【海外】注目の旅

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2024年04月09日

【リレー連載 第1回】ドバイ旧市街の魅力

1960年代の石油の発見以来、急速に発展を遂げ、今や世界の経済の中枢とも言えるまでに近代化されたドバイとアブダビ。しかしながら超高層ビル群から一歩離れて旧市街に入ると、昔ながらの日干し煉瓦の建物が並び、更にドバイ・クリーク(入江)を昔と変わらぬ渡し船「アブラ」で渡るなど、新旧入り混じる魅力を持つ国です。今回は現地に添乗経験のある3人の社員からリレー形式でこの国の魅力をご紹介します。第1回目は中屋より、ドバイ旧市街の魅力をご紹介します。

第2回はルーブル・アブダビとアブダビの魅力(約10日後の公開の予定ですので楽しみにお待ちください)
第3回は7つ星ホテルを紹介の予定です。

新旧入り混じるドバイの町

ドバイの町は決して深い歴史を持つ町ではありません。古代には細々とナツメヤシの農耕を行い、16世紀頃には漁業、真珠採り、造船に大きく依存し、金、香辛料、織物などを交易する商人のための宿泊施設や食事を提供して生計を立てていました。
しかし1966年、ドバイのすべてが変わりました。石油を掘り当てたのです。それ以降は皆様のご存知の通り、急速な発展を遂げ現在に至るのです。今やドバイの町は超近代的な高層ビルが建ち並んでいますが、そこから少し離れると、かつてのアラビアの雰囲気を味わえる場所も多くあります。中でも「バスタキヤ歴史地区」は西洋やインド、中国との中継貿易に従事したペルシャ人の建てた建物が残り、まるでイランの古い街、ヤズドの様です。ここには、自然のクーラーともいえる「風の塔」が聳えている風景をご覧いただくことができます。

「風の塔」が聳えるペルシャ人の家:上空の涼しい空気を取り込み、地下や貯水池を通ることで冷えた空気を家の中に送るシステムです。
ドバイ・クリーク(入江)を渡し船「アブラ」で渡る。現在でも橋は架けられる、地元の人々も利用しています。

ドバイ・クリークを渡し船で渡り、オールド・ドバイへ。

ドバイ・クリーク(入江)には現在でも橋が架けられず、地元の人々は皆、「アブラ」と呼ばれる渡し船で行き来しています。私たちもそのアブラに試乗体験しました。
対岸には市場(スーク)が広がっています。まずは「スパイス・スーク」つまり香辛料の市場です。この地域にはサフランなどの香辛料を売る店、コーヒーやお茶を売る店、地元の人々のための食糧を売る店などが軒を連ねています。
更に、ここから少し進むとゴールド・スーク(黄金のバザール)です。その名前の通り、金銀、宝飾品の扱う店が続き、目も眩むばかりです。ゴールド・スークの入口には世界最大の指輪が置かれ、ギネス・レコードに登録された証明書も張られていました。

世界最大の指輪:何と直径80㎝、高さ50㎝と人間がすっぽり入れる大きさです。
指輪の下には「ギネス世界記録™」からの正式な証明書も張り付けられていました。
※ギネス世界記録™はギネスワールドレコーズリミテッドの登録商標です。

確かにドバイには近代的なものが多いですが、昔ながらの伝統的なものもご注目ください。

ショッピング・モール内のスーパーマーケットも訪ねました
ドバイで最も美しいジュメイラ・モスク

中屋雅之より皆様へ

ドバイ・アブダビといえば近代的な国で、見どころはあまりないのではないかと思っていましたが、実際に現地を訪問してみると、近代的な巨大ショッピング・モールや豪華なホテルなどのほかに、古い時代の建物やバザール、人々の生活など見どころが大変豊富であることに驚かされました。ぜひまた訪問したいと思う国です。
※次回は須谷和哉社員より、アブダビのルーブル・アブダビなどアブダビの魅力をご紹介させていただきたいと思います。

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