【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年06月17日

【帰着レポート】初夏の高知滞在の旅 5日間

6月13日(月)~6月17日(金)添乗員・本社営業部 渋江 恭子

6月13日(月)~6月17日(金)添乗員・本社営業部 渋江 恭子

高知といえば、弊社では昨年から「仁淀ブルー探訪の旅」が大変ご好評いただき、多くのお客様にご参加いただいています。今回の旅は仁淀ブルーはもちろんのこと、2つの植物園、太平洋を望む貸切列車、隈研吾氏の建築めぐりなど多彩なテーマでお楽しみいただきました。

北川村「モネの庭」マルモッタンと牧野植物園、2つの庭を訪ねました。

2日目は高知市から東へバスで1時間半ほどの北川村にある「モネの庭」マルモッタンにご案内しました。フランス・ジヴェルニーにあるモネの庭を再現した庭園ですが、本家にはない庭もあります。それが「ボルディゲラの庭」です。モネが描いた地中海の村・ボルディゲラの絵の世界観を表現しようとしたもので、ヤシの木やオリーブの木が植栽され、石造りの小屋が置かれています。「モネの庭」はモネの世界観を大切にした「芸術の庭」。一方、牧野植物園は「学術的な庭」。高知県佐川町で生まれた牧野富太郎博士を顕彰するために設立された植物園で、現在は3000種類以上の植物を生育し、研究しています。植物園のガイドの方に牧野博士が命名した植物を中心にご説明いただき、いかに博士が植物を愛し、慈しみながら、研究活動を行っていたのかを知ることができました。

モネの絵画を再現したボルディゲラの庭
本家ジヴェルニーでは咲くことがない熱帯性の青い睡蓮。訪れた日に今年の最初の一輪が開花しました。

牧野植物園ではガイドから説明をしていただきました。
牧野博士が命名した「スエコザサ」。苦労をかけた寿衛子夫人に感謝の意を込めて、献名しました。

太平洋と山岳地帯の間を駆け抜けるごめん・なはり線貸切乗車を体験

2日目は北川村から高知市に戻る際の移動手段も一工夫。往路はバスで来た道を復路はごめん・なはり線を貸切車両に乗車して、高知市に戻りました。ごめん・なはり線は高知市に隣接する南国市にある後免駅と北川村の最寄り駅・奈半利駅を結ぶ約43kmの路線です。線路のほとんどが太平洋に臨んでおり、当日はあいにくのお天気ではありましたが、遥かに広がる海の光景を楽しみながら、ご乗車いただきました。

車両を飾るのは高知県が誇る漫画家やなせたかし氏が考案した各駅のキャラクター。
特に眺めの良い区間(穴内~夜須)はオープンデッキが開放されました。潮風に吹かれながら、太平洋の景色をご堪能されるお客様もいらっしゃいました。

隈研吾の原点を求めて、雲の上の町・梼原へ。

高知県西部にある梼原町は高いところでは標高1455mにもなり、「雲の上」とも称されます。そんな山間の小さな町に世界的に有名な建築家・隈研吾の作品が数多あります。この町にある「ゆすはら座」という木造の芝居小屋を隈氏が訪れたときに「木に囲まれた空間に圧倒される思い」がして、後の建築に影響を与えたと語っています。現地ガイドとともに隈研吾氏の作品である梼原町総合庁舎、YURIRIゆすはら(福祉施設)、雲の上の図書館、マルシェ・ユスハラを巡りました。現在はこれらの作品を求めて多くの観光客が梼原町を訪れます。「梼原あっての隈研吾、隈研吾あっての梼原」、ガイドさんの言葉が印象的でした。

隈研吾氏に啓示を与えた「ゆすはら座」内部 
マルシェ・ユスハラ 日本の伝統家屋の着想を得た茅のブロックが特徴的です。
奥にあるのは坂本龍馬が脱藩する際に無事を祈願した三嶋神社。手前は町と神社をつなぐ神幸(みゆき)橋です。
先の神幸橋をモチーフにしたのが雲の上のギャラリーにある渡り廊下。地元の建築にヒントを得ながら、設計する隈氏の姿勢が感じられます。

高知の旅というと、「自然」や「四国お遍路」がテーマになることが多いですが、今回は趣の異なる庭園、建築家が愛した緑豊かな町、鰹が美味しい港町など、高知の観光地としての懐の広さに気づく旅となりました。

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