町並み百選

町並み百選

2022年04月27日

東海きっての商都、松阪の城下町(三重)

伊勢神宮、熊野、大和への街道が交差する地にあった松阪は、伊勢の商業の中心地として大いに繁栄した町です。

松阪城に現在天守閣は復元されていませんが、城跡は築城当時の野面積みの石垣がかつての面影をよく残しています。二の丸跡から城下町全体を眺めると、紀州藩士ら城を守る武士たちの暮らした御城番屋敷や、生垣に囲まれた旧同心町など、武家屋敷が並んでいます。

武家屋敷や商人町など、江戸の町割とその佇まいをよく残していて、城の北側には世に知られた松阪商人たちの地域があります。松阪商人は江戸に出て大成功をおさめましたが、その豪商たちの邸宅を見ることができます。
松阪牛で有名な料亭「和田金」の道を北にゆくと、三井家発祥の地や紙商小津家などが点在。

最も雰囲気を残しているのが魚町通りで最大の地場産業だった松阪木綿の長谷川家や、生涯をこの地で過ごした国学者本居宣長邸など立派な古い邸宅街となっていて、松阪が当時東海きっての商都だったことを偲ばせてくれます。

1588年に蒲生氏郷によって築城された松阪城。石垣の跡が残ります
松阪御城番屋敷
松阪といえば牛肉。名店「和田金」の「寿き焼き」(イメージ)
旧小津清左衛門家 ©松阪市
旧長谷川治郎兵衛家©松阪市

下記のツアーで松阪を訪ねます

極みの味を愉しむ 桑名・松阪・志摩の旅【3日間】

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111