【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年11月29日

【帰国レポート】ボストンからワシントンD.C.へ アメリカ東部芸術の旅 11日間

<2024年11月5日(火)~11月15日(金)11日間 添乗員:東京支店 山田 周>

ボストン、ニューヨーク、ワシントンの3都市を巡る旅に行ってまいりました。日中の気温が18~23℃と暖かく、天候にも恵まれ、青空のもと秋景色を楽しみながらの旅となりました。今回の旅は各地の美術館をゆっくり巡る芸術鑑賞がテーマでしたが、質、量とも世界最高峰の作品群は圧巻でした。また、アメリカ建国の歴史を辿る見どころや、ボストン交響楽団やニューヨークフィルの演奏会、ブロードウェイのミュージカル、地元のライブハウスでのジャズライブ鑑賞な、本場のエンターテイメントもお楽しみいただくことができました。

ボストン交響楽団の演奏会は大盛況でした
ニューヨークで本場のジャズ・ライブを鑑賞

富永先生と巡るメトロポリタン美術館

ニューヨーク在住歴が長く、メトロポリタン美術館を知り尽くしている画家の富永先生の丁寧で分かりやすい解説を聞きながら名画鑑賞をお楽しみいただきました。フェルメールの5点の作品、レンブラント、エル・グレコ、ベラスケスなど巨匠たちの古典絵画コレクション、有名なゴッホの『自画像』や『ひまわり』、モネの『睡蓮』、マティス、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、ルソーなど膨大な印象派絵画のコレクション、近代絵画、東洋絵画まで、世界中から集められた、質、量ともに世界最高峰の美術館の作品群は圧巻でした。

富永先生の解説を聞きながらの名画鑑賞
フェルメールの5点の作品も間近にご覧いただけました

ティファニーの見事なステンドグラス
リーマン・コレクション「ド・ブロイ伯爵夫人の肖像」

世界最高峰の印象派コレクション「バーンズ・コレクション」

世界屈指の印象派絵画の個人コレクション「バーンズ・コレクション」はアメリカ独立宣言の舞台で最初の首都が置かれたフィラデルフィアにあります。ロバート・バーンズ氏が買い集めた個人コレクションは2500点以上(ルノワール181点、セザンヌ69点、マティス60点、ピカソ46点、ドガ11点、ゴッホ7点、スーラ6点、モネ4点など)。バーンズ氏の遺言により門外不出とされ、例外は改修費を捻出するために1994年に3つの美術館に貸し出されたときのみ。そのひとつ上野の国立西洋美術館で80点の作品が特別公開された際は107万人以上が訪れました(この記録は現在でも最高記録)。作品はバーンズ氏の私邸に飾られた時とほぼ同じ配置で展示されています。印象派絵画ファンにはたまらない特別な美術館で名画を鑑賞する、至福のひとときをでした。

マティスの傑作『ダンス』の壁画
美術館案内人の方がタブレットで絵画を解説
ルノワール作品だけで181点もあります

珍しいルノワールの彫刻作品も鑑賞

アメリカ建国の歴史と芸術に触れる 古都ボストンに滞在

ボストンでは英国から海を渡ってきた清教徒の苦難、先住民との交流、アメリカ独立、建国のきっかけとなったボストン虐殺事件、ボストン茶会事件など、歴史解説を聞きながら独立、建国の歴史を辿るフリーダムトレイルを歩いてきました。

独立宣言が読み上げられた旧州議事堂
ボストン最古の高級住宅街ビーコンヒル

ボストン美術館から徒歩5分のイザベラ・ガードナー美術館。大富豪の未亡人だったイザベラ・ガードナーさんの個人コレクションが一般公開されており、時間があればぜひ訪問をおすすめしたい場所です。展示作品も見応えがありますが、何よりもベネチア宮殿風の私邸を移築した建物の雰囲気が素晴らしく、名画をゆっくり鑑賞しながらのひとときは本当に癒されます。

個人コレクションが私邸に飾られているかのような展示
1990年に盗まれた絵画の額縁はそのままです

政治の中枢とスミソニアン博物館群 首都ワシントンD.C.に滞在

私たちは11月5日のアメリカ大統領選挙の投票日に日本を出発(同日にボストン到着)、11月11日にワシントンD.C.に入りました。大統領選挙を終えたばかりのワシントンD.C.は驚くほど静かで、国会議事堂の前は1月20日の大統領就任式の会場設営の準備が行われていました。
スミソニアン博物館群のハイライトとなるナショナル・ギャラリーは10時に入場しましたが、レオナルド・ダ・ヴィンチの部屋もフェルメールの3点の名画が展示されているオランダ絵画の部屋も私たちだけでした。午前中のすべての時間をナショナル・ギャラリーでの名画鑑賞にあてる、贅沢な時間をお過ごしいただいたあとは、世界最大のブルーダイヤモンドを展示する自然史博物館、航空宇宙博物館を訪れるなど、思い思いの午後をお過ごしいただきました。

国会議事堂の前では大統領就任式の会場設営中でした
ケネディ元大統領も眠るアーリントン墓地
北米唯一のレオナルド・ダ・ヴィンチ作品をゆっくり鑑賞
スミソニアン航空宇宙博物館のアポロ11号帰還船

おすすめの自由行動その1 ブロードウェイでミュージカル公演を鑑賞

ニューヨークのブロードウェイには客席500席以上の劇場が43もあります。それぞれの劇場では週1日の休演日を除く毎日、ミュージカル、演劇、コメディーショーなどが上演されています。歌とダンス、煌びやかな衣装やトリックが印象的な『アラジン』、米倉涼子さんが出演したことで話題となった『シカゴ』、マイケル・ジャクソンが成功するまでの足跡を物語とした『MJ』など、英語のセリフを理解しなくても音楽と舞台を見ることで楽しめる、おすすめのプログラムが目白押しです。今回も多くのお客様が現地到着後にチケットを購入、本場のミュージカル公演をお楽しみいただきました。

おすすめの自由行動その2 自由の女神と摩天楼を眺めるハドソン川クルーズ

ハドソン川のピア83からサークルラインの1時間クルーズに行ってまいりました。エンパイヤステートビル、エッジ、ワールドトレードセンターなど、摩天楼のような高層ビル群、対岸のニュージャージー、リバティ島の自由の女神など、短い時間でマンハッタンの風景を満喫できるおすすめのプログラムです。

ホテルから徒歩至近のブロードウェイでミュージカル鑑賞
自由の女神と摩天楼を船上から望むサークルライン

世界最高峰のエンターテイメントを発信するニューヨークの魅力は尽きることがなく、何度訪れても常に新しい発見があります。大都会ニューヨークとは真逆で静かで落ち着いた佇まいのボストンは、アメリカという国の成り立ちを知るうえで一度は訪れたい街です。首都ワシントンD.C.は政治の中枢機関と学術機関スミソニアン協会の博物館群が集中するにもかかわらず驚くほどコンパクトな街で、実際に訪れてみると建設当初から首都として計画された都市であることがよくわかります。3つの街の対比が面白いアメリカ3都市(ボストン、ニューヨーク、ワシントンD.C)の旅に、ぜひお出かけください。

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