【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2023年06月03日

【帰着レポート】小林古径邸画室を貸切 高田城址公園観桜会の旅 &うまし旅ニッポン 静岡・富士・駿河湾周遊の旅

〈2023年4月4日(火)~4月6日(木)5月25日(木)~5月27日(土)添乗員:東京支店 吉田義和〉

〈4月4日発 5月25日発 添乗員:東京支店 吉田義和〉

 2023年も温暖化の影響で桜の開花が半月ほど早くなり、3月中旬あたりから全国で満開のニュースが飛び込んでくるなか、長野の桜は少し遅れて今回訪れた4月上旬にちょうど満開を迎え、各地で美しい桜風景をご覧いただくことが出来ました。5月のお茶の季節には静岡へ。地域の人々の協力でつくった「うまし旅」の様子とあわせ、ご紹介いたします。

「桜の雲海」と枝垂れ桜 「小諸懐古園」

 浅間山の麓に位置する小諸は、武田家の北の要衝として山本勘助が城を築き、以後江戸に至るまで小諸藩として続きました。その城跡に整備された公園が「小諸懐古園」です。小諸城は全国でも珍しい穴城(城下町よりも城郭が低い位置にある城)で、散策もしやすく園内の桜をじっくりと楽しむことが出来ました。懐古園での絶景ポイントは、なんといっても天守跡の石垣の上です。石垣の下にある桜並木を上から見下ろすことが出来、その美しさは「桜の雲海」と呼ばれています。天気のよい日は冠雪したアルプスの山々と共に桜を眺めることができます。

小諸懐古園の桜並木
石垣の上から眺める桜の雲海

 そしてもう一つの見どころが枝垂れ桜。天守跡の下に広がる馬場跡にあるのが、小諸八重紅枝垂(コモロヤエベニシダレ)です。この桜はここ小諸でしかご覧いただけない固有種。かつては懐古園内に3本の老木のみが残る絶滅寸前の桜でしたが、市民による保存活動が進み、だんだんとその数を増やしてきています。通常はソメイヨシノなどと半月ほど時期がずれる枝垂れ桜ですが、今年は一度に見ることが出来ました。

小諸特有の枝垂れ桜
アルプスの山々を遠望できました

夜桜で知られる上越髙田 城内にある小林古径邸での優雅なひととき

 青森県の弘前公園、東京都の上野恩賜公園とともに、日本三大夜桜に数えられる髙田城址公園。桜が咲き乱れるお堀端に2020年にオープンしたのが小林古径記念美術館です。地元上越市出身の日本画家、小林古径やゆかりの作品を展示する美術館の敷地内には建築家吉田五十八が設計した小林古径邸があります。今回は、記念美術館を学芸員と巡り、そのあとに桜を楽しめる画室での夕食を楽しみました。お堀端はお祭り騒ぎでしたが、美術館内は静かで、桜を愛でながらゆっくりとしたひとときを過ごすことが出来ました。印象的だったのが三重櫓のライトアップと満月、そして夜桜が一度に見えた光景。ここまで美しい夜桜は初めてでした。

髙田城址公園の夜桜ライトアップ。ちょうど満月にあたり幻想的でした。

5月は「うまし」を求めて静岡へ

 翌5月にはその土地の「うまし」を訪ねる「うまし旅ニッポン」シリーズの旅で静岡へ。年始早々に東京支店の酒井と2人で旅して見つけてきた食と人とをつなぐ旅でした。まずはシンプルに「うまい!」と言える海鮮を求めて焼津へ。静岡から30分ほどの港町焼津は、ミナミマグロの一大漁獲地。ここの「まぐろ食堂」にてミナミマグロづくしをいただきました。ミナミマグロはクロマグロに次ぐ高級マグロとして人気があり、身全体がねっとりとした甘さを持つのが特徴です。今回はお願いして大トロ、中トロ、赤身の3種類に煮つけなどを加えた特別なメニューをご用意いただきました。

脂の乗ったミナミマグロ尽くし料理。振り返って今見てもよだれが出そうです。

静岡といえば、のお茶も「うまし」体験

 うまし旅は、昼食や夕食で高級で美味しいものを食べる、というわけではなく地元に根差した「うまし」を感じる事をコンセプトにしています。今回は、視察で出会ったキーパーソンにもツアーに登場いただきました。サッカーの街としても知られる藤枝で200年を越える老舗茶問屋「真茶園」の小泉さん。この方は日本に僅か15人しか認定されていない「茶師十段」という最高位を持つ方です。真茶園では、小泉さんのお話しを伺いながら、茶師の認定試験科目でもある「利き茶」を皆様で体験しました。今回は地元藤枝茶に加え、京都の宇治茶、鹿児島の知覧茶という3つのお茶を特徴を聞きながら、最後にランダムで配られたお茶をどこの産地か当てる、という形式。話を聞く前はさすがに違いは分からないだろう、、と思っていましたが、特徴を聞きながらいざ飲んでみると、味の違いにびっくり。渋み、甘み、香りなど産地や工法によって全然違う味になるということに気づかされました。

茶師十段、小泉さんの案内で利き茶体験
茶葉の色合いも淹れたお茶に反映されてきます。

翌日にはお茶飲料のテレビコマーシャルでも話題となった茶畑と富士山が織りなす絶景の地、「大淵笹葉」を訪れました。ちょうど梅雨前の晴天の日にあたり、午後でも富士山はくっきり。迫力満点の富士山と麓に広がる茶畑、静岡らしい景観を堪能しました。

これぞ「静岡」な景観が楽しめる大淵笹場

各地の「うまし」を訪ねる旅 秋には毎年好評の信州が登場です。松茸料理で知られる、その名も「松茸山荘」をはじめ、信州の秋の味覚をお楽しみください。

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