6月20日（火）、午前、午後の部と2部制で奈良市登美ヶ丘にある「旧佐伯邸」と「松柏美術館」において「ワールドおおさか旅さんぽ」を開催しました。

　通常は一般公開されていない「旧佐伯邸」。邸内にある茶室「伯泉亭」にて茶会や句会が開催されることがありますが、滅多に内覧することができないことから、感激のお声をたくさんいただきました。

　その「旧佐伯邸」についてご紹介いたします。故佐伯勇（近畿日本鉄道株式会社名誉会長）の旧邸であり、巨匠建築家村野藤吾が設計した近代和風住宅です。昭和40年（1965年）に建てられ、村野藤吾が設計した住宅建築として現存する、数少ない貴重な建物です。

　学芸員さんの案内、解説とともに見学し、茶室「伯泉亭」では皆様腰を下ろして、工夫を凝らした内装、快適な空間を肌で感じて、のんびりと説明を聞く素敵な時間をお過ごしいただきました。

　旧佐伯邸見学後、隣接して開館した「松柏美術館」にて、「松篁、松園を語る　松園、松篁を語る」展覧会を鑑賞いたしました。上村松篁の「万葉の春」もご覧いただくことができ、約80点の絵画をお楽しみいただきました。

　ご参加いただきました皆様、有難うございました。7月末から来月も、旅さんぽ、ツアー発表会と開催いたします。皆様のご参加、心よりお待ちしております。（募集人数に限りがあり、すでに定員に達しているものもありますので、ご了承ください。）