【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年12月16日

奈良の秘境を歩く みたらい渓谷、大台ケ原、曽爾高原の旅

2020年11月4日~11月7日 4日間 添乗員:東京支店 渋江恭子

奈良の旅というと神社仏閣を巡る旅をイメージされるかと思いますが、豊かな自然も奈良の魅力の一つです。今回は吉野山に3連泊し、3つのウォーキングコースを歩きながら、奈良の秋景色をご覧いただくツアーに添乗いたしました。

まず、ご案内したのが奈良県中部にあり、大峯山麓に位置する天川村のみたらい渓谷です。今回は紅葉の見頃にあたり、晴天にも恵まれ、秋景色を楽しみながら、歩いていただくことができました。スタート地点から20分ほど一般道を歩くと、みたらい遊歩道の入り口に到着し、そこから約40分整備された遊歩道を歩くと、みたらい休憩所に到着しました。ここから、紅葉と清流が絶景を織り成すみたらい渓谷が始まります。上り階段や上り坂が続き、少し大変でしたが、透明度の高い水の流れと紅葉の景観をお楽しみいただくことができました。

みたらい遊歩道からの景色
紅葉の見頃を迎えたみたらい渓谷を晴天の中、散策できました。
みたらい渓谷では透明度の高い水が流れる滝の景観も楽しめました。
赤、黄、緑に染まり、山が自然のパレットのようでした。

3日目が、今回のツアーのハイライトとなる大台ケ原のハイキングでした。大台ケ原は奈良、和歌山、三重の三県にまたがる吉野熊野国立公園にあり、日出ヶ岳をはじめとするいくつもの峰に囲まれた標高1,400m~1,600mの台地です。すぐれた自然の景勝地、動植物の宝庫となっており、特別保護地区に指定されています。大台ケ原を象徴する風景が標高1,680ḿの正木峠を頂点とする正木ヶ原で、ここには立ち枯れしたトウヒが並び、幻想的な雰囲気が醸し出されています。このコースでの最大の見所は後半の大蛇嵓(だいじゃぐら、嵓は大きな岩のこと)で、垂直約800mの断崖絶壁の上に設けられた展望台からは大峰連山の絶景をご覧いただくことができました。

立ち枯れトウヒが並ぶ正木ヶ原 幻想的な雰囲気が感じられました。
大台ケ原で最初の展望台からは三重県の熊野灘を望みます。
高さ800mの断崖の上、スリルある大蛇嵓からはパノラマをお楽しみいただきました。

最後は「日本でもっとも美しい村」に登録されている曽爾村の曽爾高原を歩きました。曽爾高原は日本300名山の一つ俱留尊山(くろそやま)山麓に広がり、ススキの群生地として有名です。今回の旅ではもっとも歩きやすいコースで、ススキや草紅葉などの秋景色をお楽しみいただくことができました。

曽爾高原ではススキと草紅葉が秋を演出しています。

今回の旅では、吉野山にある旅館「芳雲館」に3連泊しました。江戸時代の1754年に創業した、昔ながらの良さを持つ旅館で、4階のロビー、5階の宴会広間からは吉野の紅葉(春には桜)の絶景を眺めることができる、景勝の宿です。地元の食材をふんだんに使用し、ハイキングの活力源となる朝食、疲れた体を癒す夕食を提供してくれました。

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