【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2022年09月02日
【帰着レポート】国生みと御食国の島・淡路の旅
2022年8月30日~9月2日 4日間 添乗員:東京支店 矢澤高宜
〈8月30日発 添乗員:東京本社営業部 矢澤高宜〉
明石と鳴門の両海峡に挟まれた淡路島に行ってきました。1泊2泊ではなく、島内だけに3泊する他にはない旅。東京23区ほどの大きさしかない島で、多くのお客様が「そんなに淡路島って見るところあるの?」と周りの方に出発前に言われたそうです。今後もあと2本出発しますが、ここではツアーの肝に絞ってご案内します。

淡路島は日本発祥の地!神話と共に旅をする
古事記・日本書紀にはイザナギ・イザナミの二神が天の浮橋に降り立ち、矛を手に海原を撹拌し、「おのころ島(自ずと凝り固まる)」ができた、という記載があります。その地が他ならぬ淡路島です。これを祀ったおのころ島神社や、イザナギがその生涯を閉じた幽宮(かくりのみや)跡に建てられたと伝わる伊弉諾神宮など、我が国の成り立ちにとって重要な舞台となったこの島には他にも神話にまつわるスポットがたくさんあり、文化庁が選定する日本遺産にも登録されています。出雲や伊勢にも負けず劣らず。歴史ファンにはたまらない地です。



全国を駆け巡った淡路人形浄瑠璃の火は消えず
大衆芸能として大いに栄え、その後歌舞伎や時代の流れに一時は呑み込まれた人形浄瑠璃。島には江戸時代に何と40を超える人形座があったといいます。全国を巡業したのも特徴で、存続・廃絶問わず各地に残る人形浄瑠璃の多くは淡路系に行きつくと言われます。今回は島でただ一つの人形座で戎舞を鑑賞。舞台裏の見学もあり、国の重要無形民俗文化財の確かな火を見届けてきました。皆様も興味津々でした。






ワールド航空初登場!弥生の鍛冶の里・五斗長垣内遺跡へ
昨年のブラタモリでも紹介され、俄に注目を集める遺跡にも弊社で初めて訪れました。ごっさかいと、と読む難読遺跡で、平地ではなく玉ねぎの段々畑の中に現れるのもユニークなところ。この地で弥生時代に少なくとも150年間は鉄器製造が行われており、その後忽然と歴史から姿を消しました。鉄もどこからもたらされたものなのか、現段階ではわかっていないそうです。様々な解釈の余地がある、遺跡好きにはぜひご覧いただきたい地です。




御食国(みけつくに)の旬の食材も堪能しました
大和朝廷に新鮮な食材を提供し、御食国と呼ばれた淡路。玉ねぎが有名ですが、夏の旬としてウニと鱧(はも)が挙げられ、今回は両方を堪能いただきました。由良という小さな漁港でわずか15名ほどの漁師が獲る赤ウニは年々希少化しており、「幻のウニ」と呼ばれます。これを一枚、贅沢に丼としてお召し上がりいただきました。また、鱧は「べっぴん鱧」というブランド魚になっており、前菜から雑炊まで鱧尽くしのフルコースもご堪能いただきました。歴史、景観、食…小さな淡路島には、大きな魅力が詰まっていました。


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