【国内】帰着しました。添乗員レポート
【国内】帰着しました。添乗員レポート
2021年03月29日
【帰着レポート】鹿児島の秘島 甑島周遊の旅
2021年3月23日~3月26日 3日間 添乗員:名古屋支店 福岡 元気
<3/23発・添乗員 福岡 元気>
中部空港から飛行で1時間。鹿児島県の薩摩川内市にある川内港から西へ約26km、東シナ海に浮かぶ甑島(こしきしま)—。中風空港発着にてこの度、甑島へとご案内致しました。まだ、日本でもあまり馴染みのない甑島。人口約5,000人の小さな島ですが、そこは手つかずの自然が多く残り、日本とは思えないような景観をお楽しみ頂くことが出来ます。2020年夏に島を結ぶ甑大橋が完成したことで、よりスムーズにこの島内をご案内することが出来るようになり、今回のツアーが実現しました。また、古い時代よりこの甑島は日本と東シナ海域を結ぶ重要な地であった為、戦国大名・島津家の統治が行われ、各地にその名残をご覧頂くことが出来ます。歴史と自然がありのままの姿で残る甑島の魅力を少しでも感じて頂けたら幸いです。
喜望峰に来たかのような荒々しい自然が残る鹿島断崖
南アフリカの南端、喜望峰を訪れた方がいらっしゃれば、日本の喜望峰かと感じる方も多いと思います。甑島の南部・下甑島には「鹿島断崖」という高さ150mの荒々しい海食崖が16kmにも渡って奇岩、巨岩が数多く続く景勝地があります。またウミネコ繁殖の南限地として有名で、「甑島の白亜紀-古第三紀層」が日本の地質百選に、「甑島の鹿の子断層」が日本の地質構造100選に選定され、高い評価を受けるなど貴重な地層です。各年代の断層がむき出しの状態で見えることから、地質学的にも大変貴重な断層であり、研究者が注目を集めている所でもありますが、観光という点でもその見応えは十分に感じることが出来ます。今回のツアーでは陸上の展望所から、そして海からのクルージングでその壮大な自然の景観をご覧頂きました。
古生物学においても重要な化石が眠る甑島。
白亜紀などの地層がむき出しで残る甑島では、古生物学、いわゆる恐竜化石の発掘が進んでおり、実際に恐竜の化石やアンモナイトの化石が各地で発掘されています。日本でも下甑島にある甑ミュージアムには恐竜の化石などが展示されており、遥か古代のロマンを感じることが出来ました。
日本本島では味わうことのできない美しい自然景観。
鹿島断崖を始め、この甑島には美しい自然が手つかずのまま残されています。まだまだ観光地化されていない分、不便さを感じる所もありますが、ありのままの自然をまだ人の少ない環境でご覧頂くことが出来るのはここ数年の間だけではないかと思うほどに、各地で見てきた景色はいずれも美しい所でした。是非この機会に甑島に興味を持っていただけたら幸いです。
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