＜2023年8月28日（月）～8月31日（木）4日間　添乗員：九州支店　木村咲子＞

標高2612m「日本一標高の高い所にあるホテル」に宿泊

山の天気は変わりやすいとよくいわれますが、今回のツアーでもその言葉を実感するような空模様に。ホテル千畳敷に到着した時は辺りは雲や霧に覆われ真っ白でしたが、1時間も経つと視界が広がっていきました。そして翌朝はすっきりとした快晴！　麓にある駒ケ根市の景色や、向かいにそびえ立つ南アルプスの山々、そしてその先の富士山まで遠望することができました。

高山植物の花はほぼ終わりかけの状態でしたが、ナナカマドがかわいらしい赤い実をつけ始め、秋の到来を実感。15℃前後と涼しい気温の中、夕方と早朝はほぼ貸切状態で千畳敷カールの散策を存分にお楽しみいただきました。

今年4月にはホテル千畳敷のレストランやラウンジがリニューアルされ、お食事も一新。宝剣岳を目の前に、洋食のお食事をいただきました。標高2600ｍでいただくメニューとは思えないような品揃えに思わず写真をパチリ。また、素晴らしい景色を眺めながらの朝食も印象的なひと時となりました。

緑の美しい光前寺の参拝へ

千畳敷カールの麓にある光前寺は境内全体が国指定の名勝庭園となっており、立派な杉の木と苔が美しい参道を歩いて進みます。大変暑い中での観光でしたが、杉の木が自然の屋根となって日差しを和らげてくれました。個人的に印象に残ったのは南信州唯一といわれる三重塔。塔自体に色づけはされていないようで、杉の木立に囲まれて周りの木々と自然に調和していました。

そしてもう一つ印象的だったのが、寺の前にあるお土産屋さんで売られていた名物「赤飯まんじゅう」です。ふっくらしたお饅頭に餡…ではなく、ほんのり甘い赤飯が包まれています。お饅頭の中にご飯？！と驚きましたが、信州ではおやつとして、またお祝い事の際などに食べられるそうです。かわいらしい紅白の見た目で甘すぎずとても美味しく、お客様にも好評でした。