【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年04月16日

【帰着レポート】2つの名城と桜の町「高遠」上信越桜街道

2021年4月8日~4月10日 3日間 添乗員:東京支店 渋江恭子

<4/8発 添乗員:東京支店 渋江恭子>新潟県上越市高田から長野県伊那市高遠まで南下し、高田城址公園、国宝松本城、高遠城址公園など5つの桜の名所を巡るツアーに添乗をしてまいりました。一口に「桜の風景」といっても、舞台となる場所が変われば、それぞれに個性豊かな景色に出会うことができます。また、同じ場所でも時間が変われば、異なる表情を見せてくれます。変幻自在の桜の魅力をご堪能いただくツアーとなりました。

春の訪れを寿ぐ満開の桜。臥竜公園、懐古園。

今年は全国的に異常に早く桜が開花しており、今回の旅先もその例外ではありませんでした。高田城址公園、高遠城址公園は例年であれば、見頃であったのですが、今年は出発の1週間前に見頃を迎えていました。しかし、幸運なことに2日目にご案内した長野県の臥竜公園、小諸城址懐古園の桜はちょうど見頃を迎えており、お客様も喜ばれていました。また、2泊目の松本の市街地も桜は見頃を過ぎておりましたが、市街地よりも標高が約200m高い場所にある「松本市アルプス公園」も満開という情報を得て、予定にはありませんでしたが急遽ご案内しました。臥竜公園は竜が池を縁取るように桜が並び、懐古園はかつて武田信玄が手中に収めた城郭の跡地に桜が並び、アルプス公園では飾り気のない山の一角に桜の森がありました。舞台が変われば、桜の演出効果も変わる。1日に3つの名所を巡らなければ、その美の柔軟性には気づかなかったことでしょう。

池に覆いかぶさるように咲く、臥竜公園の桜。水面に映る桜もまた美しかったです。

臥竜公園遊歩道の桜。まるで桜のトンネルのようでした。
臥竜公園のボート乗り場には花筏が見られました。
小諸城址公園の桜 様々なピンクの濃淡が印象的。
小諸城址懐古園の天守閣台から望む桜。城址公園ならではの桜の楽しみ方でしょう。
中央の桜は小諸特有の「小諸八重紅枝垂桜」。しなやかな樹木の形状とひと際濃い紅色が艶やかな女性の姿を思わせます。

松本アルプス公園の展望台からの眺め。山岳と松本市街の展望に印象的な彩りを桜が与えていました。

お客様から「きれい」という言葉が漏れたアルプス公園桜の森

夜桜の妖艶に酔いしれる、高遠城址公園。

今回の旅ではじめに訪れたのが新潟県上越市の高田城址公園でした。今年は4月1日から4月15日まで観桜会が開催されていたのですが、今年は開催初日に満開になるという状況で、私たちが訪れた4月8日は残念ながら、見頃は過ぎていました。日中に訪れると、落花が目立ち、雪のように舞っている桜は美しかったのですが、お客様は残念に思われているようでした。夕食後気を取り直し、夜桜の鑑賞のために再度公園を訪れました。ライトが当てられ、闇夜に浮かぶような夜桜はとても美しく、日中の印象からあまり期待されていなかったお客様も「来て良かった」と楽しまれていました。さすがは日本三大夜桜の一つに数えられる高田城址公園です。同じ場所でも昼と夜とでは異なる顔を見せ、例え多少の花びらが散ろうとも最後まで、その妖艶さを失わない、桜の魔性に心酔した夜となりました。

高田三重櫓と桜。見頃は過ぎていましたが、淡いピンクの印象は残っていました。

内堀の一角には見ごたえのある桜の木が残っていました。

ぼんぼりとライトに照らされる夜桜。花が落ちてもその魅力が損なわれないことに驚きました。
左上の写真と見比べてみてください。日中とはまったく異なる夜景を楽しむことができました。

威風堂々。アルプスを背景に佇む国宝松本城。

今回の旅の3日目で訪れた松本城公園は残念ながら、桜の花は7割ほど落ちてしまっておりました。しかし、この日はガイドさんも驚くほどの快晴に恵まれ、北アルプスの山々をはっきりと望むことができました。まるで、せっかちな今年の桜をフォローするような、北アルプスの気遣いのように感じられました。名城と桜の景色をご覧いただくことはかないませんでしたが、名城と北アルプスという堂々たる景色をお楽しみいただくことができました。実際に旅に出てみなければ、何に出会えるかわからない。そんな旅の醍醐味をあらためて感じる体験にもなりました。

雲一つない空の青、アルプスを覆う雪の白、松本城の黒。得もいわれぬ色彩の競演。

桜という役者が欠けてもこの風格。国宝の懐の深さに脱帽しました。

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