見どころのご紹介

熱海座　坂東玉三郎　能楽堂特別舞踊公演

熱海座はMOA美術館の能楽堂を拠点に伝統芸能やクラシック、ジャズなどの洋の東西を問わず上質な舞台芸術、音楽を楽しむ場として創設されたもの。坂東玉三郎丈による舞踊公演の開催が2024年も決定しました。今回は、地唄「残月」、舞踊「高尾」。「高尾」は、恋に殉じた悲劇の花魁二代目高尾太夫を描いたもの。坂東玉三郎丈の艶やかな舞い姿や豪華な衣裳に注目です。

演目

一、 お目見得　口上
二、 残月
三、 高尾

口上
口上は、舞踊だけでは玉三郎丈の肉声が聞けないとのリクエストに応えたもので、近況をまじえながらお話しいたします。

MOA美術館　能楽堂

MOA美術館の能楽堂は、檜皮葺の屋根に総檜造りで、本格的な能舞台。演者と客席が近く、演者の所作や裾捌きもよくご覧いただけます。

駿河湾や富士山を望む「風景美術館」と称される日本平ホテルに宿泊

眼下に広がる駿河湾と遠く伊豆の山々を見渡し、正面に霊峰富士を望む絶好のロケーション、日本平に立つ「日本平ホテル」に宿泊します。ロビーやレストラン、庭園、客室からも富士山の絶景が眺められる、「風景美術館」の宿として知られます。このたびはバルコニー付きの富士山ビューの客室を確保しましたので、心ゆくまで眺望をお楽しみください。

運慶作の国宝を訪ねる

源頼朝の奥州征討の先勝を祈願して北条時政により建立されたとされるのが願成就院。建立に合わせて仏像が造られましたが、これを手掛けたのが運慶でした。本尊である阿弥陀如来像のほか、不動明王像、毘沙門天像など5躯の仏像が現在まで残っており、国宝に指定されています。運慶がこの像を造ったのは三十代中頃とされており、青年時代の運慶の力強さがよく表現された仏像です。