【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年11月11日

日本遺産・木曽路を歩く旅

2020年10月13日~10月15日 3日間 添乗員:東京支店 山田 周

<10/13発 添乗員:山田 周> 中山道69次(東京・日本橋~京都・三条大橋)のうち、木曽11宿のハイライトを歩く旅に行ってまいりました。

中山道は江戸時代からの5街道のひとつで、京都から江戸までを結ぶ道程に69の宿場町があり、木曽路には11の宿場町が現存しています。とくに、馬籠宿(まごめじゅく)、妻籠宿(つまごじゅく)、奈良井宿は江戸時代からの宿場町で、昔ながらの街並みや設計図を元に、当時の姿に再現された見事な木造建築が残されており、街道沿いには現在も営業している旅籠や老舗の商店、お茶屋、寺町、豪商の家屋、参勤交代の道中の宿泊でも使われた本陣、脇本陣などを見ることができます。

「奈良井千軒」木曽路の宿場町を散策しました

木曽路ウォーキング 馬籠峠(峠の茶屋)から妻籠宿

「馬籠峠」にある峠の茶屋(標高790メートル)から妻籠宿まで約6キロ(所要2時間~2時間半)の木曽路ウォーキングへ。林道を下り、20分ほどで最初のお茶屋で少し休憩、その後、樹齢300年の「さわら」の巨木で、神様、天狗が休憩するという伝説の神居木(かもいぎ)「天狗の腰掛」にも立ち寄りました。

瀬音を耳にしながら林道を歩き、男滝、女滝に少し寄り道をしてから、しばらく農村の風景の中を行きます。林道から石畳の下り坂を下りると、間の宿(宿場の間にある休憩用の町場)の「大妻籠」に到着。昔ながらの家並みと小さな旅籠がきれいに残されていました。 さらに川沿いを歩き、「妻籠宿」の寺下を通り、宿場まで江戸時代の人々に思いを馳せながら歩きました。途中、石畳の下り坂、一部、上りもありましたが、天候にも恵まれ、気持ちの良い秋の木曽路ウォーキングを楽しむことができました。

中山道42番目の宿場町「妻籠宿」は市民ガイドとともに

江戸時代の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)のなかで、日本一有名な宿場町「妻籠宿」では、市民ガイドさんと一緒に町歩きを楽しみました。

参勤交代で大名や参列隊の宿舎として使われた本陣、島崎藤村の初恋の相手「ゆふ」さんの嫁ぎ先でもあったかつての名主の家兼宿舎の脇本陣奥谷、江戸時代からの豪商の家屋、旅籠、お茶屋、老舗菓子店などが中山道沿いに残されており、江戸時代から明治初期にタイムスリップしたような感覚を覚えます。

「馬籠宿」で名物の蕎麦と五平餅を

木曽11宿の南側の玄関口「馬籠宿」は、小さな旅籠やお茶屋、民芸品店などが中山道沿いの左右に建ち並ぶ坂の町です。

坂の途中には島崎藤村の生家(記念館)もあり、木曽路道中で1、2の人気訪問地です。坂の上から観光をスタート、ゆっくりと坂の下まで下りて観光を終えた後、昼食では木曽名物の蕎麦、五平餅をいただきました。中部地方山間部で食される五平餅はうるち米を粒が少し残る程度に半挽きし、タレをつけて焼くシンプルな食べ物ですが、午前の観光を終え、午後からの木曽路ウォーキングに備えて、軽く昼食をいただくのにほどよい量でした。

奈良井千軒の宿場町と奈良井川沿いの道を歩く

奈良井宿は京都を出発してから34番目の宿場町で中山道67次のちょうど中間地点です。

木曽11宿の中で最も標高が高く(約900メートル)、江戸に向かう途中、難所の鳥居峠を越える直前の宿場町のため、中山道を歩くほとんどの旅人がここに滞在することで、奈良井千軒と称されました。220年の歴史ある老舗旅館「ゑちご屋」をはじめとする旅籠が中山道沿いに数軒、現在も営業を続けており、大名一行や幕府の勅使などを迎える本陣、脇本陣、寺町も残っています。

今回は漆器の町「木曽平沢」から奈良井川沿いの道を歩いて「奈良井宿」まで約2キロ、40分の木曽路ウォーキングも楽しみました。

奈良井川に架かる木曽の大橋

「馬籠峠」から「妻籠宿」までの6キロ、2時間の木曽路ウォーキングは下り坂中心とはいえ、中山道・旧道の山道を歩くため、歩行がご心配な方にはバスでの移動をおすすめするのですが、こちらは平坦な道が続くので、のんびりと散歩感覚で、木曽路をお楽しみいただきました。

220年の歴史を誇る旅籠「ゑちご屋」。宿泊は1日2組限定

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