【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年09月26日

【帰着レポート】秋を迎える奥祖谷渓谷と鳴門のリゾート(4日間)

〈2022年9月20日~23日 4日間 添乗員:東京本社営業部 笹島侑弥〉

<9/20発・添乗員:東京本社営業部 笹島 侑弥>

大歩危峡から平家の隠れ里、奥祖谷地域へ

高知空港から北上すると、やがて四国一の大河、吉野川に合流します。ここ大歩危峡で見られる、川が山脈を貫くように流れるダイナミックな地形は先行谷と呼ばれ、2億年とも言われる地球の歴史を垣間見られます。

吉野川からさらに峠を越えると奥祖谷と呼ばれる地域に入ります。途中、「平家屋敷民俗資料館」では平家やこの地域に暮らした人々の品をご覧いただきました。奥祖谷には800余年の昔に源平合戦で敗北した平家が落ち延びたという「平家の落人伝説」の地。深い谷あいに集落が点在している様子を見ると、様々な伝説が生まれることにも頷けます。

大歩危峡:台風の影響で増水していましたが、迫力ある景色をご覧いただけました
平家屋敷民俗資料館:大歩危から奥祖谷へ向かう峠にあります
二重かずら橋:敵が攻めてきてもすぐに落とせるように、シラクチカズラという植物の蔦で作られました
二重かずら橋:このようなスリリングな体験ができます

奥祖谷に連泊し、日本の原風景を探しに行きます

吉野川の支流にあたる祖谷川が作り出した「祖谷渓」は全長10km以上にもなる奥深い渓谷です。今回は拠点となる「奥祖谷温泉ホテルかずら橋」に2連泊し、渓谷の最深部に架かる「二重かずら橋」や山の斜面に張り付くように発達した重伝建の村「落合集落」、川底から200mに位置する新スポット「小便小僧」などを巡りました。

落合集落:川岸から峰付近まで、標高差300m以上に渡って集落が形成されました。対岸に整備された展望台に上るとようやく全容が見えてきます
ひの字渓谷:ひという字に見えることから名づけられました。あまりに険しく人の手が入っていないため、自然林が広がります

観光後はホテルの温泉でお寛ぎいただきます。本館から天空露天風呂は小さなケーブルカーで結ばれていて、約3分ほどの空中散歩が非日常を演出します。

ホテルかずら橋:右手が本館。ここから約3分で到着です
ホテルかずら橋:ケーブルカーを運転するのもご自身で。他ではできない経験です
ホテルかずら橋:夜には地元の川魚や野菜をふんだんに使ったおもてなしの料理をいただきました
ホテルかずら橋:ホテルがボンネットバスの運行もしているので、ガタガタと揺られて夜のかずら橋にも行きました

旅の後半は徳島県を北上し、鳴門へ向かいます

3日目からは深い山間部を抜け、徳島県を北に向かいます。吉野川中流に位置する脇町は、かつて藍染で栄え、その当時の町並みを今に残します。通りの屋敷を見てみると、高く張り出した防火壁「うだつ」が目立ち、当時の繁栄ぶりがうかがえます。

鳴門での滞在は「アオアヲナルトリゾート」。オーシャンビューの客室や徳島食材を使ったフレンチはもちろん、鳴門海峡や大塚国際美術館に近い立地も魅力の一つです。

脇町:藍染や交易で財を成した商家が立ち並ぶ様子はまさしく「うだつが上がる」です
鳴門海峡:お近くのホテル宿泊ですので、最も潮流が激しくなる時間帯を狙って訪問いたしました
アオアヲナルトリゾート:徳島産のブランドさつまいも「鳴門金時」はUFOキャッチャーで手に入れましょう
アオアヲナルトリゾート:ホテルは東側の紀淡海峡側に面していますので、運が良ければ海から昇る朝日もご覧いただけます

世界の名画が集う大塚国際美術館へ

大塚国際美術館はボンカレーで知られる大塚グループにより、創立75周年事業として1998年、創業の地である徳島県鳴門市に開館しました。世界26か国、約1,000もの西洋名画を陶板で原寸大に再現しているので見ごたえ十分。まるで世界の美術館を渡り歩いているような感覚を覚えます。原画が展示されている美術館と異なり、記念撮影をしたり、近くによって細密なタッチを見てみたりと陶板ならではの楽しみもありました。数日をかけてじっくり見学する方もいらっしゃるほどの展示ですので、また改めて訪れる必要がありそうです。

エントランス:長いエスカレーターを昇って地下3階のエントランスへ。約4kmの鑑賞ルートが始まります
『受胎告知』:様々な画家によって描かれた同じテーマの絵画もここでは一堂に会します
フェルメール『真珠の耳飾りの少女』:人気の作品もここでは間近で鑑賞
ブリューゲル『バベルの塔』:目を凝らすと塔を創る一人一人の様子も見えてきます

山あり海あり、グルメあり芸術ありと、徳島の魅力をギュッと詰め込んだ旅でした。四国の中でも決して観光客の多い場所ではありませんが、「何となく行っていないというのはもったいない」「こんな景色・観光地があるとは知らなかった」というお声もいただきました。これをお読みいただいた皆様にも、少しでも徳島の魅力が伝わっていればと願うばかりです。

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