三輪山の麓から春日山の麓へと奈良盆地の東の山裾を縫うように続く古道で、日本書紀にも記される日本最古の道です。山の辺の道沿いには、今も「記紀・万葉集」ゆかりの地名や伝説が残り、環濠集落や、古墳、宮跡などが点在し、訪れる人を「古代ロマンの世界」へと誘います。その大部分は、東海道自然歩道に指定されており、この度は大神神社（おおみわじんじゃ）「三輪駅」～石上神宮（いそのかみじんぐう）「天理駅」までのハイライトコース約12㎞を歩きます。アップダウンがほとんどない緩やかな小径には、柿畑や梅林、古い家並みの集落があり、視界が開けると大和三山や、二上山も。その変化の富んだ道のりは飽きることがありません。実際に歩いていると、すれ違う人々が楽しそうに会話しながら歩いている様子に、歩く喜びを感じます。
（歩行距離：約12㎞、約6時間（お昼休憩含む））

「天香久山」「耳成山」とともに大和三山で知られる「畝傍山（うねびやま）」。初代、神武天皇を主祭神とする橿原神宮に隣接しており、古事記、日本書紀、万葉集にも記されるこの山の頂上からは、古代日本史の舞台、大和盆地の眺望をご覧いただくことができます。往復1時間強の山登り。小さな山（標高199ⅿ）ですが、大和三山の一つの頂上に立った経験は、思い出に残るでしょう。
（歩行距離：約3.6㎞、約2時間（観光含む））