【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年07月13日

【帰着レポート】人気のスイデンテラスと庄内・越後の旅 5日間

2021年7月5日(月)~7月9日(金)5日間 東京支店 植松祐太

<7/5発・添乗員:東京支店 植松祐太>

 様々な魅力を秘めた、新潟・山形の旅に添乗してまいりました。

 日本海側の新潟・村上・鶴岡・酒田は、どこも北前船の経由地として栄えた港町です。商品だけでなく、言葉・文化なども一緒に運ばれたため、新潟・酒田には舞妓などが残り、庄内弁は京都弁と似ています。日本海側を巡る上で、北前船に関する知識は欠かせません。

越後の中で、下越(かえつ)の3市を訪問

 新潟県は、北から順に「下越」・「中越」・「上越」に分かれます。一見不思議に思われますが、京都から近い方を「上」と考えれば納得です。上越は名前の通り上越市・糸魚川市など、中越は長岡市・湯沢町などを含みます。

ちなみに往路で利用した「上越新幹線」は、上越地方を一切通りません。この謎は、「上」が群馬を表す「上野(こうずけ)」に由来するためです。中越地方に位置する上越国際スキー場も、路線名にちなみます。長らく上越地方には上越新幹線が全く走っていませんでしたが、2015年に北陸新幹線が開通し念願が叶いました。

 最初に降り立つ県庁所在地は下越地方の新潟市で、街を代表する料亭「鍋茶屋」にて。お客様からの要望に応え、食後には7代目自ら館内を案内してくれました。

様々な前菜が出てからの松花堂弁当
7代目自ら、食後の「鍋茶屋」館内ツアー

 オークラで宿泊した後の2日目は、新潟市内の北方文化博物館からスタートです。豪農として名を馳せた伊藤家の邸宅が国指定登録有形文化財になっており、丁度コダイバスが綺麗に咲いていました。

コダイバス(古代蓮)が咲いていました
敷地入ってすぐ、緑が美しい前庭 

 新潟県及び下越地方の最北端は、三面(みおもて)川の鮭で知られる村上市です。その歴史は、下級武士:青砥武平治(あおとぶへいじ)が回帰性に着目した江戸時代中期の1763年まで遡ります。産卵場所を備えた人工の支流を設けて自然繁殖を促し、枯渇しかけていた資源を復活させ、藩に莫大な利益をもたらしました。

 村上では鮭三昧の観光だけでなく、酒びたし・手まり寿司・皮おどり焼き・焼漬・はらこ味噌漬・かぶと煮・鮭生ハム・白子煮・昆布巻・塩引鮭といった10種の調理法を、昼食にて堪能いただきました。近くには同じく「千年鮭きっかわ」経営の店舗が在り、隣の酒屋「益甚」は限定の日本酒「紫雲」などを扱っています。「鮭」も「酒」も美味しい町で、皆様はたくさんお土産を購入なさったようです。

鮭10種料理で、皮まで堪能
吊るされた沢山の鮭に、皆様大興奮
昼食後は、黒塀通りなどを散策
イヨボヤ館で、無数の稚魚を間近に

2日目の宿泊は、少し戻った胎内市の胎内温泉です。素晴らしい泉質で、ヌルッとしたお湯が大好評でした。

スイデンテラスでは、全体の21%しかない田園ビューを確保

後半は、山形県鶴岡市のスイデンテラスにて連泊です。日本の建築界を牽引する坂茂(ばんしげる)さんが手掛けた最初のホテルで、2018年にオープンしました。坂さんといえば、ニュージーランド南島のクライストチャーチに建てた「紙の大聖堂」で世界に名を轟かせました。その際も随所に使われた、調理用ラップの芯のような紙管(しかん)が、スイデンテラスでもあちこちに配されています。

共用棟2階に広がるロビーエリア
      部屋の紙管チェア
七夕の夜に、特別なキャンドルナイト
水面に反射する夜のスイデンテラス
落ち着いた宿泊棟内と日本酒コーナー
これくらいでは「田園ビュー」と名乗れないこだわりよう

119室在るうち、弊社が確保している「田園ビュー」は僅か25室(全体の約21%)のみです。庄内平野を遠くまで見渡せる部屋から長閑な景色を堪能し、地元の食材を使った夕食と2回の朝食を味わいました。

朝食レストランに置かれた地元野菜
テラス席からは、月山の頭も窺えました

自由行動などを駆使し、弊社の他ツアーで掲げる魅力も組み込みました

コロナ禍によって国内旅行しか出来なくなり、早1年以上が経ちました。そんな中、弊社は新潟・山形エリアでも数多のツアーを紹介してきました。

 今回、胎内市の中条駅から山形県の酒田駅まで、日本海側の絶景ルートを走る特急「いなほ」に乗車しました。私は昨秋の『「北前船のまち」と「海里(かいり)」の旅』で、観光列車「海里」をハイライトとするツアーに添乗し、同じ区間を逆向きでご案内しました。つまり他のコースで売りとなるほどの要素も、色々と盛り込まれていたのです。

 鶴岡の自由昼食には、『庄内ガストロノミー』でメインとなっているアル=ケッチャーノを選びました。少人数だったこともあり、幸い2日前に予約を確保出来ました。時間の関係も有って最も気軽な6皿コースとなりましたが、メインとパスタがとても好評でした。

 鶴岡での観光後は、希望者のみ羽黒山へ足を伸ばしました。出羽三山に数えられますが、路線バスで上まで登れるのはありがたいです。神社で御朱印を貰ったり、麓に立つ国宝の五重塔を見上げるため歩いて下りたりしました。

自由昼食でアル=ケッチャーノへ
自由行動で羽黒山の五重塔へ

最終日は県庁所在地の山形市へ抜け、カトリック教会・郷土館など西洋建築を観光しました。昼食は老舗「庄司屋」の蕎麦を食べ、新幹線で帰路に就きました。

左から天麩羅・十一蕎麦・更科蕎麦

梅雨を心配したものの、あまり傘のお世話にならずに済みました。

 同ツアーは9月末まで設定されており、どれも催行決定しております。まだ間に合いますので、是非お出掛け下さい。

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