める唯一の手段がグラスボートです。
船頭さんに指南されながら、海中のカクレクマノミやウミガメを探しました。

南国の風に吹かれながら、味わう絶景。「ずっとここにいたい」とおっしゃるお客様もいらっしゃいました。

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