【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年08月31日

【帰着レポート】神仏習合の地 国東半島と臼杵の旅 4日間

2022年8月23日~8月26日 4日間 添乗員:東京本社営業部 金子友里恵

〈8月23日発 添乗員:本社営業部 金子友里恵〉

大分県の国東半島、日本の歴史遺産に強い関心を持たれた多くのお客様にご参加いただきました。中には、ずっと国東半島に憧れておられて、ようやく実現した旅だったというお客様もいらっしゃいました。

別府湾に面した国東半島の付け根に位置するホテル(3連泊)を拠点とし、北へ南へと足を延ばして歴史ある城下町や、豊後高田と臼杵の石仏群のひとつひとつをじっくりと見学しました。最後は神仏習合発祥の地である「宇佐神宮」にご参拝して旅の締めくくりいたしました。その後、せっかくなので国東半島をぐるっと一周ドライブもお楽しみいただくことができました。

階段の参道をあがるとようやくお目にかかれる「熊野摩崖仏」の大日如来像(右)と不動明王(左)
中尊の大日如来は日本の石仏の中でも最高傑作のひとつ
背中の方まで彫り込まれていて立体感があります。
2017年3月に国宝に追加された古園石仏群の「金剛力士像」。細部の表情もご覧いただけます。

今回の旅のハイライトでもある国東半島の「熊野摩崖仏」や「国宝・臼杵の石仏群」にご興味のお客様は、6月に出発した添乗員:札幌支店 小川の下記レポートもぜひご覧ください!

石仏群はもちろん問答無用で素晴らしかったのですが、この地域の城下町(日出・杵築・臼杵)を見比べながらの散策も非常に面白かったので、ご紹介いたします。海側に開けた地形が独特でどれも個性があり、現代の人々の生活感も残しながらも、かつての情景を思わせる素朴な城下町の姿が見られました。

一見の価値あり。大分の湾に面した趣ある城下町

「日出るうみの城下町」 日出(ひじ)

江戸期の慶長七年に日出藩の初代藩主・木下延俊(きのしたのぶとし)は豊臣秀吉の義理の甥にあたり、関ケ原の戦いにて東軍で活躍した功績から豊後国・日出三万石に封じられ、日出藩を開くこととなりました。その際に築城した日出城の面影が残る地区の散策を楽しみました。

別府湾の景色が一望できるスポットがあります。
城下カレイのこて絵が施された建物。

「 サンドイッチ型城下町」 杵築(きつき)

別府湾と伊予灘に臨み、高山川と八坂川に挟まれたデルタに形成された城下町です。杵築城の西に連なる南北両大地上に上級家臣の武家屋敷が区画され、間に挟まれた谷合に町人町が形成されました。城下町の要素と立体的な景観が絶妙に組み合わさり、風情ある町並みが残されています。

杵築の代名詞ともいえる「酢屋の坂」降りた先には商人の町が、反対側には「飴屋の坂」が続きます。
北台武家屋敷の「大原邸」内部はぜひご見学ください。
商人の町から「酢屋の坂」を見上げた景色。

「南蛮文化の香る城下町」 臼杵(うすき)

戦国時代、九州六ヶ国を治めたキリシタン大名である大友宗麟が四方を海に囲まれた天然の要塞であった丹生島に城を築き、これが現在の地図にある臼杵城址にあたります。それから城下町としての臼杵の時代が始まりました。宗麟時代の臼杵は、明やポルトガル商人の行き交う国際的な商業都市として栄え、その片鱗を現在も垣間見ることができます。

青空とアズレージョの青がとっても美しかったです。ポルトガルと日本の友情交流の軌跡が描かれています。
ノスタルジックな裏路地歩きも絵になります。
ちょっとした曲道の先に何があるのか..想像を掻き立ててくれます。

今回の旅のお楽しみグルメは「臼杵の夏ふぐ」

ふぐは冬の味覚の印象が強いかもしれませんが、臼杵では夏ふぐと称して食べられています。美味しさの所以は臼杵の漁場にあるといえます。実漁が解禁となるお盆過ぎに、ふぐが美味しい時期を迎えることを、臼杵の人々はよくいご存じなのでしょう。冬だと思い込んでいる人々が食べに来ないので、地元の人々が食べられていて、「逆旬」などという言葉が使われるそうです。ぜひご賞味あれ。

獲れたてのふぐの身は薄く切れないので、厚いふぐ刺しは新鮮は証拠です。
小鍋でふぐ鍋をいただきました。シメはもちろん雑炊で。

この秋、国東半島を訪ねてみたいというお客様は、下記ツアー詳細をご覧ください。大変ご好評いただきましたので、来シーズンもぜひ発表したく検討しております。また、国東半島の旅にご興味のお客様へおすすめの「仏都会津の旅」もご用意しております。合わせてご覧くださいませ。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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