【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年07月26日

【帰着レポート】鎌倉能舞台と美食三昧の旅

2021年7月4日(日)~7月5日(月)2日間 東京支店 福森崇

<7/4発・添乗員:東京支店 福森崇>

 梅雨の最中ということもあり、当日は降ったりやんだりの生憎の天気でもありましたが、古都鎌倉に構える「鎌倉能舞台」での定期公演の貴重なチケットも入手し、能と狂言を楽しむ1日から旅は始まりました。

 このコースは早々に定員いっぱいとなり、追加設定コースもご用意するほどのご予約をいただきました。鎌倉での1泊でしたが、ご参加のお客様も、普段なら鎌倉は日帰りが多いところ、泊まるのは初めてという方も多く、東京の近郊を宿泊しながらゆっくり楽しむ旅は、コロナ禍の現在推奨されているマイクロツーリズムの典型ともいえ、今後はこのような旅も増えていくのだろうと実感した内容でもありました。

長谷寺では御足参りの特別参観を満喫

 鎌倉駅に集合の後、午前は江ノ電にて長谷駅へ移動、徒歩で長谷寺へご案内いたしました。長谷寺は6月半ばからのアジサイでも知られておりますが、今回はご本尊の十一面観音が造立1300年を迎えた記念の年にあたるため、ご本尊の全身ご開帳と併せて、例年なら年に一度の御足参りの特別参観もご案内いたしました。撮影禁止のため、生憎全身の様子を写真ではご紹介出来ませんが、貴重な体験をお楽しみいただきました。案内役の三浦さんからも「本当にお参り客が少なくて大変・・・」という状況から、この日は計4つのグループが長谷寺を訪れましたので、是非またいらしてくださいとのお言葉をいただき、長谷寺を後にしました。

長谷寺解説員の三浦さん
造立1300年御足参り Ⓒ鎌倉長谷寺

定期公演「能を知る会」の夏公演へ

 長谷駅からも徒歩で5分少々の位置にあり、車通りから住宅街へ左折、ほどなくすると外観は一見普通の住宅に見えるほどの大きさの「鎌倉能舞台」。今回は夏の定期公演のチケットをワールドのお客様4グループ分確保して訪れました。コロナ禍にあって、これまでは開催もままならない舞台も多い中で、今回の演目では狂言には人間国宝の野村万作氏の孫であり、野村萬斎氏のご子息でもある野村裕基氏の登場とあって、久しぶりに定員一杯での公演になったようです。

 この能舞台では、能を広く一般の方々に気軽に楽しんでいただけるように、ということで舞台袖には2か所の現代語訳モニターが設置されて分かりやすく解説が同時進行で表示されていたり、三部構成(講演会、狂言、能)の第一部は能に関する講演、終了後には質問コーナーの時間も設けられるなど、「分かりやすく」「楽しんでいただけるものに」という配慮が随所に感じられました。自分も生の公演を見るのは初めての機会でしたが、敷居の高さをどうしても感じていただけに、十分分かりやすく伝統芸能を楽しむことが出来ました。

普通の住宅街に佇む鎌倉能舞台の外観
鎌倉能舞台(イメージ)

厳選した鎌倉の名店で、美食三昧の名にふさわしいお食事を堪能

 このコースでは「美食三昧」とタイトルにもあるように、食事もしっかり楽しんでいただけるよう厳選したレストランへご案内いたしました。
 最初の昼食は長谷寺、鎌倉能舞台に近い老舗の中華料理店「華正楼」へ。「和」の佇まいの外観ですが、中に入ると畳の部屋にも障子には中国風のデザインの枠が施されるなど落ち着いた空間の中でのお食事を楽しんでいただきました。夕食は和食のレストラン「馳走かねこ」へ。銘店で修業を積まれたシェフの自慢の料理は、お味はもちろんのこと、器と盛り付けの美しさも見事でした。
 2日目の昼食は「古我邸」へ。鎌倉駅から僅か5分ほどの場所にありながら、入口から広い緑のお庭が広がり、なだらかな坂道を上がるとお店があります。中も明るく、丁寧な接客でお客様をおもてなしするスタッフの雰囲気も非常に素晴らしく、それだけで食事に期待も広がったことと思います。食事後にお聞きした皆様の感想もとにかく絶賛ばかり。「素晴らしいところへ案内してくれた」「美食三昧を最後に相応しい」と有難いコメントばかり。今度また個人的に来たいと、お店のカードを持ち帰る方もいらっしゃいました。

馳走かねこの店主 金子辰之氏
馳走かねこの前菜盛り合わせ
三種の刺身盛り
惣菜三種
ビーフステーキ
デザートのスイカと手作り羊羹
「華正楼」外観
「古我邸」外観

楽しい観光、心地の良いホテルなど、満足な旅を楽しんでいただくのに欠かせない要素は複数ありますが、中でも「美味しい食事」は最も大事な要素だと思いますので、良い印象で旅を終えていただけたかな、と感じながら東京への帰路へ着きました。

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