帰着しました。添乗員レポート

帰着しました。添乗員レポート

2021年11月01日

九州一周36ぷらす3全線乗車の旅

2021年 10月14日発 6日間 九州支店 山﨑大輔

<10/14発・添乗員:九州支店 山﨑 大輔>

観光列車「36ぷらす3」に乗車し、鉄道で九州を一周いたしました。昨年秋から運航開始した36ぷらす3。ちょうど運航開始1周年という記念すべきタイミングでの乗車となりました。過去2回の帰着レポートで車内の様子など紹介がありましたので、今回は途中停車駅の様子を中心にレポートいたします。

「36ぷらす3」列車名の意味

まず誰もが気になる36ぷらす3というネーミングですが、世界で36番目に大きな島・九州を一周し、ルート上の35のエピソードに加え乗客自身で36番目のエピソードを語ってもらいたい、という思いが込められており、さらに“ぷらす3”には「お客様、地域のみなさま、わたしたち」でひとつになって39(サンキュー)=感謝の和を広げる、という意味があるそうです。全5ルートには、赤、黒、緑、青、金と色名がつけられており、毎日その色にちなんだ地域の特産品や名所、風習などが紹介されます。

肥薩おれんじ鉄道区間 牛之浜駅

それでは早速、途中駅の様子をレポートしてまいります。まず1日目、赤の路(博多~鹿児島中央)では、玉名駅と熊本駅、牛之浜駅に途中停車いたしますが、印象的だったのは牛之浜駅。現在は肥薩おれんじ鉄道が運行する区間で、車窓のすぐそばに東シナ海が迫ります。

ホームに架かる歩道橋に登ると、海と車体、線路の写真撮影ができます。駅のホームでは港町らしく大漁旗を掲げた地元の人々や、地元の子供たちがマーチング演奏で出迎えてくれました。鹿児島の地酒の試飲や、いわしなどを使った水産加工品の紹介などがありました。心地よい潮風を感じながらのひと時です。

牛之浜駅のすぐ横は東シナ海
地元のこどもたちのマーチングの出迎えが
牛之浜駅がある鹿児島県・阿久根市の特産品である水産加工品はおつまみにぴったり 
36ぷらす3車内に作品が飾られる日本画家・丹宗律光は阿久根出身
こちらは熊本県・玉名駅の様子 でこぽんやすももを使ったスイーツが人気
玉名駅でのお見送りシーン

大隅大川原駅ではまるで日向ぼっこのようなひと時を

2日目の黒の路(鹿児島中央~宮崎)は、桜島と錦江湾の景色から霧島連山へと続く深い森へと移り変わる車窓の景色が魅力。その緑豊かな地で1時間近く停車する大隅大川原駅では実にのんびりとした時間が流れていました。小さな木造の駅舎は改札もなく無人駅ですが、この日ばかりはご当地キャラ「そお星人」のお出迎えや、鹿児島の民族楽器「ごったん」の演奏などで賑やかに。また、駅舎前の大きないちょうの木の下では、特設カフェがオープン。この地で続くお茶農家や地元カフェのキッチンカーが並び、暖かな日差しの中、しばしゆったりとお過ごしいただきました。地元鹿児島・曽於市の柚子を使った特産品の販売も行われていました。

大隅大川原駅に停車する36ぷらす3
駅のホームにもお洒落なベンチがあり寛げます
木造駅舎の前では多くの方が写真撮影を
キッチンカーは大人気でした

山越え区間の秘境駅 宗太郎駅、重岡駅

3日目の宮崎から大分までの緑の路では、宮崎・大分の県境近くの山岳地帯で2か所に停車します。秘境の雰囲気を感じる宗太郎駅にて停車。ここは急峻な山越え区間で、かつては日豊本線最大の難所であったそう。いまでは1日3本ほどしか列車が停車しない静かな秘境駅となっています。続いて重岡駅にて20分間停車しました。重岡駅では、1周年の運行を記念し、地元の鶴岡八幡(神子)太鼓の演舞で華やかに出迎えてくれました。

ネーミングにも惹かれる宗太郎駅
宗太郎駅に停まる36ぷらす3

重岡駅で披露された 鶴岡八幡(神子)太鼓

レトロな駅舎に心躍る 門司港駅

4日目の青の路(別府~博多)では、杵築、中津、門司港と歴史深い地に停車します。城下町である杵築駅はシックな色合いで造られた駅のホームに歴史的な雰囲気を感じます。また、福沢諭吉の故郷として知られる中津駅では、和太鼓の演奏で出迎えてくれました。福岡にはいると、全国で2か所しかない重要文化財の駅舎が残る門司港駅に停車いたしました。40分の停車時間の間には、2019年に復元工事が終了したばかりの美しくなった門司港駅舎やバナナの叩き売り実演を見学いたしました。駅の目の前には関門海峡が広がっていますのでその景色をご覧になられた方も。また、観光列車「かわせみやませみ」、「いさぶろうしんぺい」がちょうどホームに到着し、特別に車内見学することができました。

門司港駅ホーム
門司港駅外観

酒蔵の町 肥前浜駅

5日目の金の路(博多~長崎)では、佐賀の肥前浜駅に停車。駅から徒歩5分ほどで重伝建に選定される街並みが見えてきます。酒造や街道沿いの宿場町として、そして有明海へと続く港町として栄えた歴史を持ち、白壁土蔵の古い町並みがそのままに残っていました。また、駅前ではこの地で造られる日本酒の利き酒が行われていました。見事正解して、日本酒をゲットした方もいらっしゃいました。また酒造りの歌の披露や地元の園児たちの見送りもありました。

重伝建の保存地区に選定される酒蔵通り
駅前では日本酒の利き酒にチャレンジ
駅横にはバーがあり、この地で造られる多彩な銘柄の酒を楽しむことができます
ホームでは酒造りの歌が披露されました

どの停車駅でも地元の人たちがあたたかい笑顔で出迎えてくれたのがとても印象的でした。観光地を巡るだけでなく、こんな人との出会いも旅の醍醐味であるということを改めて実感した6日間でした。

3月、4月の帰着レポートもぜひ合わせてご覧ください。

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