【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年03月17日

【帰着レポート】珠洲岬・ランプの宿と加賀屋で寛ぐ能登周遊の旅

2021年3月13日~16日 4日間 添乗員:名古屋支店 柴﨑範朗

<3/13発・添乗員 柴﨑 範朗
石川県の先端能登半島珠洲岬へ行ってまいりま日本海に突き出た能登半島をぐるりとめぐり、最先端にポツンと一軒ある「ランプの宿」と和倉温泉「加賀屋」でのんびりと過ごす旅より戻りました。1日目は雨に見舞われたものの、2日目以降は快晴で美しい景色と地元食材を利用したお食事、北前船の繁栄をしのぶ様々な見どころを堪能してきました。した。

意外なお宝がたくさんの南惣美術館

現在では能登半島は、長閑な田舎風景が広がるところで、美しい自然の中に歴史ある町があり旅情をそそるところですが、江戸時代の北前船全盛期には、北海道から敦賀への大海道のルート上にある重要な場所であり、幕府直轄地である天領として大いに賑わったようです。輪島から30分ほど北西に向かったところにある南惣美術館は、もともと天領であったこの地域の庄屋で南家が代々、信仰心も篤く文化や茶道にも造詣が深いために交易によってまたはその利益で多くの美術品などが集まりました。また欅材を寺社に奉納する代わりにもらったものなども含めて200点以上のものがあり、古九谷・織部などの茶碗や古い輪島塗の漆器だけでなく、西郷隆盛の書や東郷平八郎の書などもあり、驚きました。改めて、北前船時代の繁栄を思い知らされました。

重伝建の黒島集落
南惣美術館の古九谷
南惣美術館の西郷隆盛の書

輪島の朝市で見つけたふぐの卵巣。

輪島はふぐの漁獲量日本一であり、街中でも気軽にふぐを食べることができます。価格を統一するようにしているため、他の地域に比べて安く食べられるのも魅力のひとつです。ふぐといえば毒が気になりますが、とくに肝や卵巣には致死性の高い毒が多く含まれており、通常食べることはありません。しかし、石川県ではこのふぐの卵巣を2年以上も糠漬けをすることで毒素を消して珍味として味わっています。なんだか怖いですが、食べてみると塩気があり味が濃厚で酒のつまみにはピッタリ。ぜひ一度試してみてください。

朝市のふぐ卵巣糠漬け

テレビもラジオもない贅沢 ランプの宿

能登半島の最先端になる珠洲岬のがけ下にあるのがランプの宿。もともとは北前船が暴風雨など避けるために入った入江に次第に食事や休憩ができるように施設を作ったのが始まりのようで、つい近年まで電気も来ておらず、ランプの灯りだけであったために、いつしか「ランプの宿」と言われるようになりました。現在はもちろん電気が来ており、携帯電話も数年前は県外でしたが、多少電波が入るようにはなりました。ただ、波の音をBGMに目の前に広がる海を見ながら過ごす空間が何とも言えない癒しとなります。電気が通ってもテレビはおかず、電話も受話器を上げると直接フロントへつながるだけのもの。最果ての地に来たという感覚を存分に味わえるでしょう。能登半島先端の人里離れた環境の中で、新鮮な石川の食材を使った手の込んだ料理と真心のこもったサービスが何とも心地よい滞在を演出しています。 本当の旅の良さを感じさせてくれる宿と言っても過言ではないでしょう

目の前には海が広がるランプの宿の半露天風呂付客室
地元の食材をメインにしたお料理(イメージ)

初夏から夏にかけて、ランプの宿に訪れる旅はこちら

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