【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2026年07月17日
【帰着レポート】「能登「海辺の杣径」と復興食堂「芽吹」の旅」3日間
<2026年7月1日(水)~7月3日(金) 3日間 添乗員:東京支店 福森 崇>
<2026年7月1日(水)~7月3日(金) 3日間 添乗員:東京支店 福森 崇>
昨年に続き、今年も復興途上の「能登」を訪ねる支援ツアーに出掛けてまいりました。今年は「今行ける能登」応援キャンペーンとして石川県が展開する支援サポートプログラムも利用、お客様一人一人に8,000円の電子クーポンが付与され、「食」に「観光」に「買い物」まで、短い日数の旅ながらしっかりお楽しみいただきました。
輪島 生々しい震災被害地
初日は羽田空港から能登半島の「のと里山空港」へ、わずか1時間のフライトで到着し、早速輪島へ向かいました。市街地へ向かう道中は、あれから2年半の月日が経過しながら、まだまだ復興は途上と実感させる風景が続きました。大きく崩落した山のむき出しの斜面、大型バスは走行可能も、多少波打つ路面、至る所で工事が行われている現状を目にしながら、輪島に入りました。最初に訪れたのは、有名な輪島塗製品の工房「輪島キリモト」さんです。江戸時代後期から漆器販売に携わる桐本家の工房で、現在は製作から販売まで一括管理しながら、再興を図る町に力を与える工房でした。輪島塗は細かいものも含め全部で120を超える工程があり、一部は実演とともに伝統の輪島塗をご紹介いただきました。


輪島を代表する観光地の一つだったのが輪島朝市。ランチをいただいたお店からほどない距離で、食後にせっかく訪れた能登の今を知る場所として朝市の跡を訪ねました。テレビのニュースなど映像では見ていたものの、実際にその場で眺めてみると一面雑草が生い茂る広場のよう。被災地を実感する場所でした。そこに僅か一本の細い通りがあったために火災を免れた「日吉酒造」さんがありました。創業は大正元年と古く、歴史を感じる雰囲気のある店舗。外から覗いていると招き入れてくれ、お店に入ると伝統あるお酒や酒粕などお土産にしたいものが多数。早速付与されたクーポンを利用して買い物も。一気に訪れた団体客にも一生懸命対応いただきました。現地を知るために出掛けること、被災地で消費をすることで、微力ながら支援につながり、思いがけず楽しい時間を過ごすこともできました。


輪島でのランチ① 復興食堂「mebuki」
この旅では能登の「食」も一つのテーマで、被災後も復興に向けて地元の活力になる活動をしている店舗にご案内をいたしました。その一つが初日にランチをいただいた復興食堂「mebuki」さんです。輪島市で生まれ育ったシェフの池端隼也(いけはた としや)さんが営むお店で、元々輪島で「ラトリエ・ドゥ・ノト」を展開するも震災で自らのお店も被災しながら、すぐに1日1500食もの炊き出しを行ってきたとのこと。「料理は希望になる」という信念のもと、焼け野原から芽を出した一本の木に由来し、2024年8月に「mebuki」をオープンしました。いただいたのは能登の食材を利用した和定食。名産の「ふぐ」も美味でした。震災後は多くの著名人が能登を訪れ、このお店にも来店されているようで、今注目を集めているサッカー日本代表監督の森保一監督のサインも飾られていました。「食」で多くの人たちに希望を届けるお店として、町に活気を与える活動に感動。この先も引き続き応援をしていきたい、という気持ちになるお食事でした。




輪島でのランチ② 海辺の「杣径(そまみち)」
2日目に輪島市を再訪し、「杣径」さんの和食のコース料理をいただきました。杣径とは、山で活動をする猟師や木こりたちが利用する細い山中の道のことで、元々このお店を展開するシェフの北崎裕(きたざき ゆたか)氏は山中にある和食を楽しめるオーベルジュ「茶寮 杣径」を2023年にオープンさせるも被災をされ、山中での店舗展開を断念し、新たに店を再開したのが海辺の立地の「杣径」です。海岸の通りから細い路地、まさに杣径を入るようにひっそりと佇む、知る人ぞ知るという佇まいは、古くからの一軒家のように実に雰囲気がありました。店舗内は15人も入れば一杯という小規模のため、このたびはグループで貸し切り、約2時間のコース料理を堪能しました。Mebukiのシェフと同様に、地元食材にこだわり、「今ある環境で、目の前のものを使う」という信念のもと、海の幸や地元産の野菜を中心とした食材を、時間をかけて丁寧に作り上げたことが見た目でもわかる一品一品に皆様も大変ご満足いただいたようでした。この日のお食事も、シェフの心意気が伝わる素晴らしいお食事でした。



復興支援は実に長い年月が必要です。大事なことは、その地に出掛け現状を知り、それが周囲の人たちに伝えられ、その輪が広がっていくことだと強く再認識をする旅となりました。被災地の人たちも復興に尽力すべく、皆さん明るく元気で希望もいただきました。「こうして来てくれることが何より嬉しいことで、励みになる」という言葉は深く自分の中にも刻み込まれました。今後も心から応援し続けていきたいという思いを強くいたしました。
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