【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート

2022年09月10日

【帰着レポート】ハイアットセントリック3連泊で寛ぐ 金沢再発見の旅 4日間

2022年9月7日~9月10日 4日間 添乗員:東京本社営業部 金子友里恵

〈9月7日発 添乗員:本社営業部 金子友里恵〉

金沢市内だけをじっくり観光する滞在型の旅

 東日本からも西日本からもアクセスの良い金沢。新鮮な海の幸や加賀料理などの食も楽しめると旅先として人気ですが、金沢を拠点に輪島・七尾・能登半島などに足を延ばす方が多く、金沢市内に連泊で滞在してじっくり観光する方は少ないようです。

 このたびは、金沢市内に3連泊でタクシーや公共交通機関を利用して、あまり知られていない金沢の魅力を再発見する旅へとご案内いたしました。金沢の観光といえば「金沢城公園」、「兼六園」、「21世紀美術館」などの観光が定番ですが、今回の旅では、定番ではない小さな美術館を丁寧に巡ったり、有名な「近江町市場」は料理研究家の方と一緒に見学して料理体験もしたり、こだわりの内容でまだ知らぬ金沢の魅力を再発見していただきました。

「ハイアットセントリック金沢」に3連泊という贅沢

エントランスの正面に飾られている松のアート。金箔に包まれたひと際目立つ作品は、農具をプレスして成型されたものだそう

      

 

   

 

 在型の旅の利点は、パッキングの手間がなく、体力面の不安も軽減されるところで、お客様からも「連泊はいいわね」とお声をよくいただきます。毎日同じホテルへ戻る分、ホテル選びは非常に重要ですが、今回ご滞在いただいた「ハイアットセントリック金沢」は、金沢駅から徒歩3分の好立地かつ伝統的なアートを散りばめたコンセプトホテル。広々とした落ち着きのある客室もお客様に大変ご好評いただきました。

広々とした客室内にもアートが散りばめられています
ベッドヘッドの壁には、マンホールに和紙を重ね型どった柄に金沢らしい金箔があしらわれています
三味線の胴部分の革張りと、金箔をたたいて伸ばす際に使用された革を再利用して作られた作品
メインロビーの一面には金箔の壁があり、午前中の自然光と夜の光では雰囲気が変わって趣があります
泉鏡花のモチーフとなっている兎も、ホテルのいたる所に見受けられます

金沢の美術館のレベルの高さに驚嘆

 「さて、観光をするぞ!」と金沢の地図をじっくり眺めると、「美術館・博物館」の多さに驚かされます。21世紀美術館が圧倒的な知名度を誇りますが、意外と知られていない大小さまざまな美術館と博物館があります。「こんなところがあったなんて、びっくり! 全然知らなかった」と驚きのお声を頂戴しました。

◆谷口吉郎・吉生記念金沢建築館

 金沢の名誉市民第一号の建築家谷口吉郎の住まいの跡地に、吉郎氏の長男で国際的に著名な建築家である谷口吉生氏の設計により建設されました。ここでは谷口吉郎氏の代表作である迎賓館赤坂離宮和風別邸の広間と客室が再現されています。

赤坂離宮の広間を再現した部屋
2階は一面ガラス張りで水辺の奥には犀川の景色が楽しめます

◆鈴木大拙館

 禅を世界に広めた金沢出身の世界的な仏教哲学者、鈴木大拙の世界に学び、その思想に出会う場所です。自らが考える「思索空間」では、心を無にしてその景色に向き合っていただきました。

鈴木大拙館のエントランス
「思考の空間」彼の世界観が表現されています

◆金沢蓄音機館

 市内でレコード店を営んできた八百市浩志氏が収集してきた蓄音器540台、SPレコード約2万枚のコレクションをもとに平成13年に開館しました。実際に30分ほど時間をかけてかつての蓄音機の生の音を聴き比べる実演をお楽しみいただきました。アナログからデジタルへと変容した時代を生きる私たちにとって、じーんと心に響く癒しの音色でした。

盤面からノスタルジックさが溢れています
こんなにも古い蓄音機から生き生きとした音が流れることに感動しました
懐かしいとのお声が続出した「ビクター」の姿

◆大樋美術館

 お茶をされている人はご存じの大樋焼は、江戸時代に初代大樋長左衛門が創始し、現在の十一代まで続いています。歴代の作品をご覧いただいた後、大樋焼の作品でお抹茶をいただける貴重な時間でした。

ギャラリーでお抹茶をいただきましたが、この建物は隈研吾さんの作品です
二代目の作品である茶器でいただいたお客様もいらっしゃいました!

金沢の食を堪能する旅に

 金沢といえば、加賀料理や海の幸など、旅人の食を唸らせる地として知られています。今回の旅も食事にはしっかりとこだわりました。老舗の名料亭「金城樓」での昼食や、ハイアットセントリック金沢内のレストランでの最後の夕食をご堪能いただきました。

◆老舗の名料亭「金城樓」での昼食

ご丁寧にお出迎えいただきました
手入れされたお庭もさすがの風格です
季節が感じられるあしらえの前菜
ホオズキの中には卵黄のみそ漬けが。
新鮮なお刺身は、ごぼう醤油の煮凝りを少しずつ崩しのせていただきます
名物の治部煮
器の余白も美しい焼き物
生姜の風味がしっかりと感じられる薄味のあんかけとお漬物

◆ハイアットセントリック金沢のレストランで最後の夕食

 最後の夜はお世話になったホテルのレストランで乾杯しました。メニューもアップグレードして、ワールドのお客様専用のメニューをご用意。ディナータイムのレストラン会場はライトアップされ、朝食の時とは雰囲気が変わります。アート作品もスポットライトを浴びて際立っていました。

加賀野菜をモチーフにしたレストランのメインアートの目の前でいただきました
トリュフがふわっと薫る鶏肉の前菜
メインのお肉料理もちょうどいい量なのがうれしい
貝柱のカルパッチョのキャビア添え
シャインマスカットのデザート

◆夕方にはホテル最上階でのカクテルタイムもお楽しみ

ホテル14階にあるルーフトップバーは、開放的な空間で金沢市内を一望できます
日が落ちると光がともりカクテルが映えました♪

近江町市場見学と加賀料理体験もご好評

 金沢の観光の定番である近江町市場。通常は市場を見学しながらお買い物をするだけですが、今回は料理研究家の谷口直子さんと一緒に見学しました。商店の方々にも顔が利き、食材を見極めるプロの案内を聞くと、どれもこれも欲しくなってしまいました!

谷口さんも実際に食材をよく購入に来るお店だそうです
ガスエビは昼食用に購入!
大人気だった昆布のお店「なんぼ」
金沢ではドジョウが日常的に食されています
色とりどりの加賀野菜はまるでアートのよう
加賀野菜がぎっしりと陳列されていました

 その後、谷口さんと一緒にお店に向かい、加賀料理体験もいたしました。旅行中の食事を自分たちで手掛けていきます。はじめのうちは控えめにされていたお客様も、いざ食材を目の前にするとご興味津々なご様子で、「こんな旅の形もあるのね。」とお楽しみいただけたようでした。

かつお節を削ったり、ガンドという魚を切ったり、卵焼きを焼いたりと楽しみました
料理研究家の谷口直子さん

 今回の旅を通してお客様より、「金沢滞在の旅」を実現してほしいとのお声をたくさん頂戴しております。皆様もじっくりと金沢市内に滞在して、新たな魅力を発見してみてください。ご興味のお客様は下記の旅もご覧ください。

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111