【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2021年07月16日
【帰着レポート】野鳥の楽園・天売島と焼尻島の旅
<7月11日発・添乗員:東京支店 福島伸彦>
北海道の知られざる離島、天売島と焼尻(やぎしり)島を訪ねる旅。7月5日発の添乗員、長谷野が天売島の魅力を紹介しておりましたので、もうひとつの魅力、島全体の3分の1が天然記念物の原生林に覆われている焼尻島の魅力をご紹介します。
焼尻島の基本情報
利尻島や礼文島とは異なり、ほとんど名前を聞くことが無い焼尻島。道北の多くの島や町と同様に往時はニシン漁で大いに栄え、その後の漁獲高の減少に伴い6000人いた人口が現在は200人程に人口が減った離島です。商業的に顧みられることが無くなった為に豊かな自然が残されています。天売島からは高速船で僅か15分程の距離の兄弟のような島ですが、植生や見どころは大きく異なります。
焼尻島の魅力、オンコの森
自然豊かな焼尻島の最大の魅力の一つがオンコの森です。現地名称オンコと呼ばれるイチイの木は焼尻島の厳しい自然環境に合わせて他では見られない独特の成長を遂げており、1983年に国の天然記念物に指定されています。
通常のイチイの木は縦長に成長し、最大20メートルにもなる大きな樹木なのですが、ここの焼尻島のイチイは冬の雪と間断なく吹き続ける風に耐える為、樹齢100年以上であっても人の背丈程度の高さにまでしか成長せず、横に広がるように大きくなっていきます。このような木々がなんと5万本以上あります。特に印象深かったのは「オンコの庄」。昔の牧童が休憩用に大きなイチイの木の中の枝を切り払い、巨木の中に入ること出来るのですが、まるで木に包み込まれているかのような究極の森林浴体験でした。


国内最高峰、幻のプレミアム・ラム肉、サフォーク種の国内有数の産地
焼尻島の食の名産品はなんといっても、サフォーク種のプレミアム・ラム肉です。海に囲まれた焼尻島。ここの牧草は潮風を受けて育った為、塩分やミネラル分を豊富に含んでいます。その牧草を食べて育った羊たちは臭みがほとんどなく、肉質の良い極上の肉に育ちます。その美味しさはフランス産の最高級ラム肉と比較をされるほどで、2008年の洞爺湖サミットでも食材として選ばれています。手間ひまをかけて育てる焼尻島のサフォーク種の羊の出荷頭数は年間で僅か200頭ほど。そのほとんどが都市圏の高級フレンチレストランに出荷される為、なかなか口にする機会がありませんが、今回は幸運にも食べる機会に恵まれました。臭みもなく、本当に柔らかい肉質の美味しいお肉でした。




他にも、明治33年に建てられた、島の網元であった小納(こな)家の贅を尽くした邸宅(現在は焼尻の資料館)など、小さい島ながらも見どころの多い島でした。海鳥の楽園、天売島と共にお訪ねください。
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