【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2023年11月01日

【帰国レポート】「第93回アルバ白トリュフ国際見本市」とピエモンテ食彩紀行

<10月11日発〜10月20日着 10日間 添乗員:東京支店 太田 勇樹>

150年前まで都市国家が乱立していたイタリアには、地域ごとに独特の食文化があります。美しい景色や澄んだ空気とともに個性溢れるそれぞれの街の美食を味わいながら旅をしてきました。今回は豊かな食文化を持つイタリア、ピエモンテを中心にご紹介します。

絶景!!白大理石の産地・カラーラでの郷土料理

地元の食材を地元のワインとともに愉しむのは一番美味しい食べ方だと思いますが、そこに美味しい空気と絶景が加われば、なおさら美味になります。カラーラはあのミケランジェロがダビデ像を制作した際にも使った白大理石の産地でもあり、岩肌が露出して雪を被ったような真っ白な山々が連なります。その素晴らしい景色を眺めながらトスカーナの北部、リグーリアとの州境付近の家庭料理を、B&B※を営む日本人女性、大木さんに作っていただきました。なんでこんところに日本人? と思わず思ってしまうすごい山奥でしたが、料理は愛情のこもったまさしくイタリアマンマの味でした。

※ベッド・アンド・ブレックファストの略。小規模な宿泊施設で、宿泊と朝食の提供を料金に含み、比較的低価格で利用できるペンション(日本の「ペンション」とは異なる)に相当する。

景色を眺めながらオープンテラスで自家製のワインとともに
大木さんが営む2室のみのB&B
荒れ地を開墾している最中にたまたま古いぶどう畑を見つけ、ワイン作りを始めたそうです
イタリアで広く親しまれるボルロッティ豆のスープ
自家製のワインと彫刻家であるご主人の作品

ピエモンテ料理とは

日本でもピエモンテ州は美味しいものが多いとよく耳にしますが、それは特にワインを表していることが多いかもしれません。バローロやバルバレスコなど、イタリアでも1、2を争う有名なワインの産地としても知られています。
ピエモンテにはバーニャカウダやパンナコッタなど誰もが名前を聞いたことがあるイタリアを代表する料理もありますが、実際によく食べられている郷土料理は想像以上に地味だと思います。ただ、素材が新鮮でなければ作ることができない料理が多く、実際にピエモンテを訪れなければ味わえない料理が多いのも魅力です。

ファッソーネ牛のタルタルとラルド(豚の背脂の塩漬け)
スライスした豚肉とツナソース(ヴィテッロ トンナート)
ジビエを包む肉詰めパスタ(アニョロッティ・デル・プリン)
タヤリン(ピエモンテの方言でタリオリーニ)パスタに白トリュフのスライスをふんだんにかけた贅沢なトリュフ料理
イタリア版ロールキャベツ(カポネット)
牛肉をイタリアワインの王様・バローロで煮込んだ(ブラサート・アル・バローロ)

ただ食べるだけでなく、実際に調理する体験型ランチやローマ法王に献上しているジェノベーゼが有名な老舗の名店を訪れたり、映画にも登場する素晴らしいホテルでの滞在など、「食」をテーマにしながら北西イタリアをのんびりと優雅に旅してきました。イタリア料理や食文化が大好きな方にはぜひご参加いただきたい、まさしく「食彩紀行」でした。

日本の名シェフとも交流の深いジョルジオさんのレストランでは、パスタ作りに挑戦
白トリュフ国際見本市の会場にて、真ん中のブースで白トリュフの検品が行われています
ローマ法王をはじめ、数々の著名人に愛されるジェノバの名店「ZEFFIRINO」
ローマ法王にも献上しているジェノバペースト 日持ちがしないため持ち帰ることはできませんでした
某映画にも登場するカモッリの老舗ホテル「CENOBIO DEI DOGI」 オーシャンビューの景色はさすがの一言
スローフード協会が推薦する名店「BOCCONDIVINO」名物のパンナコッタ

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111