【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年11月09日

【帰着レポート】大台ヶ原ハイキングと黄金の曽爾高原の旅【4日間】

<10月31日発・添乗員:プランニング事業部 冨川 優>

 10月31日から11月3日までの4日間、「大台ヶ原ハイキングと黄金の曾爾高原の旅」へ出掛けてきました。旅の前半はあいにくの雨模様で、曾爾(そに)高原での美しいススキと夕日をご覧いただくことは残念ながら叶いませんでしたが、大台ヶ原を訪ねた日は青空が広がり、終日のハイキングをお楽しみいただくことができました。

一瞬の晴れ間に感動 絶景の大蛇嵓(だいじゃぐら)へ

 ツアーのハイライトのひとつ、大台ヶ原ハイキング。「一度は大台ヶ原へ来て歩いてみたかった。来るのが長年の夢だった!」というお客様もいらっしゃいました。大台ヶ原は奈良県と三重県の県境に位置し、「近畿の屋根」ともいわれる台高山系の南端、日出ヶ岳(ひでがたけ)などの峰に囲まれた標高1,400m~1,600mの台地です。すぐれた自然の景勝地、動植物の宝庫となっており、特別保護地区に指定されています。今回は大台ヶ原の麓の上北山(かみきたやま)村在住の地元ガイドとともに、東大台ヶ原を約9キロ、休憩を挟みながらゆっくりと6時間ほどかけて巡りました。

圧巻の大蛇嵓。この写真を撮ったすぐ後、辺りは霧に包まれました。

 東大台ヶ原のルートの魅力は、景観が変化に富んでいるところ。大台ヶ原の最高峰、日出ヶ岳山頂からは大峯連山や熊野灘を望むことができます。また正木峠(まさきとうげ)や正木ヶ原(まさきがはら)では、広い丘に立ち枯れの樹木や倒木が広がり、大台ヶ原を象徴する風景がご覧いただけます。そしてコース最大の絶景ポイントが「大蛇嵓(だいじゃぐら)」。高さ約800mの断崖絶壁の上にあり、大蛇の背に乗ったようなスリルと周辺の山々の素晴らしい景観が楽しめます。私たちが訪ねた時には一瞬の晴れ間が広がり紅葉を堪能できましたが、その後すぐに霧がかかってしまいました。

立ち枯れのトウヒ林が続く正木ヶ原
イザサの絨毯を敷き詰めたような道が続く牛石ヶ原(うしいしがはら)

知られざる重伝建・宇陀松山 新しい発見こそ旅の醍醐味

 2006年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された宇陀松山地区。周囲を吉野山地、竜門山地、大和高原などの山々に囲まれた辺境の地ですが、京都や奈良と伊勢をつなぐ交通の要衝だったことから、古くから発達してきました。安土桃山時代に豊臣秀長(秀吉の弟)の家臣によって、宇陀松山城の城下町が整備・拡充されました。その際、建物の間口の広さによって課される税を免除して、有力な商人を誘致したため、「間口も奥行きも広い」というこの地区ならではの町家が生まれました。江戸時代以降の様々な時代の建物が残る街並には今も生活が息づいており、ガイドさんとともに散策をお楽しみいただきました。お客様からは「このような素晴らしい町並みが残っているとは知らなかった、来てよかった」とのお声をいただきました。

酒屋の象徴である杉玉が軒先にかかる久保酒造
ガイドさんとともに重伝建の町並みを散策

写真好きなら一度は訪ねたい ナメゴ谷の紅葉

 天川村と上北山村を結ぶ国道309号線「行者環林道」に紅葉の名所「ナメゴ谷」はあります。濃い緑の針葉樹の山の尾根筋に沿って落葉樹の森が残され、天に昇る龍のような絶景が楽しめると、写真愛好家たちの間で人気となっています。尾根筋にできた落葉樹の森は、針葉樹を植林する際に残されたもので、万が一の山火事の際に延焼を防ぐ役割があります。今回、朝一番で訪問したこともあり、運よく貸し切りで絶景を楽しむことができました。

天に昇る龍のような紅葉を楽しめるナメゴ谷

 他にもツアーでは、室生寺や吉野・金峯山寺を訪問し、秋の特別拝観へご案内しました。また奈良県の全国旅行支援「いまなら。キャンペーン2022プラス」で配布された地域クーポンを利用して、各地でお土産探しを楽しまれていた姿も印象的でした。

紅葉が進む室生寺・仁王門
宇陀松山では、昼食後のフリータイムで買い物をお楽しみいただきました

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