【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2020年12月20日
藤田嗣治の大壁画も必見。「北前船のまち」と「海里」の旅
2020年11月24日~11月28日 5日間 添乗員:東京支店 植松祐太
晩秋の日本海を、秋田から新潟まで南下する5日間の旅に添乗してまいりました。
往路のこまち号は盛岡駅より先は在来線に入るため、新幹線とは思えないほど人々の生活が近くから垣間見えました。大曲駅ではスイッチバックし、反対向きに秋田駅へ滑り込みます。これだけでも、初めてご覧になったお客様にとっては大きな発見だったようです。
旬が始まるオマケ付き県魚を堪能
秋田では初日の夕食から、魚偏に「神」と書かれる「ハタハタ」が登場しました。県魚として親しまれ、美味しい白子・ブリコ(卵巣)が非常に好評でした。
産卵のため沿岸に集まるのが「季節ハタハタ」で、今回は少し早く網に混じった個体を特別提供してくれました。
観光は、竿燈祭の体験から始まりました。コツを掴めば少しは出来るものの、おでこで支えていたスタッフには感服です。
また、「レオナール」の名でパリにて活躍した藤田嗣治の大壁画『秋田の行事』も素晴らしく、解説のお陰でよく理解出来ました。写真撮影不可のため、是非県立美術館を訪れ肉眼で楽しんで下さい。
松尾芭蕉が訪れた北限
江戸前期の俳諧師は、松島の次に象潟を目指しました。当時は海の中に島が浮かんで松が生えていたものの、鳥海山の噴火で水が堰き止められたそうです。この「九十九島」にて9世紀からの歴史を誇る蚶満寺では、住職から直々に説明してもらえました。
近くの集落では1861年に、白瀬矗(のぶ)が誕生しています。南極点に挑戦したことから白瀬南極探検隊記念館が在り、私も2016年末に足を踏み込んだ白銀の大陸が懐かしかったです。コロナ禍が収まったら、クジラ・ペンギンなどの世界へまたお邪魔したくなりました。
北前船で栄えた山形の酒田
現在は県内3位の人口ながら、かつて「西の堺」と並び称されたのが酒田です。連泊することで余裕が生まれ、京から運ばれてきた舞妓・料亭文化などをじっくり紹介しました。
町を代表する景観といえば、泊まったリッチ&ガーデンからも近く『おしん』にも登場した山居倉庫です。内側の9棟は現役で庄内米を蓄えており、神社が俵型のしめ縄を吊るしているのも興味深く感じられました。
酒田から新潟を3時間半で結ぶ列車「海里」
予約が非常に困難な人気列車「海里」をグループで確保し、新潟まで観光を兼ねた移動が実現しました。タイミング悪く日本海側の雲が厚くなって、前日ほどのサンセットは拝めませんでした。しかし沖に浮かぶ粟島などを眺め、会社からは車内販売の特性塩キャラメルパウンドケーキを差し入れました。
新潟にて乾杯をし、「北前船」というテーマで貫いた旅を締め括りました。
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