【国内】帰着しました。添乗員レポート
【国内】帰着しました。添乗員レポート
2023年12月01日
【帰着レポート】語り部と旅する 秋の近江・安土紀行
<2023年11月14日(火)~11月17日(火)4日間 東京支店 古閑 直樹>
<2023年11月14日(火)~11月17日(火)4日間 東京支店 古閑 直樹>
近江・安土紀行の添乗より帰着しました。今回のツアーはツアータイトルに「語り部と旅する」とあるとおり、毎日見どころとなる町では地元の語り部に同行していただきました。
近江商人の旧家での語りと五個荘の散策
バス駐車場より国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている五箇荘金堂地区を進み、講演会の会場の「NIPPONIA五個荘近江商人の町」へ向かいました。ここは、元、外村宇兵衛亭という近江商人の邸宅でしたが、昨年9月にホテルに改装されています。かつての土蔵を改装した会場で「近江商人」に関する講演がスタート。 講師の中野正道先生は、滋賀県の地元の高校の校長先生などを歴任され、現在は乾徳寺の住職としてご活躍をされ、近江商人に関する著書も出されています。
映像などを使い、近江商人の話しをしていただきました。五個荘が近江商人の発祥の地と言われる所以は人口比率に比べても寺子屋が多かったこと、最近よく聞く言葉SDGsの先駆けは近江商人だったなど、今でも生活に身近なものがたくさんあるということを聞いていくうちに、皆様、相槌を打たれたり、必死にメモを取られる方も。あっという間の1時間の講演でした。
近江商人の邸宅「外村繁邸」入口を行ったところには「郁子むべ」の実を見ることができました。「むべ」のゼリー状の果実と乾燥した皮を粉状にしたものを水飴でまろやかに作られた「うむべ御飴」も販売されていたので、バスの中で皆様に試食いただきました。ほんのり甘く素朴で懐かしい味でした。
近江八幡では藪秀実先生とともにヴォーリズ建築巡りへ
近江八幡には近江商人の屋敷が建ち並ぶだけではなく、異国情緒ある洋風建築も数多くあります。それらを手掛けたのがウィリアム・メレル・ヴォーリズ。ヴォーリズ記念館の藪秀実館長より近江八幡市内に20軒余り現存しているヴォーリズ建築の代表的なものを案内いただきました。
ウォータハウス記念館からスタートして旧八幡郵便局を通りアンドリュース記念館へ。ここでは藪館長より30分ほどのウィリアム・メレル・ヴォーリズについて映像を交えての講義を聞いていただきました。その後はヴォーリズ記念館、ヴォーリズ学園のハイド記念館までの散策でした。藪館長のわかりやすい解説で、以前に近江八幡に来られたことがあるという方は「新しい発見だった」というお声もいただきました。宿泊する近江八幡駅近くのホテルニューオウミの道路を挟んで向かい側にある小さな教会の金田教会もヴォーリズ建築ですので、宿泊の際はぜひご覧ください。
※ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories、一柳米来留〈ひとつやなぎ めれる〉、1880年10月28日 – 1964年(昭和39年)5月7日)は、アメリカ合衆国に生まれ、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家、社会事業家、キリスト教の信徒伝道者。ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人としてメンソレータム(現在はロート製薬の商標、近江兄弟社は「メンターム」として販売)を広く日本に普及させた実業家でもある。また、キリスト教青年会(YMCA)活動を通し「近江ミッション」を設立し、信徒の立場で熱心にプロテスタントの伝道に従事した。讃美歌や同志社カレッジソングなどの作詞作曲を手がけ、ハモンドオルガンを日本に紹介するなど、音楽についての造詣も深かった。(『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
元安土城考古学博物館副館長・大沼芳幸氏と歩く安土
「安土」には、かつては織田信長が築城した安土城があるなど、誰もがこの地名を聞いたことがあると思います。
安土城考古学博物館の元副館長の大沼芳幸氏とともに、まずは安土考古学博物館を案内いただきました。これまでの発掘調査と資料から復元された安土城をご覧いただきながら当時はこうだったのではないかという解説から始まり、中世の城に関する展示、戦国大名と城に関する展示、城郭の石垣、信長が使っていたと言われている長さ6メートルの長槍、信長が初めて使用されたと言われる金箔瓦など、当時の安土城が栄華を極めたときをうかがい知ることができました。
午後は安土城跡を歩きました。大手門跡からスタートして、大沼氏から見どころを案内いただきながら築城された当時の様子などを知り、さらに理解を深めることができました。頂上の天守跡からは琵琶湖も見ることができました。
「ひさご寿司」にて滋賀料理、琵琶湖料理を
滋賀県と言えば何といっても琵琶湖。料理も琵琶湖固有種の魚を使ったものがたくさんありますが、それだけでなく山の幸も豊富です。「ひさご寿司」では旬の滋賀料理、琵琶湖料理の数々をご賞味いただきました。珍しい地ものが多いため、料理長の川西豪志さんがその都度説明を。雉肉を使った鍋料理「じゅんじゅん」は料理長自らその場で調理して盛り付けていただきました。
この記事に関するキーワード
お気軽にお問い合わせください
電話相談はこちら
受付時間:午前9:30~午後5:30
- 東京
- 03-3501-4111
- 大阪
- 06-6343-0111
- 名古屋
- 052-252-2110
- 九州
- 092-473-0111
- 札幌
- 011-232-9111
- 藤沢
- 0466-27-0111