【海外】帰国しました。添乗員レポート
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2023年06月17日
【帰国レポート】ボツワナ・オカバンゴ湿地帯とモレミ鳥獣保護区の旅
〈2023年6月8日発~6月17日着 大阪支店 信濃 貴宣〉
1000件目の世界遺産に登録されたボツワナのオカバンゴ・デルタ。雨季の限られた時期、遠くアンゴラの奥地から流れる川の水がカラハリ砂漠に流れ、四国にも匹敵する広大な湿地を形成。その期間は5月から約4か月、干上がったサバンナがこの時期だけは活き活きとした緑と湿原が横溢します。
オカバンゴ・デルタに連泊する貴重な体験
ボツワナのマウンという小さな町からプロペラ機に乗ってオカバンゴ・デルタの到着地となるズガーナ駐機場へ。眼下には広大な湿地が広がっていました。駐機場からボートでロッジにチェックインの後、モコロと呼ばれる丸木舟タイプのカヌーに乗ってパピルスや葦の生い茂る水路を巡りました。そこは、カバなど水棲生物がつくった獣道。静かに、ゆっくり進んで行き、水面は鏡面のように空や周りの景色を映し、聞こえるのは水底に櫂を差し込む音と野鳥や草の擦れる音だけ。やがて夕陽が水面を照らす頃には日常から完全に離れたと実感しました。周辺に人工物は勿論なく、まさに自然の中にお邪魔した2泊でした。
モレミ地区では滅多に見ることのできないシーンに遭遇
オカバンゴの起点となったズガーナでは主にボートクルーズでカバやワニといった水棲生物を中心にご覧いただきました。その後、プロペラ機で移動したところは、東へ離れたところにあるモレミ鳥獣保護区。オカバンゴエリアではありながら、サバンナも広がりここではゲームサファリ、つまり4WDでのサファリをお楽しみいただきました。アフリカの真っ赤な夕陽に感動するなどアフリカの自然を満喫しただけでなく、多くの大型動物をここでは見つけることができました。ライオン、バッファロー、象、そして豹といったビッグ5のうち4種をご覧いただく事ができましたが、今回はライオンがバッファローの子供を狩りで仕留めるシーンにも遭遇。貴重な生命の営みをグループ全員で観ることができ、感動もひとしおでした。
人間社会から隔絶された自然のなかでも「カラハリ砂漠の宝石」と讃えられるオカバンゴのサファリは特別だといわれる理由がわかりました。それは、他にはない自然の美しさと限られた季節だからこそ貴重なシーンに巡りあう可能性が高いからだと実感しました。
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