【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2023年07月01日

【帰着レポート】永平寺柏樹關と越前の古き町々

<2023年6月27日発~7月1日着 添乗員:大阪支店 八百屋健太>

美濃から越前へ、峠越えのルートを辿って旅をしてきました。

このコースではタイトルにあるように「大本山永平寺』での特別プログラムを体験していただくのが大きなポイントですが、それは別のレポートでたくさん紹介されていますので、今回はこのコースで体験した別の見どころをご紹介します。

郡上八幡から長良川をさかのぼり分水嶺の油阪峠を超え、今度は九頭竜川に沿って下り越前大野から日本海側に出る≪美濃街道≫を辿るのが特徴です。2024年の6月に北陸新幹線の金沢から敦賀までの区間が延伸され、アクセスがどんどん良くなっている北陸地方ですが、今回は山の中を走るルートです。美濃と越前、そして加賀の境には白山連峰が聳え、山岳信仰が盛んな地域です。美濃側には長瀧白山神社、越前側には平泉寺白山神社があり参拝する人々で賑わいました。また、郡上八幡と越前大野、ともに立派なお城と名水を持つ城下町です。社寺やお城、そして北前船の交易で栄えた三国湊と河野を巡ってきました。

人々が水と共に暮らす街「郡上八幡」

郡上八幡は水の町。日本名水100選の第一号に指定された「宗祇水」をはじめ、「やなか水のこみち」や 「いがわの小径」など、町のいたるところに水が湧き出し、人々の生活に溶け込んでいます。

涼しげな「やなか水のこみち」を散策
うだつのある古い民家とお寺が数多く残ります。
今年は郡上踊りも完全復活、みんなで踊りの練習をしました。
この角度から見上げる郡上八幡城は見事です。

天空の城のもと碁盤の目状に造られた越前大野

こちらも名水百選の「御清水(おしょうず)」など湧水が多く、人々の生活に生かされています。町並みはきっちりと碁盤の目状に区割りされ、町の東には様々な宗派の寺院が集められました。

道幅は建設当時とほぼ一緒、今でも十分な広さです。
いかに計画的に造られた町かというのが分かります。
御清水(おしょうず)をはじめ多くの湧水があります。
今でも水位を管理し市民の生活に使われています。

越前一乗谷の地で五代・百余年の栄華を誇った朝倉氏の遺構

放送中の大河ドラマでも描かれた「金ヶ崎の退き口」や「姉川の合戦」など、信長と壮絶なバトルを繰り広げた朝倉氏。ついに力尽き一乗谷は炎に包まれました。昨秋に福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館がオープンし注目を集めています。

一乗谷の入り口「下城戸」驚くほど巨大な石が使われています。
朝倉館の唐門。この奥に歴代当主の館がありました。
復元された街並みを歩くと戦国時代にタイムスリップした感じ。
博物館のジオラマ、このような感じで人々が行きかっていたのですね
これが一乗谷の復元街並み、当時の様子がとてもよくわかります。
檜で復元された朝倉館、足利義秋(義昭)も逗留しました。

朝倉時代から北前船の終焉まで千年栄えた三国湊

北陸地方には北前船で栄えた町が多く残りますが、この三国湊は千年以上前の文献にもその名が登場するほど歴史のある町です。九頭竜川とその支流の足羽川を使った水運による物流の拠点として大いに栄えました。

通りに面した、間口が狭く奥行きが長い三国独特の商家
博物館のジオラマでその造りがよくわかりました。
オランダ人エッセルが設計した小学校。博物館としてこの6月にリニューアルオープンしました。
明治の三大築港のひとつ三国港、エッセルの造った突堤は現在も機能しています。

その他にも見どころ満載!ほとに「地味にすごい福井」

この他にも白山信仰の馬場のひとつ「平泉寺白山神社」、幕末の福井藩主で幕末の四賢侯の一人松平慶永(春嶽)公ゆかりの「丹巌洞」と「養浩館庭園」、北陸の五大船主の一人右近権左衛門の「右近家」、松本清張のゼロの焦点で知られる「東尋坊」など見どころは豊富です。北陸新幹線福井・敦賀開業のPRキャッチコピー&ロゴマークが『地味にすごい、福井』に決まり、ますます目が離せない福井県にぜひお出かけください!

白山信仰の三馬場のひとつがここ平泉寺白山神社
松平春嶽公が横井小楠、橋本左内、中根雪江らと密儀を凝らしていました。
福井藩主松平家の別邸で、数寄屋造りの屋敷をそなえる回遊式林泉庭園です。
最盛期には30艘以上の北前船を所有した右近権左衛門の屋敷
福井県を代表する景勝地「東尋坊」
北陸新幹線福井・敦賀開業PRキャッチコピー&ロゴマーク「地味にすごい、福井」

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