【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年11月24日

【帰着レポート】優雅なひとときを楽しむ 金沢・加賀・七尾の旅 4日間

2022年11月16日(水)~11月19日(土)添乗員:本社営業部 渋江 恭子

女性社員が企画する「私たちが作る旅」の一つ、企画者でもある渋江が添乗いたしました。金沢に滞在しつつ、バスを利用して、北の能登と南の加賀を訪ねるこれまでとは少し変わった金沢滞在の旅です。

能登・羽咋のフレンチレストラン「ラ・クロシェット」で幸福なディナー

 今回の旅のハイライトは羽咋にあるフレンチレストラン「ラ・クロシェット」での夕食。羽咋の田園地帯にぽつりと佇む小さな店はミシュランガイド北陸版で一つ星を獲得したり、ゴ・エ・ミヨーに掲載されたりと国際的な評価を得ています。6月の視察で試食をしましたが、橋田シェフが作る能登の食材を利用し、奇を衒うことのない料理は素直に美味しいと思えました。ワールドのお客様にも満足していただけることを確信し、ツアーに組み込みました。今回は11月の蟹の解禁と合わせてツアーを設定し、香箱蟹の前菜もお召し上がりいただきました。お客様は橋田シェフに「最高」、「また来たい」などと賛辞の言葉をかけられ、ホテルに向かうバスの中でも拍手が鳴り響きました。その夜は幸福な雰囲気に包まれながら、金沢のホテルに到着しました。

香箱蟹の冷前菜。芸術作品と見紛うほど美しい彩りで、目にも美味しい逸品。
3種類のアミューズ・ブーシュ。中央は豚肉のパテを豚の形のタルトで挟んだ洒落の効いた一品です。
橋田シェフお薦めの鹿肉のステーキ。ジビエ特有の臭みは一切なく、あっさりしたビーフのようだと大変好評でした。

まるで一幅の絵画のような風景 紅葉シーズンの那谷寺・奇岩遊仙境

3日目には加賀方面にご案内しました。その中でもっとも見応えがあったのが開創1300年の名刹・那谷寺(なたでら)です。日本三名山の一つ、白山を信仰の対象としており、「自然こそ神仏」という考えのもと、巨大な岩を本尊として祀っている奇岩遊仙境は圧巻の迫力。盛りを少し過ぎてはいましたが、紅葉は見頃で、グレーの岩と緑、赤、黄の彩り豊かな木々、澄んだ池が織りなす風景は雄大な日本画のようでした。また、視察のときに見学し、ぜひお客様にご紹介したいと思った特別拝観エリアの琉美園にもご案内しました。雄々しい迫力がある奇岩遊仙境とは対照的に小川の流れる庭園は優美な印象で、雰囲気の異なる庭園の鑑賞をお楽しみいただきました。

国の名勝に指定されている奇岩遊仙境。自然への畏敬の念を自ずと抱くほどの、圧倒的な迫力と美しさでした。
琉美園の池にそそり立つ三尊石。岩面が3つに裂けた姿を阿弥陀三尊に似ていることから、その名がつけられました。

国の重要文化財に指定されている大悲閣。那谷寺の見どころは庭園だけではなく、三重塔、護摩堂など多くの重要文化財を有しています。

金沢、加賀、七尾 各地の名店にもご案内しました。

お食事や観光と並びお買い物も旅の楽しみの一つ。今回は各地の「いいもの」に出会える名店もツアーに組み込みました。金沢ではひがし茶屋街の工芸ギャラリー「しつらえ」を訪問。人間国宝、文化勲章受章者などの著名な作家から、新進気鋭の若手作家による金箔工芸、九谷焼、加賀友禅などの作品を店長にご案内いただきました。七尾のメインストリート一本杉通には明治から昭和にかけて建てられた家屋に構えた老舗が軒を連ねています。今回は明治28年創業の御菓子処「花月」や創業90余年の昆布海産物「しら井」などをご紹介しました。加賀では昭和天皇にも献上された加賀棒茶を扱う丸八製茶場を訪ねました。かつてお茶の名産地であった加賀では茶の茎を焙煎した加賀棒茶が飲まれるようになりました。香り高く、くせのない味が好評で、お土産にも向いていたためか、多くのお客様がお求めになっていました。

金沢「しつらえ」に展示されている金箔工芸。
七尾の一本杉通にある昆布海産物店「しら井」。
七尾の和倉温泉街にある洋菓子店「ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ」にもご案内しました。七尾出身のパティシエ・辻口博啓氏が経営する店舗はスタイリッシュな店構えです。
加賀・丸八製茶場では使い勝手の良いティーバッグが特に人気でした。

ここでご紹介した訪問地以外にも、七尾では能登島ガラス美術館、青林寺、加賀では石川県九谷焼美術館や魯山人が逗留したいろは草庵などにちょっと珍しい場所にご案内しました。金沢に滞在しながら、石川県の知られざる魅力を知る旅となりました。

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